インタラクティブな学び」タグアーカイブ

リモート授業も2週間目に入りました。


教員にも生徒にも「 リモート授業 」に対する変化が表れてきました。 好ましい面としては 、生徒も教員も 「慣れ」ることでスムーズに授業ができるようになったこと、そして接続不良に対するトラブル対処力の向上などが挙げられます。

授業の双方向性(文科省の言う「インタラクティブな授業」)

上写真右側の教員(椅子に座っている)が「Whiteboard」で対応しているところです。
工夫:数学の計算手順を「Whiteboard」でやりとり

教員 (もちろん生徒もですが) のリモート授業スキルも、どんどんレベルアップしています。上の写真は計算式の手順を Microsoft Teamsの機能「Whiteboard」 でインタラクティブ(双方向)にやりとりをしているところです。
生徒が書いたものがリアルタイムで教員のタブレットに表示され、教員の訂正などが生徒の手元に表されます。
「教員の授業を流し聞くだけ」では疲れも倍増します。そして集中力も持続しません。しかし、双方向での関わり合いが生まれれば、集中力が持続しやすくなり、その結果、疲れも軽減されると考えられます。

「リモート授業疲れ」の対策として

しかし、気がかりな面もあります。それは世間を賑わせた「リモート ~~ 疲れ」です。
生徒に「(リモート授業って)最初こそ、”おぉ~”ってなっただろうけど、疲れない?」と確認をすると、「疲れる」と。
当然だと思います。 大人でも疲れますので。 理由はシンプル。中学校年代の元気の有り余る生徒が、10インチ前後の画面前で、集中して座っているのですから。
そこで、生徒本人と朝の会で以下のことを確認して、授業をする教員に共通理解を図りました。
「授業中でも離籍して(画面から外れて)部屋の中を歩くなど、気分転換をして、無理のないリモート授業の参加をする」と。

まとめ

コロナ禍が引き起こした「リモート授業」ですが、ピンチをチャンスと変えて多様な学びが創出されてきています。運用方法は「子供の実態に合わせて」が第一優先事項。それに合わせて、教員もスキルアップを図っていかなければなりません。

中学部 生活単元学習・職業学習

調べ学習の発表
季節の植物の掲示

生活単元学習で4月からGWにかけて掲示物製作をしました。
製作の資料を集めるために、校内の植物をフィールドワークで観察しiPadで撮影・記録をとったり、季節の植物をiPadで調べたりしました。生徒たちは植物を調べることで、製作活動に高い集中力で取り組むことができました。
調べ学習の情報共有の際、生徒相互にiPadの機能の一つであるAirDropで検索した写真やページを共有している姿は、一人一台端末の利便性を感じる学習活動でした。また、発表者への質問があってうまく答えられなかった時に、その質問内容を調べた生徒が、AppleTVへミラーリングを使って発表者をサポートするような、主体的でインタラクティブな学習ができていました。

初めての鋸引き
Cクランプで固定
釘打ち

職業学習では材料加工として木材加工に取り組んでいます。
まず工具の利便性と危険性を実物を触りながら学びました。いずれの工具も大変便利ですが、使い方を間違えると大変危険でもあります。工具を使用することに恐怖感を持つことがなく、正しく使用できるように学んでいっています。また、材料の部材や釘などの加工時に必要なものも、管理を間違えるととても危険です。実習を通して、一つ一つ身につけていけるように取り組んでいます。
学び(座学)の後は、お待ちかねの実践です。
現在は鋸引き、釘打ち、釘抜きへと進んでいっています。