恐るべし、雨水貯留浸透施設!!

昨日まとまった雨が降りました。本校のグランドは雨水貯留浸透施設に指定され、雨がたまるようになっています。

IMG_2719
完全にはグランドが水没していませんが水が浮いている状況です。台風などの時は池のようになるそうです。     7月1日10:30頃

近年多発するゲリラ豪雨や台風による浸水被害を防止するために、兵庫県では「総合治水条例」を制定し、雨水を一時的に貯留浸透させる施設を作っています。本校のグランドもこの施設になっています。

そこで、雨が貯まっているのだから、体育の授業やクラブは1日2日できないのかなと思っていました。それがなんのなんの。。。。。

DSC00438

15:30頃にはもう授業で使っていました。貯留施設にしたときにグランドを掘り返して暗渠を入れて排水をよくしているそうです。これくらい水引の早い学校は未だかつて見たことはありません。恐るべし!!

 

 

 

ノーマライゼーションとちょっとした話題

今日は楽しみにしていたノーマライゼーション(ノーマ)の日。なぜ楽しみだったかというと、今日授業をしてくれる先生は特別支援の初任の先生の初ノーマの授業だったからです。先週は初任の中山先生だったのですが、出張のため見ることができず。今日は初任の木田先生の授業です。先週からの続きで、発達障害の 自閉症についてです。

DSC00432 DSC00433 DSC00434

アップルのジョブズ、マイクロソフトのビルゲイツ、エジソン、トムクルーズなどの身近な例をあげ、生徒に語りかけるように授業を進めていく。なかなか初任とは思えないくらい堂々と授業をしていました。最初はなかなか視線が生徒の方を向かないのですが、しっかりと生徒の方を向いていました。これからが楽しみです。

ちょっとした話題を何件か・・・・

(1)ゴミ箱設置

DSC00415

何気ないことなのですが、よくこの藤棚のところで生徒が集まって食事をしたり、話をしたりしています。結構ゴミが散乱していたのですが、誰かがゴミ箱を2つ設置してくれました。その日以来ゴミがなくなったのです。ほんのちょっとした気づきでよくなるものです。生徒たちもゴミ箱があればきちんと捨ててくれています(当たり前なのですが)ちょっとずつですが、学校が変わってきてるな。。と実感しています。

(2)自習ブース設置

DSC00430

ベンチ飯。。。とか、ベンチで勉強している生徒が多かったので、思い切って5人ずつ座れるブースを設置しました。まだ照明がついてないので薄暗いですが、昨日くらいから、お弁当を食べたり、話をしたり、先生を呼び込んで勉強したりと活用してくれています。特に、どう使いなさいなんていてないのですが、自分たちで使い方を考えて使ってくれています。

(3)あいさつ運動(特別支援)

DSC00417

県農の定時制に勤務しているときから、出張や緊急の用がないときは正門や昇降口に立って「あいさつ」を続けています。もちろん阪神昆陽に赴任してから特別支援学校の昇降口の前であいさつをすることにしています。最初はみんなあいさつを返してくれるのがぎごちなかったのですが、最近では生徒の方からあいさつをしてくれるようになってきました。大きな変化です。今週は生徒会の生徒が一緒に立ってあいさつをしてくれています。とっても頼もしい助っ人です。高校の方でも立とうと思い何度かいってみたのですが、何せ単位制の学校のこと、登校時間がばらばらで、立つのが難しいことがわかりました。何とかならないのかな

(4)障害者スポーツ大会の兵庫県代表選手として選ばれました

特別支援の堀井君(長距離)と益田君(短距離)が兵庫県の代表として出場することが決まりました。10月の国体に続いて、全国障害者スポーツ大会の陸上競技 10月24日から和歌山県紀三井寺公園陸上競技場で行われます。一生懸命練習をしていますので、応援お願いします。

2015紀の国わかやま大会 image

(5)飛行機

DSC00422

朝校門に立っているとちょうど空港のラッシュ時か、3分間隔くらいで飛行機が頭上を通過していきます。小さい頃からの飛行機マニアで、小学校の時の夢は「パイロット」だったくらいですから、今はボーイング737が飛んでいったなっていう密かな楽しみもあります。やっぱり大きな飛行機777や767は上昇のスピードが遅いので、頭上ではすっごく大きく見え、小さな737やA320なんかはすぐに消えていきます。結構音も静かになったとはいえ、まだまだうるさいです。授業に支障がないと言えば嘘になります。あっ、本校の校舎の屋上には飛行機の無線標識があります。空港が近いといろんなことがあります。マニアにとってはうれしいですけど。。

兵庫県定時制通信制総合体育大会結果

総体で好成績をあげ、全国大会に駒を進めました

ソフトテニス 南、仲川ペア  2位  全国出場

剣道 男子個人 中西  県の団体のチームとして全国出場          女子個人 中嶋 優勝 全国大会出場                   女子団体 中嶋 杉江が県の団体チームとして全国出場

陸上競技 山口  女子砲丸投、女子円盤投 2種目優勝                    優秀選手賞獲得    全国大会出場               溝部  女子100m優勝  全国大会出場                 安東  男子200m3位  全国大会出場

8月中旬に関東地方を中心に行われる全国定時制通信制大会に出場します。みなさん是非応援ください。

KIMG0069 IMG_3267

 

兵庫県定通総体で活躍!!

中間報告

男子バスケットボール

1回戦 阪神昆陽46-22AIE国際

準決勝 阪神昆陽62-29神戸工業

決 勝 阪神昆陽27-31西宮香風    惜しくも決勝で敗れ2位となりました

DSC00294 DSC00296

 

バドミントン女子 (上田芽依)

個人(3セットマッチ)2回戦から登場

2回戦 阪神昆陽(上田)2-0琴の浦

3回戦 阪神昆陽(上田)2-0阪神昆陽(四村)

準々決勝 阪神昆陽(上田)2-1長田商業

準決勝 阪神昆陽(上田)0-2県農(定)

3位決定戦 阪神昆陽2-0琴の浦  3位となり兵庫県の団体戦の一員として全国大会に出場することになりました

卓球

男子団体 準優勝  女子団体 準優勝

男子個人  岡島 4位 浅見 5位 小島 7位

女子個人 西島 3位 大串 5位

結果 男子個人 岡田 女子個人 西島 全国大会に出場することになりました。

 

職場体験週間(特別支援)

昨日より特別支援学校の生徒(2,3年生)は職場体験実習に各企業にお世話になっています。1年生は校内実習ということで、朝礼、ラジオ体操に続いて、3つの班に分かれて、実習を行いました。一つは薬(軟膏などを入れる容器)のふたを締め、箱詰めする作業、二つ目は型紙を切って封筒を作る作業、三つ目はスポンジ?(ゴム)のようなものを切り離し、バリをとる作業です。最初は細かい作業に慣れていないので、なかなかうまくいきませんでしたが、時間が経つとうまくできるようになり、作業もスピードアップしていきました。来年は、企業に出向いて職場体験。今週まだまだ続きますが、がんばれ!!

校長 尾原周治

DSC00305 DSC00300 DSC00318 DSC00322 DSC00332 DSC00330 DSC00341 DSC00362 DSC00367

あっぱれ!!阪神昆陽!!

6日7日両日に阪神・丹有地区の春季総合体育大会が行われました。練習時間の少ない中、時間をやりくりして練習に励んだ成果を発揮してくれました。本校の特別支援の生徒たちもバドミントン、陸上競技に出場してがんばっているところを見せてくれました。高体連の試合ですが、本校の特別支援の生徒たちも参加させてもらいました。他の学校の高校生も特別支援学校の生徒という意識もなく打ち解けて試合をしていたのが印象的です。これが共生社会のあるべき姿なんでしょうね。

卓球男子 団体優勝 個人 優勝 岡田君 3位浅見君、原君

卓球女子 団体優勝 個人 優勝 井出さん 3位 西島さん

柔道 団体優勝 個人有段の部 優勝東君 2位 定塚君

剣道男子 団体優勝 個人 優勝 中西君 3位 濱崎君

剣道女子 団体優勝 個人優勝 中嶋さん 3位 杉江さん

バスケットボール男子 2位 バスケットボール女子 3位

バレーボール男子 2位 バレーボール女子 優勝

バドミントン男子 団体 2位、3位 個人3位 沖永君

バドミントン女子 団体優勝 特別支援 3位 個人 優勝上田さん

サッカー 優勝

IMG_3605 IMG_3903 IMG_3884 IMG_3766

校長 尾原周治

県立高校の初任者研修が特別支援学校で行われました

一昨日に引き続いて今回は高校の初任の先生方28名が本校(特別支援学校)に初任者研修で訪れました。最初に話をさせていただき、「困った子は困っている子」と「生徒指導に特別支援教育の視点を」という話をさせてもらいました。これは今年私が受けた研修で特別支援教育課長の小松原課長に教えてもらったことです。すっと自分の中に入り込んだので、話の中に織り込ませてもらいました。私自身ももっと若いときにこのことを聞いていたらもっと違う視点で生徒指導をしていたかもわかりません。

この後本校の大西副校長から特別支援教育についての話があり、コーディネーターの千歳先生から「特別支援教育の視点に立った授業づくりと生徒支援」という講義がありました。

DSC00254
大西副校長の講義
DSC00257
千歳先生の講義風景

DSC00259

大西副校長の講義は特別支援教育全般の話から発達障害の詳しい話があり、すごく理解しやすい話でした。また千歳先生の講義は、今すぐにでも学校に帰って実践できることばかりで、生徒を見る目が少し変わったかもわかりません。

昼食はほとんどの先生が本校の食堂を利用してくれました。(木曜日はノーマの日でなぜか利用者が少ないので助かりました)

昼食後は施設見学と研究協議。

DSC00248 DSC00269 DSC00274

本日行われているノーマ(高校で行われているノーマライゼーション)の授業も見学してもらいました。

最後は研究協議です。

DSC00287 DSC00285 DSC00284 DSC00282

DSC00281

先生方の本日の振り返りの一部を紹介します。

・特別支援学校で行われている支援は普通科でも取り入れられることがあると思う。
・日頃から生徒をよく観察して支援が必要なのか、単にサボっているかを見極める必要がある。
・通常学級でも特別支援学校の取り組みは使える。
・丁寧な教え方が大切、視覚に訴える。
・自分の学校の生徒と照らし合わせて考えると思い当たる節が多くあった。これからは特別支援教育の視点で見ようと思う。
・困った子は困っている子という考えへの意識の転換

もっともっとあったのですが、後日感想をいただいてから掲載したいと思います。初任の先生方の経験の一部になれば今日の研修が意義あるものになったと思います。

校長 尾原周治

今日のノーマ(ノーマライゼーション)は点字だ!

木曜日恒例のノーマライゼーションの授業。先週の視覚障害の理解に続いて点字の学習。1時間は点字のことについての講義。2時間目は実際に点字を作る実習です。今までわからなかった点字の構造について講義を聴いたらよくわかりました。点字を打つのは右側から。。裏からそれで突起ができるので、裏向ければ左からの表示。仮名と数字の区別は数符というものを挟むということで区別を。訓練すれば読めるようになるかもわかりません。

DSC00226
外部から講師を招いて点字の勉強
DSC00239
点字の道具を使って真剣に打っています
DSC00234
点字を打つ道具。初めて見ました。勉強になります。

校長 尾原周治

特別支援学校の初任の先生方が、阪神昆陽高校に研修にきました。(初任者研修)

6月2日(火) 県立特別支援学校の初任の先生方22名が高等学校に研修にきました。概要説明、授業見学、施設見学(高校・特支)、研究協議と盛りだくさんの内容で真剣な表情で研修を受けておられました。

DSC00204

DSC00207

DSC00210

初任の先生方の記録を見せてもらいました。

お互いが刺激しながら日々の授業や行事ができていることはとてもすばらしいことだと思う。
「○○していてえらい」とほめることで生徒の自己肯定感を高めることができ、信頼関係が生まれること。私の場合だったらすぐに「○○できていない」と注意してしまうところだったと思う。

授業の中で交流し、高「一緒にすると楽しい雰囲気になった」特「話しかけてくれてとても嬉しい」などの感想が生まれている。

今までは同じ場所で一緒に勉強するということがどういうことなのかイメージしにくかったげど、実際に経験した生徒たちの感想を知ることができてとても勉強になりました。

一緒に過ごすこと、一緒の場所にいるのが社会にとって当たり前なので、それを身をもって体験、経験できることはよいことだと思います。生徒それぞれは目標は違うけど、ともに励まし合いながら学習することで自身のモチベーションの向上や、将来についてまたいろんなことの視野が広がる場が増えていけばこれからの教育にとってよいことだと感じました。

校舎見学の際、教頭先生が「環境が荒れると心が荒れる」とおっしゃった。特別支援学校の生徒が授業で清掃をしていると聞いたが「軽度」の知的障害があっても、自己有用感があればここまで活き活きと輝くのかと思った。

阪神昆陽高校では多様な生徒の進路を開拓、保障している。また交流および共同学習では生徒がやる気を持って授業にのぞみ、内容を理解するためのわかりやすい工夫が施されており、勉強になった。

同じ敷地内にあるからこそできることはあると思うが、他の学校(特別支援学校)でも工夫次第ではこの学校に近いことはできるのではと思った。日常的に交流したり、ごく自然にとまでは他の学校では厳しいと思う。ここまでの交流および共同学習ができ、これからさらに取り組みをしていこうとできるのはやはり同じ敷地内にあるという距離の近さは大きいと思った。
ただこの学校の場合特別支援学校の生徒も比較的軽度であるからこそできるのだと思う。参考にできることは多いと思うがやはりそれぞれの学校に合わせた交流および共同学習を考えなければならないのだと思う。

DSC00213 DSC00214 DSC00215 DSC00216

今日来られた先生方の経験に少しでもプラスになればと思います。

*********話 題************

グランド側にAEDを取り付けました。土日など学校が休みの日に部活動や少年サッカーなどがいつも活動しているので気になっていました。事務室のご尽力でAEDがつきました。

これでひと安心。。でも使う機会がないことを祈ります。^ ^

DSC00200

校長 尾原周治

 

オープンスクール 大好評でした。

特別支援学校のオープンスクールが終わりました。先週の木曜日を除く4日間行われ、390人の生徒、保護者の方々が学校に来てくださいました。本校生(特支)の生徒が誘導・案内・受付をしてくれました。DSC00146DSC00142

本校 の概要から始まり、施設見学、授業見学、職業訓練の見学などをしてもらいました。 参加された方々は大変喜んで帰っていかれました。

生徒が、主体的に生活を営むことができる力を身に付け、社会の要請に応じ た職業教育を主とした本格的な就業体験の機会を積極的に設け、生徒の社会的・職業的自立に必要な能力や態度を育てるキャリア教育に取り組む学校をめざして います。

DSC00137DSC00134

また、本校(高校)と(特別支援)両校は、それぞれの学校に通う生徒が同じ教室や施設等において共に学ぶ学習に取り組むなど、共に助け合って生き ていくことを実践的に学ぶ機会を設定することにより、触れ合いを通じた豊かな人間性を育むとともに、社会におけるノーマライゼーションの理念を進展するた めの礎となる学校をめざしています。今回来られた方々はそれを体験してもらいました。これからも何度かオープンスクールや説明会があるので何度も足を運ん でもらって進路を決めて欲しいと思います。

DSC00156 DSC00159

校長   尾原周治

Hanshinkoya_hs_blog