第44回兵庫県高等学校独唱独奏コンクール声楽部門「銀賞」受賞!


第44回兵庫県高等学校独唱独奏コンクール声楽部門(2022年8月25日@姫路パスソナスホール)で3年次Mさんが銀賞を受賞しました!

授業で学んだ「納涼」(曲:滝 廉太郎)、オペラ「フィガロの結婚」より『Voi che sapete che cosa è amor』(曲:W.A.モーツァルト)の2曲をコンクールで独唱したMさんにソルフェージュ授業についてインタビューをしました。

1)ソルフェージュの選択理由
 小さいころからピアノを習っていて楽譜が読め、また、歌を歌ったりすることが好きで、より深く音楽を教わりたいと思ったからです。

2)学びの内容で楽しいこと
 色々な歌を歌えることが楽しいと思います。昔からある日本歌曲やイタリア語、ドイツ語、英語の歌、また、コールユーブンゲンやコンコーネなどを階名で歌うことも難しいですが同時に楽しいとも思います。特に、初めて楽譜を読むとき、どんな歌い方をすると感情が乗った上手な歌に聴こえるのか考えますが、そういったことが自分の能力向上につながると思いますし、何より面白いです。

3)授業の学びで自分の中に起きた変化
 高2になってはじめてコールユーブンゲンやコンコーネに触れました。それまでは音程やリズムをそこまで意識して歌っていませんでした。コールユーブンゲンの中には16分音符や3連符など歌い分けづらいようなものもあり、正確に歌うことを初めて先生に指摘されました。どれだけ楽譜に忠実に歌うことが大事かということが、私にとって新たな気づきとなりました。

4)第44回兵庫県独唱独奏コンクールへの出場準備と本番、結果について
 出場にあたり、私がとても信頼をしている先生方に指導をしていただきました。自分ではなかなか気付くことができない部分を指摘してもらいながら、よりよい歌となるよう練習に励んだつもりです。
私はまさか賞を頂けるとは思っていなかったので、自分の名前が読み上げられたときにはかなり驚きました。期待をしていなかったのでそこまでプレッシャーを感じずに、のびのびと歌えました。それが良かったのかもしれません。結果には私はとても満足をしています。ただ、賞をいただいた後、もう少し上を目指せたのかなと少し後悔もしています。高校3年生なので、最初で最後のコンクールでしたが、とても良い経験になりました。

(文責:音楽担当者)

運動部のためのスポーツ栄養講演会・発表会


本校は今年度、食育実践校に指定されています。

そこで、7月15日(金)と8月23日(火)の二日間、運動部の代表生徒を対象に、スポーツ栄養の講演会とスポーツ栄養を取り入れたおにぎりレシピの発表会を実施し、講師として武庫川女子大学 食物栄養科学部 北村真理 先生をお招きしました。

7月15日(金)は、

〇スポーツと食の関係

〇栄養サポートが必要な理由

についてお話していただきました。特に、中学・高校時代は成長分と消費エネルギー分を摂取しなければいけないため、多くのエネルギー摂取が必要であること。そのためには、エネルギー源となる糖質を間食で効果的に取り入れる必要があることわかりやすく説明していただきました。

そこで、北村先生の講演を参考に、スポーツ栄養に特化したおにぎりレシピを部活動ごとに考えることにしました。

8月23日(火)は、各部活動が考えたおにぎりレシピを、パワーポイントを用いて発表し、北村先生に講評をしていただきました。

各部ともインターネットや本を参考に、様々なおにぎりレシピを考えることができました。インターネットでレシピを調べるだけではなく、用いた材料の栄養価を調べることで、各部のおにぎりの特徴をしっかり発表することができました。

生徒感想

  • 様々な部活動のおにぎりレシピが聞けてとても良かったです。練習の合間に食べられるように簡単ですぐに作れるおにぎりが多かったです。ちょっとした工夫が食べやすくしたり栄養をとれたりするので参考にしてみようと思いました。
  • 部活動別で必要となるエネルギー量が違う事にすごくびっくりしました。自分の部活動や体に合わせて栄養バランスや食事量など、気をつけていきたいと思いました。発表会に向けて、同じ部活のメンバーと試行錯誤してレシピを考えることができました。

9月23日(祝・金)の学校説明会では、代表生徒が今回の取り組みについて発表を行う予定です。興味がある方は、ぜひご参加ください。

(文責:食育担当教員)

今高インタビューVol.9 音楽の授業について

専門的な授業の内容や特徴を教えてください。

「自分の好きな曲を自分で演奏してみたい。」

【ポピュラーピアノ表現】の講座では、リズムとコードで楽しく演奏できることを目指しています。

音楽の三大要素①メロディー、②コード(ハーモニー)、③リズムを体系的に学ぶことで鍵盤楽器を楽しく習得できる講座です。現代、多くの音楽はリズムとコード進行によって構成され、コード進行―すなわち、ハーモニーの流れはいくつかのルールの定石をベースにつくられています。

ギターを気軽に演奏するように、コードを覚えてレパートリーを広げることはもちろん、コード進行を学び歌うことは、クラシック音楽にも演奏表現を深めていくことでしょう。

授業での生徒の様子を教えてください。

一人一台のピアノを使用、個人持ちのヘッドフォン(全員購入)を使用します。集団指導と個人指導で、個々のレベルに沿った指導を受けます。

授業では、テキスト音源をミュージックデータよるリアルな伴奏や自動伴奏で聴きながら効果の高い演奏表現への取り組み技術を学んでいます。時にはボーカルも加えたアンサンブルの楽しさを学びます。

これから科目選択が始まる生徒や中学生へ向けたメッセージをお願いします。

『リズム』と『コード』は音楽の要素の中で、メロディーと同様に切っても切れない大切なものです。世界のポピュラー名曲を演奏しながら、この二つを同時に学ぶとともに、電子楽器ならではの特徴を生かしたアンサンブル演奏を体験することで、とても楽しく効果的な練習が授業で進められています。【ポピュラーピアノ表現】の講座を通して、演奏表現の幅を広げましょう。2022文化祭の音楽選択生徒のステージ発表ポスターを参考に見てください。

(文責:芸術科(音楽))

今高インタビューVol.8 書道の授業について

専門的な授業の内容や特徴を教えてください。

2年次の「書道Ⅱ」、3年次の「硬筆書道」や「書の表現」、「創作の書」など、書道の授業が充実しています。古典の臨書(古人の作品の真似をして、その技法を学ぶこと)をして表現方法を学び、生徒自身の感性に従って個性的な作品を作ります。作った作品は総合学科発表会で展示をします。

授業での生徒の様子を教えてください。

普段は和気あいあいとした雰囲気ですが、いざ筆を執ると集中し、自己表現の道を歩みます。清書が終わると「もっとこうしたかった」「ここをもっと工夫できた」と後悔が残ることも多いですが、その気持ちが次の作品へと繋がるでしょう。

これから科目選択が始まる生徒や中学生へ向けたメッセージをお願いします。

初心者でも大歓迎です。お習字、書写が苦手だった生徒も、高校で書道に没頭することも多くあります。もちろん、書道が好き、書道の勉強ができる大学への進学を考えている場合は是非、本校の書道の授業を選択してみてください。

(文責:芸術科(書道))

今高インタビューVol.6 理科の授業について

専門的な授業の内容や特徴を教えてください。

1年次では化学基礎を全員履修しますが、2年次では物理基礎・生物基礎・地学基礎から2つ選択して履修します。また2、3年次では、進路に応じてより専門的な科目である「化学」「物理」「生物」を選択することができます。その他にも、実験を中心とした授業である「科学と人間生活」や、演習中心の授業もあります。

授業での生徒の様子を教えてください。

授業では、グループワークなども多々あり、真剣に取り組む姿を見ることができます。また実験では、1人1台顕微鏡を用いて実験に取り組める環境があります。

これから科目選択が始まる生徒や中学生へ向けたメッセージをお願いします。

理科が苦手な人が年々増加傾向にありますが、理科に関する事象は私たちにとって身近な内容ばかりです。科学的に「知らないこと」が多いため、「不思議な現象」になっているのです。

高校生活において科学的な知識や知見を広げ、身の回りの「不思議」な現象を、「当たり前」な現象にしていきましょう!

(文責:理科)