今月のひとことは【霞 春なれや名もなき山の朝がすみ】です。(権藤賢先生の作品です。)
春は霞、秋は霧、夜にできるものは朧です。松尾芭蕉は、朝に霞が出ている様子を見て、春がきたなあと感じ、この句を詠みました。
春が来れば、まもなく平成28年度が始まります。新入生も入学し、新しい1年が始まります。在校生の皆さんが模範となり、多可高等学校が今以上に良き学校になるように頑張ってください。元気いっぱいの多可高校生パワーで新学期を迎えましょう。
今月のひとことは【恭頌新禧】です。(権藤賢先生の作品です。)
今年は色々なことがありました。毎年の行事に加えて、多可高校創立40周年記念式典もありましたし、耐震工事も始まりました。とても濃い1年でしたが、かけ足のように終わってしまったと感じています。
さて、皆さんは新年の目標はありますか。勉強、部活動、友だちを大切にする、十人十色で様々な目標があることと思います。3年生は数カ月で進学・就職しますし、2年生は3年生になり、進路を決める大事な1年になります。そして1年生は来年入学してくる新入生のお手本にならなければなりません。
いずれにしても、目標に向かって努力をしてほしいと思います。努力は必ず報われます。
今月のひとことは【読書三余】です。(権藤賢先生の作品です。)
体育大会、中間考査も終わり今学期も残すところ2ヵ月です。秋も中頃になり、だんだん涼しくなってきました。さて、皆さんにとって『秋』といえばなんでしょうか?食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋・読書の秋などがありますが、今回は読書の秋についてお話したいと思います。
『読書三余』 読書をするのに好都合な三つの余暇。1年のうちでは冬、1日のうちでは夜、時のうちでは雨降りをいいます。中国三国時代、魏の董遇が勉学する時間がないと嘆く弟子を諭した語です。
読書の秋といいますが、読書に好都合な季節は冬だったんですね。自分の思想を深めるために読書をして心豊かな人になってほしいと思います。
今月のひとことは【愚 愚公山を移す】です。(権藤賢先生の作品です。)
『愚公山を移す』とは、どんなに困難なことでも辛抱強く努力を続ければ、いつか必ず成し遂げることができるというたとえです。
愚公という老人が家の前にある邪魔な2つの大きな山を移そうと土を運びはじめました。周りの人が止めようとしましたが、愚公は「子孫が受けついで土を運べば山を移すことができる」と答えました。それを聞いた天帝(神様)はその志に感動し、2つの山を他に運んだという故事です。
目的を達成するためには努力しなければなりません。逆に努力をすれば、いつか必ず達成できます。努力をすればその時は大変かもしれませんが、努力をしなければ今後が大変になるのです。もうすぐ期末考査があります。目標を持ってしっかり勉強してください。