日別アーカイブ: 2024年2月16日

第22回町ぢゅう美術館(看護科)

総合デザイン科主催の町ぢゅう美術館に看護科として参加し、血圧測定・ハンドマッサージをさせていただきました。

ハンドマッサージをしながら来場者と和やかにコミュニケーションをとり、最終的に「気持ち良かったです」と言っていただけ、私たちの心もほっこりしました。

短い時間でしたが、38人の方に来ていただくことができました。ありがとうございました。

第22回町ぢゅう美術館

2月9日(金)、10日(土)、11日(日)の3日間、たつの市の旧市街地で、第22回町ぢゅう美術館を開催しました。たつの市龍野地区の旧城下町一帯を美術館に見立て、総合デザイン科の生徒が授業で制作した作品の展示や地域の方の作品展も行われました。

今年度は、『一期一絵』というテーマで行いました。一生に一度だけの機会、生涯に一度限りであるという意味の「一期一会」。「町ぢゅう美術館」で毎回顔を合わせている人たちであっても、その瞬間に起こった出来事は、もう一度繰り返して同じ状況を再現することはできません。そのような二度と繰り返すことのできない出会いの時間を大切にし、参加していただく皆様の作品や私たち総合デザイン科の作品のエッセンスをかけ合わせて、「町ぢゅう美術館」を開催したいという思いを『一期一絵』というタイトルに込めました。

下川原駐車場「蔵 あかね」にて開会式を行い、町ぢゅう美術館の開会宣言を行いました。10・11日には、ファッションショーのパレードも行いました。

また、今年度は本校主催イベントとして「ぬり絵スタンプラリー」を行い、集めたスタンプの個数に合わせてオリジナルの景品を用意しました。

生徒は、各会場の受付や作品の説明・会場案内を行うだけでなく、似顔絵・ハンドペイント・焼きコテアート・販売班などの係に分かれ、よりイベントを盛り上げました。

また、展示作品やイベント、各会場の様子について生徒が取材を受け、神戸新聞と読売新聞に掲載されました。

県立高校魅力アップ推進事業

2月初旬に看護科3年生が成人看護学実習を終えました。そのタイミングで姫路医師会の向原伸彦医師に「肩の凝らない医療の話」という内容で講義をしていただきました。

臨床倫理や医療安全に関する内容でしたが、わかりやすくて面白く興味が湧く内容で、全員が集中して聞けていました。医療安全では、「人は誰でも間違える」「医療事故は起こりうること」と認識し、安全を確保できる方向にシステムを変えることが必要であることを学びました。

また、5人一組となり、紙・はさみ・のりを使用して輪を多くつなげるという演習を3つの状況設定で行いました。そこからチーム医療における安全・質保証を確保するためには、チームワーク、コミュニケーション、リーダーシップ、状況認識、意思決定が必要になるということを教えていただきました。これらの学びを今後に活かして欲しいと思います。

<生徒の感想>

・看護師は業務の多さや中断の多さから医療事故に結びつくエラーを起こしやすいことがわかりました。実際に輪を皆で作ることでノンテクニカルスキルにおいてコミュニケーションやチームワークの大切さが理解できました。

・医療安全を目指すうえで安全は存在しないため、いかにリスクを下げるかということに重点を置くべきだと考えました。

・自分の失敗を隠そうとせず、「人は誰でも間違える」という心持ちで正常化の偏見を持たずこじつけ解釈をしないようにしたいと思いました。「人を幸せにすることが自分の幸せにつながる」って素敵な言葉だと思いました。

・臨床倫理について、それぞれの価値観を知り、尊重することが大切であり、看護師中心の価値観で医療を提供するものではなく、患者さん立場に立って関わることが安楽な看護につながると学びました。