新学期が始まりました

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4月8日に阪神昆陽高等学校と阪神昆陽特別支援学校の共同の入学式が行われました。

入学生の宣誓では高校の生徒、特別支援の生徒が交互に宣誓書を読み、息ぴったりのところを見せてくれました。私たちも初めての試みとして、校長と副校長二人で宣誓を受け取ることにしました。

これから両校の共同の生活が始まります。

3月に卒業した生徒の答辞の一部を紹介します。

このように、私はこの学校で、たくさんのことを学んできました。その中でも、特に、印象に残っていることは、特別支援学校との関わりです。特別支援学校との、共同の学びの中で、一緒に授業を受けて、特別支援学校の生徒たちとも話すきっかけとなり、授業中にお互いの作品を見せ合ったり、掃除を一緒にしたりして仲良くなり、特別支援学校の友達もできるようになりました。そこから、食堂で一緒にご飯を食べたりして、何気ないことをたくさん話しているうちに、趣味の話などの、共通の話題を持てるようになりました。このような経験から、障害のある人に対する理解が深まり、私が進路を考えるにあたって、元々、少し興味があった「特別支援教育」を、本気で考えてみようと思える大きな要素ともなりました。そして、教員免許を取るために、4年制大学の教育学部を受験し、合格できたのです。二年生から友達の誘いで始めたボランティアや、特別支援学校との共同の学びなどでの人とのかかわりが、私をこの進路へと導いてくれました。私がこの道を選択できたのは、この学校のおかげです。この学校での人との出会い、学びが私を成長させてくれたので、この仕事に就きたいと考えることができたのだと思っています。

このように本校は先進的な取り組みをしている学校であり、これからも多くの生徒がこのようなことを思うように、取り組みを進めていきたいと思います。                 校長 尾原周治

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