「看護科」カテゴリーアーカイブ

看護科 解剖生理学(1年生)

高校1年生が、解剖生理学の授業で学んだ消化器系の理解を深めるため、4人1組のグループに分かれてクラスメイト向けの講義を行いました。
各班は『口腔と咀嚼』『咽頭と嚥下』『胃・十二指腸と消化』『空腸・回腸と吸収』『栄養素の消化と吸収』の5つのテーマから1つを選び、発表に向けて学習内容の復習や知識の確認を行いました。

また、習った知識を日常生活の行動と関連付けて考えることで、食事が体内でどのような過程を辿り、消化・吸収されてエネルギーになるのかを理解することができました。
タブレットを使ったスライド作成や人前での発表にも慣れ、「分かりやすく伝える」ための工夫を学ぶ良い機会となりました。

看護科 看護学概論発表

高校1年生が、基礎看護学で学習した知識を活かして、より良い看護につなげる考え方について学びを深める演習を行いました。具体的には、5人グループに分かれ、教員が演じた事例患者さんと看護師の会話の場面から必要な看護援助について考えました。また、援助を考える際は、これまでに習得した知識や理論を用いること、多角的に考えることを意識してグループ内で話し合いました。

発表はタブレットを用いて行いましたが、聞き手にわかりやすく伝える力はまだまだ未熟で、スライドの作り方、言葉での伝え方など課題は残りました。一方、看護援助について色々な視点で考えるには、患者さんの言動をよく観察することがとても重要であることに気づくことができ、これからの変化・成長が楽しみな発表になりました。

[生徒の感想]

・先生たちが演じた場面をよく見ているつもりだったけど、観察が不十分で繊細な患者さんの気持ちを見過ごしていました。もっとしっかり観察できるように成長したいです。

・タブレットを用いた発表が初めてだったので作るのが大変だったけど楽しかったです。でも聴いている人に伝わるように作るという点はあまり考えられていなかったので、私たちの考えが十分に伝わる発表資料や発表方法をもっと工夫したいと思いました。

・より良い看護を考えるには、もっと広い視点で考えられるように知識をつけることが必要だととても感じました。知識だけでなく患者さんの気持ちに気づける心も磨いていきたいと思います。

看護科 病態治療論(特別非常勤講師講義)

高校3年生が、臨床検査技師の先生から臨床検査の基礎知識や検査を受ける患者の看護に求められることなど、実際に取組まれている内容をもとにお話を聴かせていただきました。具体的には、採血や献血が安全で安心して行われるための工夫や、医師との情報共有・疑義照会など普段目にすることのない役割について知り、学びを深めることができました。

[生徒の感想]

・輸血は事故や病気などで失われた血液を補うために欠かせない治療であり、多くの人の善意によって成り立っていることを知りました。また、輸血するには適合検査や感染予防など厳密な管理が必要であることを知り、その安全を守るために多くの医療従事者が尽力していることを理解しました。献血の重要性にも気づき、私も社会の一員として協力する責任があると感じました。

・私が看護師になった時は、患者さんのことを大切に考えて一つ一つの業務を面倒に思うことなく丁寧に行いたいと思いました。また、検査の事で迷うことがあれば、検査技師の方に相談しようと思いました。

・他職種連携の輪の中に、あまり臨床検査技師が出てこないことを聞き驚き、とても悲しい気持ちになりました。私も多職種についてもっと理解を深めていきたいと思いました。

156名の中学2・3年生とその保護者が授業参観、体験実習 高評価90%

中学2・3年生を対象に10月18日(土)に本校で学校説明会を開催しました。

朝9時から10時30分まで専門科・普通科の授業を参観してもらいました。

   

各学科の座学、実習。普通教科のプロジェクターやタブレット端末を活用した授業など本校の特色を見学し、「生徒たちが意欲的に取り組んでいるのがよい」と評価してもらいました。合間に、アセンブリホールで昨年11月にデザイン科が実施したレザーファッションショーの様子のビデオで鑑賞してもらいました。

10時40分から、アセンブリホールで、校長・生徒会長の挨拶、学校および各学科、行事の紹介をした後、部活動紹介ビデオで紹介しました。

 

 

4時間目に各科に実習室に移動し、体験実習、学科説明を実施しました。

 

電気情報システム 電気自動車、課題研究の説明

 

環境建設工学 鉄筋固定、コンクリート施工

総合デザイン 各課題研究の取り組み説明

 

総合福祉 車椅子介護体験・アイマスク体験

看護科 血圧測定、心肺蘇生

156人の中学生とその保護者が授業参観や体験実習を通じて、各科の特色を理解し、進路選択の一助になったようです。説明会後の5段階アンケートでは、4・5の割合が約90%と高い評価をいただきました。

看護科 臨床看護総論(排泄障害)発表

高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「排泄に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、事例をもとに4~5人のグループに分かれ演習を行いました。

生徒たちは、事例患者さんの問題点から、どのような援助が効果的かエビデンスをもとに考え、実演しました。自分たちが考えた援助を実演することで、クラス全体でより良い看護についての考察を深めることにつながり、患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さをあらためて感じられました。また、多角的に患者さんを観ることの大切さを感じている生徒の姿があり、病院実習での経験が看護を考える過程に大きな影響を与えていることがわかりました。

看護科3年生 基礎看護実習Ⅲ

高校3年生の基礎看護実習Ⅲを関係4施設で取り組みました。

患者さんの状態に応じた日常生活援助方法の選択・工夫、正確なバイタルサインの測定・一般状態の観察と報告が大きな目標でしたが、100%目標達成するには、今必要な力(課題)が明確になりました。これらの力が未熟だと気づけたことが、今回の実習の学びの一つでもあり、次回までの課題です。

また、自分たちの実習に臨む態度・心について振返りました。自分への甘さや安易な考え、認識不足など一人一人の気持ちの弱い一面が、責任ある行動から大きく逸脱してしまうことを実感し、自分自身を見つめなおす機会となりました。患者さんを第一に考えてどうすべきか、また実習させていただける環境への感謝を忘れずどう行動すべきか、今回の学びを活かして、次へ進みます。

生徒たちは、患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉に、たくさんの喜びと元気をもらったと話していました。次の実習で出会う患者さんへより良い看護を届けることができるように、一人一人が必要な準備を、またスタートします!

 

[校内実習、発表の様子]

看護科 看護学概論発表

高校1年生が、看護学概論の授業で学び始めた「看護とは」について考えを深めるために、5人グループに分かれ演習を行いました。看護師とはどのような職業か、また、患者さんの状態から考えられる看護とその理由について考え、発表しました。

看護を学び始めて間がない状況ではありますが、看護と看護でないものの違いや、患者さんができないことをすべてしてしまうことが優しさ・看護なのか?ということを考えるグループもあり、看護の奥深さに触れる大切な時間を共有できました。

人前での発表に慣れておらず緊張した様子が見られましたが、自分たちの考えを伝えるための工夫も考えており、これからの発表が楽しみに感じられる演習でした。

看護科 地域在宅看護(地域包括ケアシステム)発表

高校2年生が、地域在宅看護の授業で学習した「地域包括ケアシステム」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、地域包括ケアシステムがなぜ推進されているのか、構成要素や支える資源、互助の具体例などを考える演習を行いました。

発表では、学んだ内容をわかりやすく伝えるために、小道具や写真、劇を織り込んだ工夫があり、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。

高齢化がさらに加速する現代ですが、今からできる必要な取組について考えを深める機会となり、私たちにできること、必要なこと、地域在宅看護の役割について考える時間となりました。

看護科 看護情報(私の取り扱い説明書)発表

高校2年生が看護情報の授業で学習した、Wordの技術を活用し自分の取り扱い説明書を作成しました。

自分の長所や短所、好きなアイドルやキャラクターを画像を用いて紹介しました。1年間共に生活してきた友人の新たな一面を知ることができ、楽しい時間を過ごしながら学びを深めることができました。

〈生徒感想〉

・自分に興味を持って聞いてもらえるのか、どのようにおもしろくするかを考えることが難しかった。

・みんなの普段と違う一面を見ることができて楽しく学ぶことができた。

看護科 臨床看護総論(食欲不振)発表

高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「栄養・代謝障害に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、食欲不振を訴える患者さんの事例をもとに、その方に応じた観察項目や看護援助を考えました。生徒たちは、事例患者さんから問題点を挙げ、根拠をもとにどのような援助が効果的か考え発表しました。多くの生徒は、何かしなければと思う気持ちが強く、患者さんの精神面に目を向けてお茶会や食物を育てることを考えて発表しました。一方、まずは、なぜ食欲が低下しているのかじっくりと患者さんの気持ちに寄り添って話しを聴くことが大事だと考えるグループもあり、視野を広くもって患者さんを観ることが大切だと気づく演習になりました。