兵庫県立視覚特別支援学校」タグアーカイブ

音楽の授業もリモートで合唱

楽譜を写真で撮りファイルで共有(椅子の上にiPad)
この椅子の並びにiPadが「座って」います

通信速度の関係で、遅延を心配していましたが、まったく大丈夫でした。
iPadにBluetoothでスピーカーをつなぎ歌声もばっちりでした。
残念なのはピアノを弾いたりトーンチャイムやハンドベルを奏でることができなかったこと。

この実現のために必要なのは、Virtualでのアーム、コピーロボット(パーマン)みたいなものかしら…
いつかそんな時代が来るのでしょうね。

中学部 美術の授業です。

彫刻刀の刃先を確認
今まではこちらタイプの写真でしたが…

さて、上の2枚の写真を見てください。2種類の写真の意味は…

そうです。版画の作品作りが始まるのです。
現在、2年生は彫刻刀を一本一本手に取り、刃の形状と名称を確認しています。生徒たちは刃の形状を触察で確認して、練習用の板に刻んでいっています。この練習が済むと、いよいよ版画製作が始まります。
出来上がる作品が楽しみです。

リモート授業も2週間目に入りました。


教員にも生徒にも「 リモート授業 」に対する変化が表れてきました。 好ましい面としては 、生徒も教員も 「慣れ」ることでスムーズに授業ができるようになったこと、そして接続不良に対するトラブル対処力の向上などが挙げられます。

授業の双方向性(文科省の言う「インタラクティブな授業」)

上写真右側の教員(椅子に座っている)が「Whiteboard」で対応しているところです。
工夫:数学の計算手順を「Whiteboard」でやりとり

教員 (もちろん生徒もですが) のリモート授業スキルも、どんどんレベルアップしています。上の写真は計算式の手順を Microsoft Teamsの機能「Whiteboard」 でインタラクティブ(双方向)にやりとりをしているところです。
生徒が書いたものがリアルタイムで教員のタブレットに表示され、教員の訂正などが生徒の手元に表されます。
「教員の授業を流し聞くだけ」では疲れも倍増します。そして集中力も持続しません。しかし、双方向での関わり合いが生まれれば、集中力が持続しやすくなり、その結果、疲れも軽減されると考えられます。

「リモート授業疲れ」の対策として

しかし、気がかりな面もあります。それは世間を賑わせた「リモート ~~ 疲れ」です。
生徒に「(リモート授業って)最初こそ、”おぉ~”ってなっただろうけど、疲れない?」と確認をすると、「疲れる」と。
当然だと思います。 大人でも疲れますので。 理由はシンプル。中学校年代の元気の有り余る生徒が、10インチ前後の画面前で、集中して座っているのですから。
そこで、生徒本人と朝の会で以下のことを確認して、授業をする教員に共通理解を図りました。
「授業中でも離籍して(画面から外れて)部屋の中を歩くなど、気分転換をして、無理のないリモート授業の参加をする」と。

まとめ

コロナ禍が引き起こした「リモート授業」ですが、ピンチをチャンスと変えて多様な学びが創出されてきています。運用方法は「子供の実態に合わせて」が第一優先事項。それに合わせて、教員もスキルアップを図っていかなければなりません。

中学部 生活単元学習・職業学習

調べ学習の発表
季節の植物の掲示

生活単元学習で4月からGWにかけて掲示物製作をしました。
製作の資料を集めるために、校内の植物をフィールドワークで観察しiPadで撮影・記録をとったり、季節の植物をiPadで調べたりしました。生徒たちは植物を調べることで、製作活動に高い集中力で取り組むことができました。
調べ学習の情報共有の際、生徒相互にiPadの機能の一つであるAirDropで検索した写真やページを共有している姿は、一人一台端末の利便性を感じる学習活動でした。また、発表者への質問があってうまく答えられなかった時に、その質問内容を調べた生徒が、AppleTVへミラーリングを使って発表者をサポートするような、主体的でインタラクティブな学習ができていました。

初めての鋸引き
Cクランプで固定
釘打ち

職業学習では材料加工として木材加工に取り組んでいます。
まず工具の利便性と危険性を実物を触りながら学びました。いずれの工具も大変便利ですが、使い方を間違えると大変危険でもあります。工具を使用することに恐怖感を持つことがなく、正しく使用できるように学んでいっています。また、材料の部材や釘などの加工時に必要なものも、管理を間違えるととても危険です。実習を通して、一つ一つ身につけていけるように取り組んでいます。
学び(座学)の後は、お待ちかねの実践です。
現在は鋸引き、釘打ち、釘抜きへと進んでいっています。

校内弁論大会 中学部内発表会に向けて

パーキンスの活用
Braille Memo の活用

5月13日(木)の発表会に向けて、 それぞれの学年、クラスで 取り組んでいます。
教室から別室へ移り、発表のための個別指導を受けたり、原稿をパーキンス(点字タイプライター)で書いたり、Braille Memo という点字電子手帳を活用して文章を推敲したりと、生徒それぞれに合わせた取り組みを行っています。

中学部1年生 社会

地理の学習で体よりも大きく凹凸のある「触る点字付き地球儀」を使用して、大陸の状態を確認している様子です。他にも、点字用の厚めの紙に凹凸で描かれた「点字地図帳」もあり、生徒はとても熱心に世界の形を把握していっています。

視覚特別支援学校では、様々な教科で触察でイメージを掴み、学習の理解に役立つ支援を行っています。

新入生歓迎会が開かれました。

4月19日(月)に中学部の新入生歓迎会がありました。
コロナ感染予防対策として、会場は会議室を使用し、十分な換気と手指の消毒を済ませて行いました。

歓迎会は生徒会長の進行で進みました。
当日までに、お楽しみ会の内容などを考えて、それぞれの調整役をすることができました。

内容は新入生、在校生、職員の自己紹介のあと、在校生によるお楽しみ会がありました。
学年部2年生からは「なぞなぞ」、学年部3年生とBC組からは「イントロクイズ」で、みんなで楽しいひと時を過ごせました。
回答は新入生も在校生も、積極的に手を上げて参加をして、心から楽しめました。

新入生はとても元気がよく、これからの学校生活がとても楽しみです。