【34回生】出張講義「フィールドワークの基本を学ぶ-あるく、みる、きく、よむ」(2012.3.6.)


さる3月6日(火)に、京都文教大学文化人類学科教授の森正美先生にお越しいただき、「フィールドワークの基本を学ぶ-あるく、みる、きく、よむ」というタイトルで、講義を行っていただきました。

森 正美 先生のプロフィールにつきましては、京都文教大学の下記のページをご覧ください。

http://www.kbu.ac.jp/kbu/kyoinshokai/masters/10_mori/index.html

今回の講義は、3年で実施する「課題研究」を見据えて、自分で情報を取りに行くことの大切さを生徒諸君に理解してもらうことを目的として実施しました。

3時間目は生徒集会室で、森先生から文化人類学のフィールドワークの基本について講義をしていただきました。一枚の写真をもとにして、ただ漫然と見つめているだけではわからないけれど、そこに様々な情報があふれていることや、目の前のものを、そのものの名前を使わないで表現することの難しさなどを学びました。

4時間目は体育館に場所を移し、グループに分かれてワークショップを実施しました。TA(ティーチングアシスタント)でお越しいただいた京都文教大学の学生さんにインタビューを実施しました。インタビューを通じて得た情報を共有し、今度はそのインタビューを聞いていない他の生徒にその人を紹介する「他己紹介」のプログラムを実施しました。

2時間のプログラムは、たいへん興味深く、あっという間に過ぎてしまいました。貴重な学びの時間をいただくことができ、森先生ならびに京都文教大学のみなさんには心から感謝しております。本当にありがとうございました。

(文責:担当教員)

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森先生より「みる」ことと「きく」ことについて講義を受けました。

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2年生の生徒諸君は、たいへん熱心に講義を受けていました。

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一枚の写真を様々な角度からズームインすることで、いくつもの情報が隠されていることに気づきます。

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宇治の事例を用いながら、「みる」力をきたえることの大切さを教えていただきました。

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4時間はワークショップを実施しました。体育館のフロアに座って、TA(ティーチング・アシスタント)の京都文教大学の学生さんを囲みます。

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「目の前にいる、この人は一体どういう人で、どんな過去を持っている人なのか。」自分たちで質問を考えて、インタビューを実施します。

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質問の答えを受けて、インタビューをした人のことを紹介する、紹介の仕方を考えます。

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一班ずつ、個性的な発表を実施していきます。みんな、同じことを聞いているはずなのに、それぞれ発表する内容が変わります。自分が関心をもっていることが、発表内容に反映されるみたいですね。

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たいへん充実した2時間の講義でした。フィールドワークの面白さや魅力を味わうことができました。次年度は、3年間の総まとめである「課題研究」があります。今日の森先生の講義を踏まえて、ぜひ生徒諸君にはフィールドへ飛び出して、自分の目と耳で情報を得てほしいと思っています。

(文責:2年次担当教員)

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