高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「栄養・代謝障害に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、食欲不振を訴える患者さんの事例をもとに、その方に応じた観察項目や看護援助を考えました。生徒たちは、事例患者さんから問題点を挙げ、根拠をもとにどのような援助が効果的か考え発表しました。多くの生徒は、何かしなければと思う気持ちが強く、患者さんの精神面に目を向けてお茶会や食物を育てることを考えて発表しました。一方、まずは、なぜ食欲が低下しているのかじっくりと患者さんの気持ちに寄り添って話しを聴くことが大事だと考えるグループもあり、視野を広くもって患者さんを観ることが大切だと気づく演習になりました。