3年数理探究類型 サイエンスダイアログ

7月18日(火) 4限 3年8組教室

「How some persistent problems of classical physics resulted in solutions that finally lead to quantum physics」

講師:Dr. ERKKA HAAPASALO(京都大学工学研究科原子核工学専攻)

 

7月18日(火)4限、日本学術振興会のサイエンスダイアログプログラムを実施しました。

今年2月に続いて2回目の実施となった今回は、フィンランドから来られて京都大学で研究をされているERKKA HAAPASALO博士に「How some persistent problems of classical physics resulted in solutions that finally lead to quantum physics」と題して講義をしていただきました。

物理学における量子論と古典論はどのように違うのか。また量子論によってどのようなことが説明できるのか、また期待されるのか、などについての授業でした。英語での授業そして量子論に関する内容でしたので、生徒達は理解するのに苦労したようですが、大学で学ぶ内容の一端に触れることができた貴重な機会となりました。

 

生徒の感想より

今回の特別授業は内容が難しく、正直もとから知識を持っていた「シュレディンガーのネコ」の部分くらいしか理解できなかった。ただ、まだまだ自分の知らないことが多いのだと実感でき、さらに興味を持つことができたのでよい経験だったと思った。大学ではこのような講義もあると思うので、より英語も勉強していかなければならないと思いました。

 

物理分野と言うことでなかなかわからないこともありました。英語で聞き取れることはある程度聞くよう努めましたが、やはり今回は難しかったです。物理や数学はほぼ同じように感じる部分もあるけれど、もとをたどっていくと大きく違うんだなと思いました。最後の「基本のところが一番難しい」という言葉には納得がありました。今私たちのやっていることは、基本のことを使った応用であるのだと感じました。確かに数学などでは定義の証明などをする方が難しいことが多いと共感できました。大学ではそういったところを学んで、もっと奥を深めていきたいとおもいます。

 

今回の特別授業では、京都大学の方が来られるということでとても興味がありましたが、私にはまだまだ難しいことが多かったようです。物理の考え方には大学へいかなければ学べないような事柄もあったので、私が進学したあかつきには、今回の特別授業の内容がすべてわかるようになっていたいです。そのためにも、これからも私はもっと勉強してみようと思ったし、そう思わせてくれたこの特別授業はとても有意義なものでした。また機会があればすぐにでも同じような講義を受けてみたいです。

 

高校数学で出てくる複素数のベクトルであったり、物理の波の重ね合わせ、物理・化学の原子の話などが出てきていることは理解でき、きっと発表されているテーマの超基本的なことなのだろうが、高校で習うことが今回のような難しいテーマでも使われていることにとても驚いたし、研究の中で出てきているということで、高校での勉強も将来にとても役立つ重要なものになることもあるのだなあと思うと高校での勉強もおろそかにしてはならないものだと思った。偉大な人の写真や難しそうな写真が多く、内容はよくわからなかったが、きっとすごいレベルが高い話なんだろうなと感じた。ところどころ和訳してくださり、その部分を理解することはできたが、話の流れやなぜそうなったのかがあまり理解できなかったので、日本語で同じ内容の話を聞いてみたいと思った。

 

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