学校再開10日目、分散登校も今日が最終日です。皆さん、調子はどうですか?
いよいよ、来週から学校が通常に戻ります。当たり前のことですがクラスのみんなと教室で会うことができます。いや、今まで当たり前だと思っていたけれど、実は当たり前ではないことがたくさんあったのだと身にしみて感じています。
ところで、臨時休校がなかったら、全員が登校する日は1年に何日あったと思いますか?数えてみると意外と少なく、1、2年次生は195日、3年次生は165日でした。
高校の3年間は皆さんにとって小、中、高12年間の学校生活の最後の時間です。学校に通う日々は限りなく続くように思いがちですが、それは違います。すべての人に学校生活の終わりの日がやってきます。
その貴重な時間を皆さんから奪った新型コロナウイルスは本当に憎いです。でも、憎い憎いと言っていても何も変わりません。気持ちを切り替えて、クラスのみんなと笑い合える、先生に叱ってもらえる「限りある日々」を大切に過ごすことの方が大切です。 こんなことでもなければ1年間をなんとなく過ごしていたかもしれません。でも、今、「高校生活には限りがある。1日1日を大切にしよう」と思うことができたなら、臨時休校も意味のあるものになるはずです。
(校長 梶 美由紀)
文部科学省が6月12日(金)10:00~11:30に標記フォーラムを開催します。
フォーラム終了後も「YouTube」文部科学省動画チャンネルから引き続き視聴できるとのことです。
詳しくは別添資料をご覧ください。
(文責:学校長)
※この文章と同じ内容のプリントをこちらよりダウンロードできます。
新型コロナウイルス感染症については、県内では5月17日以降、近隣府県でもほぼ新たな感染者が発生していないということを受け、県教育委員会から6月8日付けで「6月15日以降の学校運営について」の通知がありました。
ついては、本通知に従い、県立西宮今津高等学校として下記のとおり対応しますので、御理解、御協力をお願いいたします。
今後、新たな指針等が出された場合は改めてお知らせします。
記
1 通知概要
(1)教育活動
① 6月15日(月)から通常活動とする。
② 授業については、各教室で可能な限りの間隔をとる、マスクを着用する、換気を行う、必要に応じてフェイスシールドを着用するなどの新型コロナウイルス感染拡大予防対策を行ったうえで、通常どおり実施する。
(2) 部活動
① 6月21日(日)までは、平日3日、土日1日、1日2時間を上限とする。練習試合、合同練習は、学区内の学校とする。
② 6月22日(月)以降は、「いきいき運動部活動」「文化部活動の在り方に関する方針」に沿った通常活動とする。練習試合、合同練習は、県内の学校とする。
2 予定変更
(1)1学期
終業式 7月31日(金)
(通知表は夏季休業中の個人面談時に手渡します)
期末考査 7月20日(月)~28日(火)
試験後 7月29日(水)、30日(木)午前中授業
(2)2学期 始業式 8月26日(水)
3 その他
(1) 個人差はありますが、臨時休業による不安から心に負担を感じている生徒もいると思われます。ご家庭でお気づきのことがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。キャンパスカウンセラーによる教育相談も実施しています。
(2) 登校前の検温は継続をお願いします。感染が疑われる症状がある場合は学校にご連絡の上、自宅待機をお願いします。
(3) 校内での手洗い、熱中症に気をつけながらのマスク着用についても継続をお願いします。
(4) (2)(3)等の感染予防対策を生活習慣化するため、生徒1人1人が自己管理できるよう指導をします。
(5) 熱中症予防のため、飲料(水・お茶)は授業中も補給可としますので持参させてください。
(6) 食堂の営業を再開します。ただし、席数を通常の1/2とし、向き合わないように配置します。
(文責:学校長)
学校再開7日目、皆さん、調子はどうですか?
今年度、スクールガイドがリニューアルされました。(本校のホームページ→学校紹介→中学生のみなさんへ→スクールガイド(紹介パンフレット))
本校のスクールガイドは1つ前も、もう一つ前のバージョンも表紙にこう書いてあります。
「あなたの『好き』を『力』に変える」
実は、皆さんが総合学科で学ぶ目的の一つは「自分は何が好きな人間なのかを確認する」ことなのです。
入学後すぐ、「産業社会と人間」で取り組む2分間スピーチでは、これまでの自分を振り返り、将来の自分を思い描きます。その後、いろいろな職業やその職業に就いている人に出会います。社会を知ります。目の前のことに疑問を持ち、調べ、考え、自分の思いを人に伝えます。そうするうちに自分の「好き」なものがはっきりしてきます。将来、自分はどんな風に生きていきたいかが少しずつ見えてきます。
ところが、この臨時休業期間中、家にずっとこもっていて、知らず知らずのうちに、自分の「好き」を忘れかけてしまった人もいるのではないですか? ようやく、通常の学校生活が戻りつつあります。その中で、少しずつ思い出してください。これから長い人生、困難なことはまだまだ起ります。でも、だからこそ、自分の「好き」を「力」に変えて夢を実現して欲しいと思います。
(校長 梶 美由紀)
学校再開5日目、皆さん、調子はどうですか?
兵庫県では新規感染者数ゼロの日が19日間続いているとのこと、ほっとします。
でも、先日、「巨人軍の坂本選手と大城選手が陽性」というニュースが流れた時は、一瞬、日本中が「ドキッ」としたように感じました。
皆さんの中には「自分も感染したらどうしよう」「熱が出ただけでも、学校を休んだら変に思われるんじゃないか」と不安を抱いている人がいるのではありませんか?
文部科学省の「学校の新しい生活様式」にはこんなことが書かれています。「本感染症については、いまだ不明な点が多く、有効性が確認された特異的なワクチンは存在しません。〈中略〉私たちは、長期間、この新たな感染症とともに社会で生きていかなければなりません。〈中略〉感染症対策を徹底しつつも、感染リスクはゼロにすることはできないという事実を前提として、感染者が確認された場合には迅速かつ的確に対処する〈中略〉ことが重要です」。
たとえ、検温・手洗い・マスク着用をし、三密を避けていても、感染する可能性は誰にでもあるのです。だから、もし感染したとしてもしかたがない、責めることはできないということを理解する。同時に体調が悪くなった人のしんどさを理解する。そうすることが皆でできれば、結果として皆が安心して学校生活を送ることができるはずです。
(校長 梶 美由紀)