中学部の日常授業 家庭科 数学 英語 作業(生物育成)


家庭科
実技教科・家庭科の座学です。教員は「拡大教科書」「パーキンス(点字タイプライター)」「点字盤」を利用する3つの異なるノートテイクのポイントを押さえながら、丁寧に指導していきます。生徒たちも相互に声を掛け合いながら、点字の「正しい書き方」を確認しながらノートを作っていきます。


数学
中学3年生で初めて習う因数分解を頑張って解いているところです。点字教科書を読み、パーキンス(点字タイプライター)で答えを書いていきます。


英語その1
英語です。点字にはひらがな(日本語)の他にアルファベット、数字、記号など様々な表現を6つの点(さいころの「6の目」の形)で表します。教員は小テストを点字と墨字の2種類の方法を生徒の「見え方」に応じて用意します。まさにUD(ユニバーサルデザイン)の観点からの授業づくりです。


英語その2
同じく英語です。Numberの勉強です。先生からの出題の後、生徒相互に問題を出し合いました。画面は小さいですが、先生からの出題は、なんと兵庫県警の電話番号でした。生徒たちは意外な答えに驚きながらも楽しんで学習ができていました。


作業_生物育成
最後は生物育成(植物)です。育成の悪かったジャガイモを苦渋の決断で取り除きました。なぜなら、夏野菜を植えるスペースの確保のためです。GW前に10日の週まで待って判断しようと考えていました。
取り除いた後、土づくりのため、天地返し(土を掘り起こして上の層と下の層を入れ替えること)をした際、土壌の違いを触察で確認しているところです。農業は化学です。体験を通して生徒たちは学びを深めています。
今日は、写真を撮り忘れましたが、手押し式の耕運機も使用しました。手に伝わるエンジンの振動に生徒たちは大興奮でした。