【校長室より】分散登校10日目
学校再開10日目、分散登校も今日が最終日です。皆さん、調子はどうですか?
いよいよ、来週から学校が通常に戻ります。当たり前のことですがクラスのみんなと教室で会うことができます。いや、今まで当たり前だと思っていたけれど、実は当たり前ではないことがたくさんあったのだと身にしみて感じています。
ところで、臨時休校がなかったら、全員が登校する日は1年に何日あったと思いますか?数えてみると意外と少なく、1、2年次生は195日、3年次生は165日でした。
高校の3年間は皆さんにとって小、中、高12年間の学校生活の最後の時間です。学校に通う日々は限りなく続くように思いがちですが、それは違います。すべての人に学校生活の終わりの日がやってきます。
その貴重な時間を皆さんから奪った新型コロナウイルスは本当に憎いです。でも、憎い憎いと言っていても何も変わりません。気持ちを切り替えて、クラスのみんなと笑い合える、先生に叱ってもらえる「限りある日々」を大切に過ごすことの方が大切です。 こんなことでもなければ1年間をなんとなく過ごしていたかもしれません。でも、今、「高校生活には限りがある。1日1日を大切にしよう」と思うことができたなら、臨時休校も意味のあるものになるはずです。
(校長 梶 美由紀)