平成27年度後期入学式が10月1日10:00より、育友会長、武庫東中学校長先生はじめ、中学校の先生方、隣の池尻小学校の校長先生をお迎えして、行われました。
今年度は1部9名 2部3名 3部4名の合計16名です。今の気持ちを大切にして、阪神昆陽の歴史を作っていって欲しいと思います。
これで全校生は1部 228名(男117 女111)
2部 221名(男105 女116) 3部 298名(男192 女106) 合計 747名(男414 女333)になりました。
式辞
猛暑が続いた今年の夏も終わり、一年で一番過ごしやすい季節となりました。そのような佳き日に、阪神昆陽高等学校育友会長、佐藤真佐美様をはじめ、ご来賓、並びに、保護者の皆様のご臨席のもと、平成二十七年度後期入学式を挙行できますことを、心より厚くお礼申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。これから皆さんと一緒に、本校の歴史を創っていけることを、とても楽しみにしています。また、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
さて、この阪神昆陽高校は、平成二十四年四月に開校したばかりの、県内で最も新しい県立高校で、生徒の興味・関心や、多様な学習ニーズに応じて、主体的に学ぶことができる、多部制単位制高校です。
本校の大きな特色は、同じ敷地に同時開校した阪神昆陽特別支援学校の存在です。この学校は、生徒の社会的・職業的自立を支援するための、職業教育に重点を置く、高等部の特別支援学校です。
両校は、同じ敷地にあるというメリットを生かして、新しい教育に取り組んでいます。具体的には、音楽や美術、情報、体育などの授業を、両校生徒が一緒に学んだり、体育祭や文化祭などの学校行事を、合同で実施しています。これを「交流及び共同学習」といい、きわめて先進的な取り組みとして、全国的にも注目を集めています。
このように、阪神昆陽高校は、他の高校には見られない。大きな特色を有した、すばらしい学校であり、皆さんは誇りと自信を持って、学んでほしいと思います。
さて、入学に際して、三つのことを皆さんにお願いしたいと思います。
一つ目は、社会で必要なルールを身につけるということです。「挨拶をする、美化や整頓に努める、約束や時間を守る」など、生き方の基本ともいうべきマナーやルールを、常に日常生活の中で実践してください。
現代社会は、様々な課題に満ちています。この厳しい社会を生き抜いていくためには、まず自分自身が努力して、人間としての力を高めなければなりません。高校時代という貴重な時期に、この大切な社会生活を送るためのルールを身につけて欲しいと思います。
二つ目は、目標をもつということです。
目標を持つことによって、どう行動すればよいかが、より明確になって、日々の行動にメリハリをつけてくれます。 また、具体的な目標を持つことが、ただちに行動につながります。目標を持つことで、行動力が生まれる。目標を持つことで、達成の喜びを味わうことが出来る。目標を持つことで、未達成のときはきちんと反省して、次の行動につなげることが出来る。目標を作って、一生懸命努力すれば必ず目標に手が届きます。
三つ目は、「阪神昆陽高校と阪神昆陽特別支援学校はひとつ」ということです。両校一体を象徴するものとして、校章、校歌、校訓や標準服などを、同一にしています。校長も別々でなく、一人が兼ねています。
両校の先生方は、高校の生徒も、特別支援学校の生徒も、分け隔てなく接してくれます。どうか皆さんも、「阪神昆陽はひとつ」という意識を持ち、学校生活を送ってほしいと思います。
最後になりましたが、ご来賓・保護者の皆様から、本校にいただいております、ご厚情とご支援に対しまして、厚くお礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご協力、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
平成二十七年十月一日 兵庫県立阪神昆陽高等学校長 尾原周治