【校長室より】新年度臨時休業23日目


西宮今津高校生の皆さん、こんにちは。新年度、臨時休業23日目、元気ですか?

規則正しい生活できていますか?

昨日、39県で緊急事態宣言が解除されました。4月半ばには700人を超えていた全国の1日の新規感染者数がここ数日は100人を下回っています。本当に嬉しいことです。

世界的には外出禁止令が発令され、その違反者には禁錮や罰金を科している国も少なくないと聞きます。ところが、日本では緊急事態宣言の中、政府や都道府県の自粛要請に人々が応え、ここまで状況を改善させてきました。それぞれが苦しい立場であっても、我慢強く、協力をした結果です。

日本に住むアメリカ人弁護士ケント・ギルバート氏はその著書「私が日本に住み続ける15の理由」(発行:白秋社)に次のように述べています。「2005年に私の祖国アメリカを襲った超大型ハリケーン『カトリーナ』―この被災時には、多くの店舗が略奪に遭いました。しかし、(東日本大震災時の)東北では略奪はほぼ皆無。苦境に立たされたときはじっと耐える、みんなで協力して一つになって対応する、それが日本人なのです」。

これは1人の外国人の考えに過ぎません。でも、今回「自粛」の協力ができた理由の一つは、日本に住む人々の良識によるものであることは間違いないと思います。

(校長 梶 美由紀)

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