1学期の終業式が行われました
7月20日(水)、1学期の終業式が行われました。
今回は放送での集会です。(しーがるくん、リハ中)
ALTの離任式
ALTの先生の英語の挨拶に、生徒が日本で通訳をしてくれています。
離任式後、終業式が行われました。
「校長先生の挨拶」
終業式にあたり、在校生の皆さんに少しお話をします。
始業式の時に皆さんに校長先生からお願いしたことがあります。覚えていますか?勉強する。授業を大切する、部活動、学校行事に精一杯取り組む、あいさつをしっかりすること。 そして最後は、「周囲の人の気持ちを考える」、「行為とその結果を考える」ようということをお願いしました。また、「七走一座(しちそういちざ)」「一日一止(いちにちいっし)」という禅の言葉を紹介しました。(一日に一回は自分を振り返りましょう)
この一学期は皆さんに取ってどんな時間を過ごしましたか?
この期間、新型コロナ感染症も少しおさまり、保護者の皆さんも参加した文化祭が開催されたことが私には楽しい記憶として残っています。勉強や部活、文化祭を含めた学校行事など皆さんが記憶に残っていることは何ですか、頑張ったこと、すこし努力が足りなかったことなど、よく思い返して今後の生活に生かしてほしいと思います。
いよいよ明日から夏休みです。長期期間授業がなく、普段時間がなくてできないことができる期間です。部活や各個人の趣味など皆さんそれぞれにやりたいことが決まっていると思います。そこで、一つお話を紹介したいと思います。昔、塚原ト伝という剣豪がいました。そこに、弟子にして欲しいと若者が訪れました。塚原ト伝は若者と剣を交え、弟子になることを承諾しました。若者は「先生、入門を許されうえは、一生懸命修行します。そうすれば何年で免許皆伝となしますか」と聞きました。「君はなかなかの腕前である。5年ぐらいで免許皆伝となるだろう」と答えました。すると若者は、「それでは寝食を忘れて修行に取り組みます。それだと免許皆伝に何年かかりますか」「十年かかるな。若者は「死にもの狂いで修行します。それだと免許皆伝に何年かかりますか」「死にもの狂いでやれば一生かかっても免許皆伝はできないぞ」と言われました。皆さんこの会話の意味がわかりますか。一生懸命やったのに成功しなかった。普通はこれが正しい文章です。しかし、一生懸命やったので成功しなかった。これが正しい文章になることもあるのです。塚原ト伝は、「続けることがなにより大事であり、無理をすればつづけることができないということ。それぞれの人の「良い加減で続けることの大切さを」」説いているのです。(良い加減 = 好い加減)この話から、人は「緊張と緩和」が必要です。頑張るときと、身体を休めるときが重要だということを覚えていてください。
特に、今年の夏は猛暑が予想されています。また、新型コロナウイルス感染症も第7波がきており、陽性者が急激に増加傾向にあります。感染予防のマスクによる熱中症も危惧されています。皆さんの慎重な行動を期待しています。
そして、最後に、一番大事ことは、9月1日の2学期始業式に全員そろって元気に登校することです。夏休みは生活圏が広がった高校生にとって危険が一杯です。知らず知らずのうちに犯罪行為や危険行為の仲間に入ってしまうことや、先ほどもお伝えした熱中症、ゲリラ豪雨などの自然災害、交通ルールを守らないための自転車による交通事故は皆さんが被害者にもなり、加害者にもなる可能性があります。皆さん、この夏休みは、自分を、そして自分の命を大切にしてください。
何か変わったことや、心配なことがあれば皆さんを見守っている、保護者の方や学校に相談してください。9月1日の2学期の始業式に全員そろって元気に登校してくれることを願って挨拶といたします。
終業式が終わった後は、部活動の表彰披露がありました。総体などがあり、多くの部活動の生徒が表彰されました。おめでとうございます。
新生徒会役員執行部の生徒の紹介があり、その後、生徒指導部長の講話がありました。
まだまだ暑い日が続きます、新型コロナウイルスの感染者も全国的に増えてきています。自分の体調管理をしっかりし、有意義な夏休みを過ごしましょう。夏休みの宿題もお忘れなく。
9月に生徒のみなさんに会えることをしーがるくんも楽しみにしています。
(文責:情報担当者)