快晴(ほんとに雲一つない)天候に恵まれ、第6回の体育祭が行われました。一生懸命に頑張っている姿が印象的でした。
多彩な競技です。熱中症が心配でしたが、不調者を出すことなく競技が進んで行きました。
先生たちもリレーや宅配便リレーに参加して盛り上げてくれました。
特支が2部の4連覇を阻んでくれました。
写真を撮影してくれた高校の生徒、特支の生徒、先生方に感謝!!
校長 尾原周治
4月11日13:00より体育館にて両校合同の入学式をおこないました。
新入生宣誓では両校の生徒が一緒に宣誓し、副校長と一緒に宣誓を受け取りました。
式 辞
武庫川の桜も満開を過ぎ、この春爛漫の佳き日に、阪神昆陽高等学校PTA会長様、阪神昆陽特別支援学校PTA会長様をはじめ、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、平成二十九年度入学式を挙行できますことを、心より厚くお礼申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。これから皆さんと一緒に、阪神昆陽の歴史を創っていけることを、とても楽しみにしております。また、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。
さて、この阪神昆陽高等学校は、生徒の興味・関心や、多様な学習ニーズに応じて、主体的に学ぶことができる、多部制単位制高校です。また、阪神昆陽特別支援学校は、生徒の社会的・職業的自立を支援するための、職業教育に重点を置く、高等部の特別支援学校です。
開校して以来、両校は一体となって交流及び共同学習に取り組んでいます。具体的には、音楽や美術、情報、体育などの授業を、両校生徒が一緒に学んだり、体育祭や文化祭などの学校行事を、合同で実施しています。これは、きわめて先進的な取り組みであると、兵庫県のみならず、全国的にも注目を集めています。このように、阪神昆陽両校は、大きな特色を有した、すばらしい学校であり、皆さんは誇りと自信を持って、入学してほしいと思います。
さて、入学に際して、皆さんにお願いしたいことがあります。
一つ目は皆さんに早く「夢や目標」を持って欲しいということです。「夢や目標」を持つことで、今、自分の何をやらなくてはいけないかが見えてきます。また、生活に張りが出てきます。物事に対して積極的になることができます。そして、その「夢や目標」を実現させるために周りの人や先生と話をしてください。そうすることによって必ず実現します。阪神昆陽の職員は皆さんの夢や目標を実現させるために最大限応援していきます。
二つ目は、校訓「日常実践」についてです。「日常実践」という校訓には、「挨拶する、美化や整頓に努める、約束や時間を守るなど、生き方の基本ともいうべきマナーやルールを、日常生活の中で常に実践していくことで、人間的な成長を目指す」という意味を込めています。
現代社会は、様々な課題に満ちています。この厳しい社会を生き抜いていくためには、まず自分自身が努力して、人間としての力を高めなければなりません。ではどうすればよいか。それはひたすら実践していくことです。高校時代・高等部時代という貴重な時期に、自ら目標を定め、「日常実践」に取り組むことで、人間的な成長を実現してほしいと思います。
三つ目は、「阪神昆陽高等学校と阪神昆陽特別支援学校はひとつ」ということです。両校一体を象徴するものとして、校章、校歌、校訓や標準服などを同じにしています。校長も別々でなく、一人が兼ねることになり、特別支援学校には副校長が置かれています。そして両校の生徒が授業や学校行事、部活動などを一緒に取り組むことで、共に助け合って生きていくことを実践的に学び、思いやりを持って接していく中で、お互いの絆を深めていってください。
両校の職員は、皆さんを分け隔てなく、接してくれます。どうか皆さんも、「阪神昆陽はひとつ」という意識を持ち、学校生活を送ってほしいと思います。
最後になりましたが、ご来賓・保護者の皆様から本校にいただいておりますご厚情とご支援に対しまして、厚くお礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご協力、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
平成二十九年四月十一日
兵庫県立阪神昆陽高等学校長兼
兵庫県立阪神昆陽特別支援学校長
尾原周治
高校の卒業式に引き続き、3月3日(金)の10時より卒業式が行われました。保護者の皆さまをはじめ、企業や教育委員会、中学校など沢山の方々にお越しいただき、本当にありがとうございました。卒業証書の授与では、壇上の大型スクリーンに卒業証書を受け取る充実感いっぱいの生徒の顔が映し出されました。生徒たちはみんな、楽しかったことだけでなく、しんどかったこともたくさんあったと思いますが、それを乗り越えることができた自信に満ちあふれていました。答辞では、卒業生代表がこれから社会人として仕事を頑張っていこうという強い決意を示してくれました。卒業後の人生は山あり谷あり、順風満帆な時ばかりではありませんが、今日の日を忘れずに、精一杯自分らしく生きていってほしいと思っています。そして、たまには学校に顔を見せてください。卒業生に幸多かれと願っています。
副校長式辞
窓から差し込む日差しが日に日に明るくなり、桃の花もほころぶ頃となりました。この春の佳き日に兵庫県立阪神昆陽特別支援学校第三回卒業証書授与式を本校PTA会長様をはじめ、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、このように盛大に挙行できますことを深く感謝申し上げます。高いところからではございますが、心よりお礼申し上げます。
さて、ただいま卒業証書を手にした四十八名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんは本校での学びをすべて終え、めでたく卒業の日を迎えました。この三年間は皆さんにとってどんな時間でしたか。楽しかったこと、うれしかったことだけでなく、苦しかったこともたくさんあったと思います。
三期生は素直で頑張り屋さんが多い学年でしたね。昨年、五月の半ばから皆さんと副校長面談をしました。今年の目標を聞いたところ、返ってきた言葉は「実習を頑張ります」「敬語で話せるようにします」「挨拶を頑張ります」「きれいな字が書けるように練習します」「大きな声で話せるようになりたいです」など。どれも前向きな内容ばかりでした。そして、それぞれの目標に向かって学校生活をしっかりと過ごし、皆、力をつけることができたと思います。私は自信をもって皆さんを社会に送り出します。
これから旅立っていく皆さんに三つのことを伝えておきます。まず一つ目。社会に出たら周りの人々から「あなたがいてくれてよかった」と思ってもらえるような存在になってください。そのためにはまず、毎日笑顔を忘れずに、常に感謝の心を持ちながら自分の役割を果たしてください。
二つ目。誰かを支えることができる人になってください。これまでは人から支えてもらうことが多かったと思います。これからは皆さんが誰かを支える人になってください。人を支えるということは、その人の気持ちを理解することから始まります。
三つ目。いつでも夢を持っていてください。これからどんな人生を送るか、それは皆さん次第です。無限の可能性が皆さんの未来に広がっています。夢をかなえるために必要なことは勉強です。学校を卒業してからもずっと学び続けてください。そして、自分の夢をかたちにしてください。
今日は、皆さんにとっては新たな出発の日です。これまでは友だちと皆で頑張ってきたけれど、明日からは一人一人別の道を歩き始めることになります。楽しいことばかりではないかもしれません。つらいことやしんどいことがたくさんあると思います。そんな時は阪神昆陽特別支援学校のことを思い出してください。友だちや先生方の顔を思い浮かべてください。そうすればきっと力がわいてきて、また前へ進むことができると思います。
最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。三年間、本校の教育活動に格別のご支援をいただき、本当にありがとうございました。教職員一同全力を尽くしてまいりましたが至らない点もたくさん多々あったと存じます。温かく見守ってくださったことに厚く感謝申し上げます。またこれからも、末永く本校の応援団として、ご指導ご鞭撻をいただきますようお願いをいたしまして、式辞とさせていただきます。
平成二十九年三月三日
兵庫県立阪神昆陽特別支援学校 副校長 梶 美由紀