シェイクアウト訓練実施!!

シ ェイクアウト訓練は阪神・淡路大震災から20年余りが経過し、神戸市民の4割以上が神戸市で震災を経験しておらず、震災の記憶の風化、防災意識の低下が危惧されています。また、南海トラフ巨大地震をはじめとした災害への備えを進める必要があるため、神戸市が始めました。全市民に地震発生時の安全行動を確認してもらい防災意識の向上を図るため、より多くの市民が気軽に参加することのできるシェイクアウト訓練を実施し、この流れを県立高校に広げ、本校(高校、特支)も参加しました。

最初は「地震発生」の放送が流れたら、机の下に隠れるなど、身を守りました。

IMG_4726 - コピー IMG_4727 - コピー IMG_4728 - コピー続いてグランドに避難です。

IMG_4530特別支援のほうはすぐに点呼ができましたが、高校は単位制ですので、なかなか点呼に時間がかかりましたが、登校生徒は全員確認することができました。

点呼の後、災害に対する「追悼の言葉」を放送部の生徒が朗読してくれました。IMG_4531

阪神大震災 追悼文

おはようございます

兵庫県では1月17日をひょうご安全の日と制定しています。今年も朝から様々な行事が行われる予定になっています。まだ皆さんの生まれていなかった1995年1月17日 午前5時46分 淡路の北、明石海峡を震源とするマグニチュード7.3の地震が起きました。直接の犠牲で6434人の方がなくなられました。この伊丹、尼崎市内でも多数の方が犠牲になりました。当時は明け方でしたので、被害の程度はわからず、夜が明けてだんだん被害の大きさがわかってきました。ライフラインと言われる、電気、水道、ガスはすべて使えなくなり、今何が起こっているかの把握もできない状態で、車のラジオやテレビで映し出される光景に驚きと恐怖を感じ、「まさか神戸で大地震が・・・」と思いで、何をすべきかもわからなかったのを覚えています。

その阪神・淡路大震災からはや丸20年が経過しました。今日もまだ、被災者の苦しみと悲しみは続いています。また、2万人近い犠牲者を出した東日本大震災から5年近くを迎えようとしています。東日本大震災の被災地では何万人もの人々が今なお不自由、不便な避難生活を送っています。東京電力福島第一発電所の原子力発電所事故はいまだに課題を解決できずにいます。

また、この1年、世界の各地で自然災害が猛威を振るっています。私たちの周りでも台風による豪雨・堤防決壊、突風被害が起こり、「これまで経験したことのないような大雨」という特別警報が発表されるほどの大雨に見舞われました。

一方、近い将来に首都直下や東海・東南海・南海、兵庫県では山崎断層付近の大地震の発生が危惧され、巨大災害が繰り返し発生する現実の中で暮らしていることを強く感じています

2016年1月17日

私たちは、阪神・淡路大震災、東日本大震災をはじめとした自然災害やまた人為災害によるすべての犠牲者を慰霊し、大きな災害を経験して得た教訓を生かしてこの次なる災害に備える防災と減災の輪を広げ、いつ降りかかるかわからない天災に対し、起きたときにどうするか、起きた後のことを考え、常に備えておく必要を感じています。

皆さんはこのつらい出来事を同じように体験することはできません。でも想像することによって共感することができます。悲しい過去を変えることはできませんが安心して暮らせる未来を作ることができます

1.17このひょうご安全の日を防災について考える機会にしてください。

この追悼の言葉のあと1分間の黙祷をして締めくくりました。

DSC06519 DSC06522校長 尾原周治

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