【校長室より】新年度臨時休業11日目
西宮今津高校生の皆さん、こんにちは。新年度、臨時休業11日目、元気ですか?
新型コロナウイルスの感染拡大による医療現場の危機が叫ばれています。マスクや消毒液、防護服の不足、院内感染、医療従事者のオーバーワークなど課題は山積みです。
人は体調を崩すと精神的にもダメージを受けます。だから、病院の待合室は不機嫌そうな人でいっぱいです。私たちが病院に行くのは病気を治してもらうだけではありません。不安を受け止めてもらって楽になるのだと思います。そういう点でお医者さんや看護師さんは通常でも本当にたいへんな仕事です。それでは、今はどれほどたいへんなのか。
先日、テレビを見ているとごみ袋を材料にして作った防護服(?)とマスクをつけただけで陽性の入院患者さんを抱きかかえるように看護をしている看護師さんの様子が映し出されました。そんなに密接したら感染するのでは…。いや密接しないと看護できないのだと思います。何より患者さんのためという信念からでしょうか。本当に頭が下がります。
皆さんのご家族や身近な方の中にも、必死に闘っている医療従事者の方がおられるのではないですか。おられるなら、伝えてください。「医療従事者の皆さん、私たちの命を守ってくださって、本当にありがとうございます」。
(校長 梶 美由紀)