2017夏休み前期の練習

 

2017年の夏休みがスタートしました。7月中は全学年とも補習期間です。

ギター部のみならず、学校全体で生徒の学力を養い、高い志望大学への合格を得られる取り組みをしています。

ギター部では、7月の補習期間中には全部員が8:30に登校し、補習を申し込んでいるものはそれに、そうでないものは化学第2教室で自学自習をしています。90分×2の間、部員は真剣に自習しています。

11:50でその取り組みは終わり、昼食後の午後、部活動が始まります。この暑さでは自宅から持ってきたお茶等では不足し、熱中症になりかねないので、部員全員で不足分のお茶やスポーツドリンクを用意する取り組みをしています。

加えて、ミネラルの補給も熱中症予防には欠かせないので、中庭で栽培したキュウリを用いて浅漬けを作り、部員の塩分補給をしています。

また、ミニトマトの栽培もおこなっており、疲れを癒すビタミンC補給も行っています。すべてが部員の取り組みです。

やらされるのではなく、部に何が必要なのか、自分には何ができるのかを考えさせながら、日々活動しています。

夏休み中は、合宿や地域のお祭りでの演奏、コンテストなど活動は多彩で、やりがいのある時期です。その一方で、ギター部では1週間の盆休みもあります。

これからますます楽器等の技術アップをし、大会やコンテストで入賞、優勝することを目指して練習に余念はありません。

 

 

 

 

【1年8組】神戸大学訪問

7月25日(火) 1年生総合理数コースの生徒は、神戸大学 機械工学専攻・機械工学科 設計生産講座教授 神野伊策先生を訪ねました。

神野先生は、緑台高校の14期卒業生でいらっしゃいます。

初めに、神野先生の自己紹介、神戸大学での学生生活などについて紹介をしていただきました。そして、神野先生の研究内容についての講義を受けました。

先生の研究テーマの一つは「圧電薄膜とその応用デバイス」で、研究内容についての講義は、初めて聞く言葉や、大変難しい内容に戸惑うところもありましたが、初めて聞く話や初めて知る世界に興味をもって聞き入る姿が見られました。

また、高校生活について「受験勉強は大変ですが、今しかできないこととして頑張ってほしいと思います。詰め込みで得た知識も将来非常に役立つものです。なぜ今勉強をしないといけないのか、なぜみんな勉強をするのかという根本的な問題に対して自分なりの答えをもって勉強に取り組んで下さい。大学に入る事自体が目的ではなくそこがスタートです。その先に何をしたいかしっかり自分なりの考えがあればつらい受験勉強も頑張ることができるはずです。」というお話にうなずく姿が見られました。

「大学生活ではもちろん勉強も大切だが、いいクラブに入って下さい。クラブで得たネットワークは信頼も厚く一生の関係です。研究などを進める際に遠回りのように見えるかもしれないけれど、実験の依頼など信用して任せることができ実際には近道であったりします。」と、学問だけでなく人間関係の幅を広げることの大切さなどについてもお話しいただきました。

講義のあと、院生の方に研究室を案内していただき、日頃の研究で使われている機械や施設、学部図書館などを見学させていただきました。繊細な作業を行うもの、大きな規模の設備など興味深いものを見せていただき「これはどう使うのですか」「どんな時に使うのですか」など質問もたくさん飛び交っていました。

実際に研究施設などを見せていただく貴重な体験をさせていただき、生徒たちも次のステップに向けて気持ちを引き締めることが出来ました。

 

【1年8組】総合理数コース特別授業

7/18(火)三菱電機(株)人材開発センター 情報ソフトウェア教室 より 講師 前川隆昭 先生 にお越しいただきコンピュータプログラミングの特別授業が行われました。

 

授業を受けた生徒たちはまだまだコンピュータに不慣れな生徒も多く、初めはできるかどうかという心配をしていたようですが、ゲーム感覚で取り組みやすい内容であったことから、授業後もまだやりたかったという声が聞こえました。

班ごとでプログラミングのコンペを行う作業では、どの班も協力して、より良い方法はないかと集中して取り組む姿が見られました。

 

「これから私たちの中でこの世界に進む人がどれくらいいるかはわかりませんが、多くの人の役に立つ仕事をしたいと思いました。今日のこの経験で効率よく物事を進めることを意識して生活していきたいとも思いました。今日はありがとうございました。」(生徒挨拶より)

 

1年生は進路について考え始める時期ですが、選択肢が一つ増えた生徒もいたようです。

平成29年度 第2回オープンハイスクール

今年度から年4回開催になりました、第2回オープンハイスクールが本日開催されました。
今回は、美術部制作のプロモーションビデオ、放送部制作の学校紹介ビデオの上映、吹奏楽部の歓迎演奏から始まり、生徒たちによる学校生活の紹介や、総合理数コースの説明、卒業生の体験談、補習授業・部活動の見学などもりだくさんの内容でした。

たくさんの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

第3回オープンハイスクールは、9月9日の予定です。
当日は、授業体験などがありますので、是非ご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年数理探究類型 サイエンスダイアログ

7月18日(火) 4限 3年8組教室

「How some persistent problems of classical physics resulted in solutions that finally lead to quantum physics」

講師:Dr. ERKKA HAAPASALO(京都大学工学研究科原子核工学専攻)

 

7月18日(火)4限、日本学術振興会のサイエンスダイアログプログラムを実施しました。

今年2月に続いて2回目の実施となった今回は、フィンランドから来られて京都大学で研究をされているERKKA HAAPASALO博士に「How some persistent problems of classical physics resulted in solutions that finally lead to quantum physics」と題して講義をしていただきました。

物理学における量子論と古典論はどのように違うのか。また量子論によってどのようなことが説明できるのか、また期待されるのか、などについての授業でした。英語での授業そして量子論に関する内容でしたので、生徒達は理解するのに苦労したようですが、大学で学ぶ内容の一端に触れることができた貴重な機会となりました。

 

生徒の感想より

今回の特別授業は内容が難しく、正直もとから知識を持っていた「シュレディンガーのネコ」の部分くらいしか理解できなかった。ただ、まだまだ自分の知らないことが多いのだと実感でき、さらに興味を持つことができたのでよい経験だったと思った。大学ではこのような講義もあると思うので、より英語も勉強していかなければならないと思いました。

 

物理分野と言うことでなかなかわからないこともありました。英語で聞き取れることはある程度聞くよう努めましたが、やはり今回は難しかったです。物理や数学はほぼ同じように感じる部分もあるけれど、もとをたどっていくと大きく違うんだなと思いました。最後の「基本のところが一番難しい」という言葉には納得がありました。今私たちのやっていることは、基本のことを使った応用であるのだと感じました。確かに数学などでは定義の証明などをする方が難しいことが多いと共感できました。大学ではそういったところを学んで、もっと奥を深めていきたいとおもいます。

 

今回の特別授業では、京都大学の方が来られるということでとても興味がありましたが、私にはまだまだ難しいことが多かったようです。物理の考え方には大学へいかなければ学べないような事柄もあったので、私が進学したあかつきには、今回の特別授業の内容がすべてわかるようになっていたいです。そのためにも、これからも私はもっと勉強してみようと思ったし、そう思わせてくれたこの特別授業はとても有意義なものでした。また機会があればすぐにでも同じような講義を受けてみたいです。

 

高校数学で出てくる複素数のベクトルであったり、物理の波の重ね合わせ、物理・化学の原子の話などが出てきていることは理解でき、きっと発表されているテーマの超基本的なことなのだろうが、高校で習うことが今回のような難しいテーマでも使われていることにとても驚いたし、研究の中で出てきているということで、高校での勉強も将来にとても役立つ重要なものになることもあるのだなあと思うと高校での勉強もおろそかにしてはならないものだと思った。偉大な人の写真や難しそうな写真が多く、内容はよくわからなかったが、きっとすごいレベルが高い話なんだろうなと感じた。ところどころ和訳してくださり、その部分を理解することはできたが、話の流れやなぜそうなったのかがあまり理解できなかったので、日本語で同じ内容の話を聞いてみたいと思った。

 

【2年8組】特別授業

大日本住友製薬「次世代育成支援プログラム」

『科学技術と人の幸せ』

 

7月14日(金) 2年生数理探究類型を対象に、大日本住友製薬株式会社より講師の先生をお迎えして特別授業が行われました。

 

ある架空の症例に関する遺伝子診断に関わるビデオを見て、自分ならば遺伝子診断を受けるかどうかについて考えるグループワークを行うものでした。

遺伝子診断を受けると、将来ある病気を発症する可能性を知ることができますが、診断を受ける場合、受けない場合、それぞれについてメリットとデメリットが考えられます。これらについて意見を交換し合い、グループとして一つの結論を導き発表しました。自分自身の感情、身近な人への思いをはじめ、自身の人生設計をどう考えるか、診断データの医学への貢献、新薬・新しい治療法への期待など、それぞれの視点からとらえた考え方が発表されました。

この発表内容について講評、アドバイスをいただきました。「この話し合いに正解はありません。自分ならどうするのかを考えておくことが大切なことなのです」というお話に大きくうなずく姿も見られました。

 

「話し合いの中で、これからの生き方を考えるという場面があったが、もし医学薬学に関わる職業につくならば、患者の立場として考えるという事を強く意識していかなければならないと思いました。生物、化学だけでなく、物理、地学も創薬に不可欠な科目だという事も勉強になりました。」(生徒挨拶より)

 

医薬品を製造し販売するという事について意識し、そして現代の医療分野の技術開発と倫理問題などについて知り、考える機会となりました。