現 篠山鳳鳴高等学校 (旧制)篠山高等学校 |
(旧制)篠山高等女学校 | (旧制)鳳鳴中学校 |
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<校章の由来>
鳳凰が両翼を拡げて羽ばたきせる其の尾翼は篠の葉を以てし中央に高」を浮かせたもの
<昭和23年11月25日制定>
竹中 郁 作詞
酒井 弘 作曲
1.はるかをのぞむ 眼ざしは
山なみつづく 空のおく
世界の風 世界の流れ
さぐりもとめて 澄みまさる
われら 篠山鳳鳴に
みよみよ 宏遠の
その未来あり
2.真理にさめる 若人の
わきたつこころ わく泉
たがいの肩 たがいの腕
ひかりにしぶき 溢れゆく
われら 篠山鳳鳴に
みよみよ 友愛の
その誓いあり
3.古城のあとに 根をはれば
土のほめきは 身をつつむ
叡智の枝 叡智の木の葉
しげりをまして つやは照る
われら 篠山鳳鳴に
みよみよ 伝統の
その誇りあり
「鳳鳴ノーヱ節」は、篠山鳳鳴高等学校が北壕に校舎を構えていた当時、毎年、全3年生が城内グラウンドで肩を組み、足を蹴り上げながら唄った、体育祭の最後を飾るイベントでした。旧制中学以来の「バンカラ風」を受け継ぐものとして後輩のあこがれでもありました。昭和四十八年校舎が現在の大熊の地に移り、その伝統も早いうちになくなりました。今回は、「鳳鳴ノーヱ節」の全歌詞を掲載いたします。鳳鳴高校同窓会・関東支部総会では、現在も唄い継がれています。
さて、この「鳳鳴ノーヱ節」ですが、元の唄・旋律は、「三島農兵節」です。三島農兵節は、江戸時代末期、現在の静岡県伊豆韮山で農民の若者たちを兵士(農兵)として訓練するため、長崎から伝えられた「ノーヱ節」の旋律に「富士の白雪朝日に解けて・・・」と歌詞を付け鼓笛隊で演奏させたものです。そして、明治維新の後も農兵の訓練に使われるとともに、伊豆三島では明治以降「舞(まい)」を振り付け、民謡「三島農兵節」として今日に継承されています。
「ノーヱ」という掛け声は、「農兵(のうへい)」の音が変化したものです。このように昭和五十年頃まで、旧制鳳鳴中学校の気風が学校文化として伝承されていました。
鳳鳴健児はノーヱ 鳳鳴健児はノーヱ
ヱー鳳鳴でサイサイ 健児は鳳凰の卵
鳳凰の卵はノーヱ 鳳凰の卵はノーヱ
ヱー鳳凰でサイサイ 卵は錬磨で割れる
錬磨で割れればノーヱ 錬磨で割れればノーヱ
ヱー錬磨でサイサイ 割れれば外堀走る
外堀走ればノーヱ 外堀走ればノーヱ
ヱー外堀サイサイ 走ればお城が揺れる
お城が揺れればノーヱ お城が揺れればノーヱ
ヱーお城でサイサイ 揺れれば松が騒ぐ
松が騒げばノーヱ 松が騒げばノーヱ
ヱー松でサイサイ 騒げば御嶽おろし
御嶽おろしはノーヱ 御嶽おろしはノーヱ
ヱー御嶽サイサイ おろせば健児が躍る