【校長室より】新年度臨時休業13日目
西宮今津高校生の皆さん、こんにちは。新年度、臨時休業13日目、元気ですか?
先週の金曜日、朝、学校に到着すると校門の外側をご近所さんと思われるおばあちゃまがほうきで掃いて下さっていました。「掃除して下さっているのですか?ありがとうございます」と声をかけると「学校だけれど、近所が汚いのは嫌なので…」とおっしゃいました。
確かに校門を入ったロータリー付近にも枯れ葉がたくさん落ちています。校務員さんが掃除して下さっていますが、木の葉の落ちるペースになかなか追いつかないようです。
でも、これまでは気になった記憶がほとんどありません。 思い起こすいつもの朝の光景。学校に到着すると、カサカサという音がロータリー付近に響いていました。早朝練習に集まった運動部の皆さんがほうきで落ち葉を集めてくれている音です。「おはよう」と声をかけると「おはようございます」と元気のよい声。心地よく校舎の中に入ります。職員室前の廊下から中庭を見ると、そこにはまた別の部活動の皆さんが何人もほうきを持って掃除してくれています。「きれいにしてくれありがとう」と声をかけると、返ってくる笑顔。そんな何気ない日常の光景に私自身が癒やされていたのだということに気づきました。
(校長 梶 美由紀)