【2年8組】特別授業

大日本住友製薬「次世代育成支援プログラム」

『科学技術と人の幸せ』

 

7月14日(金) 2年生数理探究類型を対象に、大日本住友製薬株式会社より講師の先生をお迎えして特別授業が行われました。

 

ある架空の症例に関する遺伝子診断に関わるビデオを見て、自分ならば遺伝子診断を受けるかどうかについて考えるグループワークを行うものでした。

遺伝子診断を受けると、将来ある病気を発症する可能性を知ることができますが、診断を受ける場合、受けない場合、それぞれについてメリットとデメリットが考えられます。これらについて意見を交換し合い、グループとして一つの結論を導き発表しました。自分自身の感情、身近な人への思いをはじめ、自身の人生設計をどう考えるか、診断データの医学への貢献、新薬・新しい治療法への期待など、それぞれの視点からとらえた考え方が発表されました。

この発表内容について講評、アドバイスをいただきました。「この話し合いに正解はありません。自分ならどうするのかを考えておくことが大切なことなのです」というお話に大きくうなずく姿も見られました。

 

「話し合いの中で、これからの生き方を考えるという場面があったが、もし医学薬学に関わる職業につくならば、患者の立場として考えるという事を強く意識していかなければならないと思いました。生物、化学だけでなく、物理、地学も創薬に不可欠な科目だという事も勉強になりました。」(生徒挨拶より)

 

医薬品を製造し販売するという事について意識し、そして現代の医療分野の技術開発と倫理問題などについて知り、考える機会となりました。