「各科」カテゴリーアーカイブ

487名の中学生と保護者に本校の良さを感じてもらったオープン・ハイスクール

8月5日(火)、6日(水)の2日間に第4学区(姫路・たつの・宍粟・相生・赤穂市、佐用郡、上郡町、太子町、神崎郡)を中心に明石、加古川・高砂市等の第3学区からのべ487名の中学生が参加し、その保護者や中学の先生が見守る中、本校の魅力を各科の生徒たちとの実習の中で感じてもらえました。

今回は参加者を中学3年生に限定し、アセンブリホールでの全体のオリエンテーションにおいて、広報委員の司会・進行で校長の挨拶、生徒会長の挨拶、生徒による学校紹介、BYODの概要、制服・作業着の紹介を行いました。その後、各科の教室への案内し、各科2時間の実習(電気情報システム:スイッチ回路の実習、プログラミング、VR体験、表計算による分析 環境建築工学:土木模型の活用と測量、建築物のデッサン・模型製作の紹介 総合デザイン:皮細工の製作、エアブラシ実習、染色糸織物、グラッフィックデザイン 総合福祉:介護体験、車イス介護、志望動機と進路希望の紹介 看護:心肺蘇生、血圧測定、学科紹介とクイズ)において、中学生一人ひとりに高校生が寄り添い、実習を助けながら本校での学びの楽しさを語りかけました。


校長挨拶

生徒会長挨拶

学校紹介

制服・実習服紹介

電気情報システム科

電気情報システム科

環境建設工学科

総合デザイン科

総合デザイン科

看 護 科

看 護 科

総合福祉科

参加した中学生から「高校生がやさしく丁寧に教えてくれて、短い時間に作品が完成した」「わからないことがあっても高校生がなんでも答えてくれた」「設備が整ってすごいと思った」等の感想が述べられ、本校への興味・関心が深まり、進学意欲を高めることができました。また、保護者から「礼儀正しく、体験実習もテキパキと親切に指導していただきました」「活気に満ち溢れてとてもよかったです」等の感想が多数寄せられました。

看護科 臨床看護総論(排泄障害)発表

高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「排泄に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、事例をもとに4~5人のグループに分かれ演習を行いました。

生徒たちは、事例患者さんの問題点から、どのような援助が効果的かエビデンスをもとに考え、実演しました。自分たちが考えた援助を実演することで、クラス全体でより良い看護についての考察を深めることにつながり、患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さをあらためて感じられました。また、多角的に患者さんを観ることの大切さを感じている生徒の姿があり、病院実習での経験が看護を考える過程に大きな影響を与えていることがわかりました。

看護科3年生 基礎看護実習Ⅲ

高校3年生の基礎看護実習Ⅲを関係4施設で取り組みました。

患者さんの状態に応じた日常生活援助方法の選択・工夫、正確なバイタルサインの測定・一般状態の観察と報告が大きな目標でしたが、100%目標達成するには、今必要な力(課題)が明確になりました。これらの力が未熟だと気づけたことが、今回の実習の学びの一つでもあり、次回までの課題です。

また、自分たちの実習に臨む態度・心について振返りました。自分への甘さや安易な考え、認識不足など一人一人の気持ちの弱い一面が、責任ある行動から大きく逸脱してしまうことを実感し、自分自身を見つめなおす機会となりました。患者さんを第一に考えてどうすべきか、また実習させていただける環境への感謝を忘れずどう行動すべきか、今回の学びを活かして、次へ進みます。

生徒たちは、患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉に、たくさんの喜びと元気をもらったと話していました。次の実習で出会う患者さんへより良い看護を届けることができるように、一人一人が必要な準備を、またスタートします!

 

[校内実習、発表の様子]

令和7年度 建設業魅力説明会

環境建設工学科の1年生を対象とした「建設業魅力説明会」が行われました。この説明会は兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつであり、建設業の魅力ややりがいについてご講話を頂きました。講師は昨年と同じく、株式会社 神崎組様から卒業生を含めた4名が来校され、建築・土木工事の違いや特徴、建設業が社会基盤整備に大きく貢献していることなどを、丁寧に説明していただきました。準備していただいた資料や映像を、生徒たちは真剣な表情で見入っていました。

最後の質疑応答では、恥ずかしさもありなかなか挙手する生徒がいませんでしたが、数名の生徒が質問をしました。一つひとつの質問に対し、分かりやすく丁寧に対応していただき、普段なかなか聞くことができない建設現場の「リアル」を伺うことができました。1年生は今後、建築類型と都市計画類型のどちらかを選択し、2年生から本格的に専門分野について学んでいきます。今回の講話を通して、生徒たちは自分の選択を確定させたように感じました。

環境建設工学科3年生 現場見学

6月18日(水)に環境建設工学科の3年生を対象とした現場見学会が実施されました。今回の見学では、午前中に「建築」、そして午後から「土木」の工事現場を見学しました。

まず建築の現場では、株式会社ノバック様が担当しておられる姫路市の「伊勢屋本店工場新築工事」を見学しました。いつも見慣れている住宅やマンションと違い、食品製造工場という特殊性もあり、普段目にすることのない内部を見学することができました。さらに壁紙や床を仕上げる前の状態だったため、普段は壁紙などで隠れてしまう壁の中や床の下の状態もよくわかり、大変勉強になりました。

午後から訪れた土木工事の現場は、株式会社ハマダ様が担当しておられる姫路市豊富町の「甲山浄水場造成工事」の現場でした。午前中に訪れた建築工事の現場とは比較にならないくらい広大な土地の造成工事を行っていました。建築の工事とは違い、非常に長い水路を設置したり、土が崩れないように「擁壁(ようへき)」という構造物を設置していたり、スケールの大きさの違いに生徒達も圧倒されました。

今の3年生は、1年生の時にも現場見学に行っていますが、その時は、まだ専門知識が全くない状態だったので、質問もしにくかったと思いますが、3年生になり「専門の学び」を深めていることで、担当の社員の方に、現場に関する細かい質問までしていました。

また、どちらの現場でも、本校卒業生の方が働いておられ、生徒も積極的に質問しやすい環境でした。いよいよ、進路の決定に本格的に動き出す3年生にとって良い経験ができたことと思います。

令和7年度 地元建設企業「魅力出前講座」

昨年度に引き続き、今年度も地元建設企業の皆様に参加していただき「魅力出前講座」を開講いたしました。

今年度は昨年度より一社多い13社に参加していただき、建設業の魅力や仕事のやりがいについてお話していただきました。また、業界で活躍しているOB・OGも大勢参加していただくことができ、現在勤めている企業・業界・自身の仕事内容などについて熱く語っていただきました。

3年生は目前に迫った進路選択の情報収集の機会として、また2年生は夏季休業中に行われるインターンシップの参加企業選択のため、メモを取りながらしっかりと話を聞いていました。

環境建設工学科1年生 現場見学

1年生40名と教員2名で、姫路市内及び西脇市内の現場で初めての現場見学に参加しました。

【午前/建築現場】

まず、(株)伊勢屋様の本店工場移転新築工事現場の見学です。工事の進捗状況としては、8割完成しているような状況で、ここでは、建設中の建物の中に入り主に内装工事を中心に見学することが出来ました。工事概要の説明をしていただき、専門的な用語と工事内容のため1年生には難しい内容でしたが、生徒たちはメモをとりながら積極的に質問する姿が見られました。現場見学中も、たくさんの生徒からの素朴な質問から少し専門的な質問まで丁寧に答えて下さり、生徒たちにとっても大変貴重な体験になりました。そして、姫路建設会館に移動後、昼食をとり、次の現場に備えます。

【午後/土木現場】

午後からは、東播丹波連絡道路にあたる西脇北バイパスの工事現場を見学しました。道路建設は、人々の暮らしを豊かにし、地域の発展に貢献する大きなプロジェクトであると仰っており、工事の規模の大きさに生徒も驚いていました。実際に、橋脚の足場から上部の高速道路部分に上がったり、道路真下の空間に入ったりと普段は決して踏み入れることのできない場所や景色を肌で体感し、建設現場への興味がより深まったように感じました。ここでも、疑問に思ったことを積極的に質問する姿やメモを取る姿が見受けられ、各々にとって貴重な経験となりました。

二つの建設現場の見学を通して、建設業のダイナミックさや、やりがい、役割等を肌で感じ取ることで、生徒たちの建設業界への興味関心が大きく深まったように感じます。建築や土木がどういうものか少しでも理解したうえで今後の類型選択をして欲しいと考えています。

学校デイサービス「端午のつどい」

今年度は、初めて本校で学校デイサービス「端午のつどい」を行いました。テーマは「勝発笑美戦(かっぱえびせん)」で、チーム戦に勝つために活発にたくさん笑ってもっと美しくなろう!です。たつの市社会福祉協議会ややまつづじの会、民生委員など多くの皆様のご協力のもと、総合福祉科112名が35名の参加者に対し、ダンスやレクリエーションを計画しました。

オープニングでは、3年生が「タッチ」の曲に合わせ、参加者みんなでハイタッチをしながらの参加型ダンスを行い、盛り上がりました。その後、各学年が考えたレクリエーションを行いました。1年生は「思いを伝えろ!伝言ジェスチャーゲーム」、2年生は「勝利を目指して入れまくれ!カラフル玉入れ合戦」、3年生は「ペタペタ工作!思い出カレンダー作り」。各学年とも工夫を凝らし、笑顔あふれる時間となりました。最後は、高校生の伴奏のもと、みんなで赤とんぼを合唱し、閉会しました。

参加者からは、「楽しかった」「また来年も来たい」「ありがとうございます」等、高校生には嬉しいお言葉を数多くいただき、充実した1日となりました。

看護科 看護学概論発表

高校1年生が、看護学概論の授業で学び始めた「看護とは」について考えを深めるために、5人グループに分かれ演習を行いました。看護師とはどのような職業か、また、患者さんの状態から考えられる看護とその理由について考え、発表しました。

看護を学び始めて間がない状況ではありますが、看護と看護でないものの違いや、患者さんができないことをすべてしてしまうことが優しさ・看護なのか?ということを考えるグループもあり、看護の奥深さに触れる大切な時間を共有できました。

人前での発表に慣れておらず緊張した様子が見られましたが、自分たちの考えを伝えるための工夫も考えており、これからの発表が楽しみに感じられる演習でした。

看護科 地域在宅看護(地域包括ケアシステム)発表

高校2年生が、地域在宅看護の授業で学習した「地域包括ケアシステム」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、地域包括ケアシステムがなぜ推進されているのか、構成要素や支える資源、互助の具体例などを考える演習を行いました。

発表では、学んだ内容をわかりやすく伝えるために、小道具や写真、劇を織り込んだ工夫があり、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。

高齢化がさらに加速する現代ですが、今からできる必要な取組について考えを深める機会となり、私たちにできること、必要なこと、地域在宅看護の役割について考える時間となりました。