高校ではすでに29日から授業が始まっていますが、特別支援学校でも夏季休業が終了し、授業がはじまります。今日は全校集会がありました
私の話は、夏休み前の宿題「一秒の言葉」を考えてきたのを提出してくださいということと、今年の夏の話題オリンピックについて触れました。
連日、オリンピックでの熱戦が報道されていましたが、数々の感動のドラマがありました。私は陸上競技をやっていたので、世界最速のボルトのようなエースがいないのにも関わらず、銀メダルとなった4×100リレーが印象に残っていますが、いくつも感動のシーンがありました。その中でも特に「霊長類最強」と言われ、誰もが金メダルを疑わなかったレスリングの吉田沙保里選手が銀メダルに終わって、表彰台で泣きじゃくる姿に、私は感動したことを覚えています。そのとき彼女は敗戦後に次のようなことを言ったそうです。
「一人では強くなれない。こうやって仲間がいて、後輩がいて、ここまで私も切磋琢磨しながら強くなれた。後輩が金メダルを取ってくれて私も幸せです。」
「レスリングの女王」として孤独に戦ってきたように見える吉田選手の後ろには、彼女に憧れ、その背中を追い続けた、たくさんのライバルと仲間がいたということです。その全員を高みへと引き上げたのも、間違いなく吉田選手だと思います。そんな彼女の姿から学べることはたくさんあります。
「一人では強くなれない」のです。一緒に戦う仲間の存在を大切にし、お互い「プラスに刺激し合う」関係が築ける、そんな阪神昆陽の生徒、そして学年、クラスにしてください。
そのあと、表彰伝達、
生徒指導部長の話、阪神昆陽祭の話があり、最後に校歌で締めくくりました。