本日は10:30から特別支援学校の合格発表を行いました。定員48名に対し、88名の受験者で、とても狭き門になりました。
月別アーカイブ: 2016年2月
27年度後期卒業式(高校)が行われました
2月27日(土)10:00より後期卒業式が行われました。たくさんの来賓、保護者の方々、をお迎えし厳粛な式でした。
1,2,3部合わせて151名の卒業です。送辞は生徒会長の松本さん、答辞は68歳で入学し4年間ほとんど休むことなく優秀な成績をあげた尾崎さん夫婦でした。答辞を受けていましたが思わずこみ上げるものがあり、壇上で涙してしまいました。卒業生にこれからの活躍を期待しています。
式 辞
校庭の木々にも、早春の息吹が感じられる 今日の佳き日、ご来賓並びに保護者の皆様のご臨席をたまわり、平成二十七年度後期卒業証書授与式を挙行できますことを、心より、 厚くお礼申し上げます。
ただいま、 卒業証書を授与いたしました 百五十一名の卒業生の皆さん、卒業おめでとう。
高校三年間、また四年間は人の一生涯においても単なる時間の経過ではありません。 とりわけ皆さんの 阪神昆陽高校で過ごした高校生活は「同じ敷地にある特別支援学校との触れ合いを通じ、豊かな人間性を育むとともに、社会におけるノーマライゼーションの理念を進展するための礎となる学校」ということで、全国的にも例がない実践を 君たちは行い、自らの心と体を鍛え、かけがえのない青春の時を紡いできました。また、学業と仕事を両立させながら頑張った人、68歳で入学し、4年間ほとんど休むことなく勉学に励み 優秀な成績をあげ、周りの模範となった人、学校内外におけるスポーツなどで 優秀な成績を修めた人、生徒会活動を通して学校を盛り上げてくれた人、数え上げたらきりがありません。私たち教職員一同は、皆さんたちの高校生活における努力と研鑽に敬意を表するとともに、この卒業の感激を胸に、皆さんのさらなる飛躍を期待しています。
皆さんたちの輝かしい門出に際し、私の好きな「たんぽぽは落ちたところで花開く」という言葉を、はなむけの言葉にしたいと思います。
「たんぽぽは落ちたところで花開く」この言葉通り、タンポポの種は落ちる場所を選んでいるわけではありません。 しかしながら、風に運ばれて落ちたその場所でしっかりと根を張って、時期がくれば黄色の美しい花を咲かす、皆さんも同じで「今、自分のいる場所が自分を活かす場所」なのです。
自分のいるところで、自分なりの種をまき、芽が出てきたら水をやり、大切に育てていく。そこにどんな花が咲くか、それはまさに皆さんがどう生きてきたかの証でもあります。
生きるということは、一日一日の積み重ねです。 「一日一生」という言葉もあります。 今日一日を頑張ろうという気持ちが大切です。 今日一日を誠実に生きなさいということなのです。 そして自分の置かれたところで一生懸命頑張り、美しい花を咲かせてください。
どうか 阪神昆陽高等学校の卒業生としての自信と誇りを胸に、二十一世紀をたくましく生きてほしいと 願っています。皆さんの輝かしい前途に、幸多かれと祈念してやみません。
最後になりましたが、ご来賓ならびに 保護者の皆様から、本校に寄せられましたご厚情とご支援に対しまして、厚くお礼申し上げます。そして、今後とも変わらぬご協力、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
平成二十八年二月二十七日
兵庫県立阪神昆陽高等学校長 尾原 周治
卒業パーティ(特支)
本日は行事盛りだくさんです。
除幕式のあと引き続いて特別支援学校の卒業パーティが行われました。3年間の調理実習の成果として、様々な料理でもてなしてくれました。3年生の保護者の方もたくさんおみえになられました。
メニューは 炊き込みご飯 和風 洋風 パスタ2種類 唐揚げ、ナムル 餃子 ハンバーグ ポテトサラダ プリン パン
どれも非常においしくて、おなかいっぱいになってしまいました。
パーティは1.校長挨拶 2.学年主任挨拶 3.生徒製作「思い出のビデオ」 4.合唱 5.PTAよりのプレゼント 6.副校長挨拶 7.生徒代表挨拶 手作りのとっても心のこもったパーティでした。司会の坂之上君向井君 お疲れ様でした。
卒業記念品贈呈式・・除幕式
卒業生を送る会(特支)
今日は2時間目に卒業生を送る会が催されました。(特別支援学校)1年生全員による合唱、2年生全員による合唱、で卒業生を送り、最後に3年生全員での合唱で応えていました。その後卒業生から在校生に手作りの校歌の2番の歌詞が書かれた板が贈られました。人文字人文字をアクリル発泡材でカッターと彫刻刀で彫り、色を塗って板に取り付けたものです。1番の歌詞は1期生が贈ってくれ、現在は特支の玄関に飾られています。そして今回のものをその横に飾ります。3番は現在の2年生に託しました。次は在校生から卒業生に記念品が贈られ、卒業式に卒業生の胸を飾るコサージュでした。生徒会主導の企画でしたが、雰囲気良く終えることができました。卒業まであと少し。明日は卒業パーティです。楽しみです。 校長 尾原周治
池尻小学校寺子屋教室in西野センター
2月20日(土)は、今年度最後の池尻小学校寺子屋教室での出前実験講座です。今回は西野センターでの開催です。小学生は22名出席でしたが、本校の教員6名に加え、11A森本君、11B下村君、11B所君、13A植田君、14A宇戸さん、32B黒澤さんの6名の生徒も、アシスタントして参加してくれました。このため、小学生2名に1人が指導に当たるという超豪華な出前実験教室となりました。
最初に、西野センターの入り口でホバークラフトの試乗を行いました。今回は小学生の人数が少ないので、一人1回は乗ることができました。
次に、ホロスペックスや分光シートで、いろいろな色が赤、青、緑のひ仮でつくることを確かめました。そして、羽毛を使って、透視メガネを作りました。透視メガネを通して手を見ると、まるでレントゲンのように骨が透けて(?)見えました。これは、シャープペンシルの芯に電流を流して、白熱電球の原理を勉強しているところです。 最後に、ネオジム磁石と乾電池、銅線で超簡単なモーターを作りました。今日はアシスタントがたくさんいたので、皆銅線を回すことに成功しました。
本年度は、池尻小学校の寺子屋教室だけでなく、伊丹市総合教育センターでのガリレオくらぶ、エジソンくらぶでの出前実験教室を行いました。生徒諸君も毎回アシスタントとして参加してくれました。ありがとうございました。来年度も引き続き、いろいろなところで出前実験教室を行う予定です。乞うご期待!!
Ⅰ期入試 合格発表!!
沖縄県3校から視察団来校!!
池尻小学校寺子屋教室in池尻文化センター
2月6日(土)、池尻文化センターでの池尻小学校寺子屋教室に行ってきました。11月には出前実験で、ちりめんモンスターとバランストンボをやりましたが、今回は光と電気の実験です。
今回も14A宇戸さん、13A植田君、11A森本君の3名もアシスタントとして参加してくれました。
まず最初に、ホバークラフトの試乗を行いました。このホバークラフトは、廃品の掃除機を使った手作りです。子供たちは、かわるがわるホバークラフトに乗って楽しんでいました。
次は光の実験です。ホロスペックスや分光シートで手を見て、骨が見えると、皆んな大はしゃぎ。LEDの色々な色が赤青緑からなっていることも確かめました。ちょっと難しかったですが、理論も勉強しました。
シャープペンシルの芯に電流を流して、電球の原理を学ぶとともに、ほロスペックスで、シャープペンシルの光を見て楽しみました。
最後に、単3の乾電池とネオジム磁石、そして銅線だけで、超簡単なモーターづくりに挑戦です。最初に銅線を曲げて、やじろべいをつくるところまでは簡単だったのですが、それを乾電池に乗せて、回るようにするのが一苦労。でも、多くの子供たちは自力で銅線を回すことに成功しました。
寺子屋教室での出前実験も、2月20日の西野センターでおしまいです。生徒達も最後まで頑張ります。
平成27年度ノーマライゼーション発表大会
今日は1年間のノーマライゼーション発表大会の日でした。本校の特色である学校設定科目「ノーマライゼーション」と「対人援助」、「地域社会への支援」と特別支援学校の修学旅行の発表がありました。本校の千歳教諭が本日用にビデオ編集をしたものを鑑賞してから、発表会に移りました。
開会の言葉 生徒会副会長
ここからが発表会の本番です。本校の特別支援教育の専門家、大西繁樹副校長の講演です。開校準備室から本校を導いてくださり、その思いを生徒たちにぶつけてくださいました。そして、阪神昆陽が進むべき方向を指ししめてくださいました。
最後に企業の宣伝ではないですが、明治安田生命のCMを流してくださいました。このCMはダウン症の子供のことを取り上げた作品です。校長室に戻って捜しました。2003年に放映されたもので、何度見ても泣けてきます。ぜひみなさんご覧ください。
http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/cm/dear/2003/index.html
そのあと1部、2部、3部、2年次の対人援助、地域社会への支援、特別支援の修学旅行へと続きました。
本日司会を務めてくれたのが、本校放送部です。場数を踏むごとにとっても上手になっています。
締めくくりは井上教頭の挨拶でした。
本日は県下各地から先生方、また学校評議員の方々、保護者の皆様が多数お越しになられ、鑑賞してくださいました。本当にありがとうございました。鑑賞態度も会を重ねるごとに良くなっています。これからもご支援、ご協力いただけますようよろしくお願いします。
校長 尾原周治