日別アーカイブ: 2025年12月22日

看護科集会

令和7年度、第3回看護科集会を行いました。

各学年より2学期の振返りの発表がありました。2学期は体育大会・龍北祭という大きな学校行事があり、クラスで力を合わせて思いきり楽しみました。一方、各学年で看護科の現地実習がありましたが、気持ちを切り替えて準備することが不十分だった人もおり、オンとオフのけじめをつけることの大切さを学んだ学期でもありました。普通科とは異なる看護科の日常に戸惑うこともあると思いますが、先輩・後輩との交流を通して、色々な情報を得て一つ一つ丁寧に取り組み、看護師免許取得という大きな目標に向かって努力を重ねていきましょう。

各学年企画のレクリエーションも企画され、スライドを用いたクイズや、歩くペースを競うレース動画など、色々な工夫で盛り上げてくれました。クリスマスが近いこともあり、今年も特別ゲストが来てくれ楽しい時間を共有し、良い交流を図ることができました。

看護科 病態治療論(特別非常勤講師講義)

高校3年生が、病態治療論の授業で学んだ「糖尿病」や「心不全」の看護について学びを深めるために、管理栄養士の先生に来ていただき、食事療法の実際や栄養指導についてお話を聴かせていただきました。

講義の中では、食品交換表を用いて自分の食事を見直す時間もあり、バランスを考えて食事を摂取する重要性について深く考える機会になりました。また、管理栄養士という職業についても理解を深めることができ、様々な職種の方と連携することの大切さを考えることができました。

[生徒の感想]

・病院給食は食事を提供するだけでなく、「治療の一環」として重要な役割を果たしていることを学んだ。基準となる一般食をもとに、患者さん一人一人の病状に合わせて治療食を展開している点が、特に印象に残った。また、治療食であっても、食べやすさや満足感を大切にしていることは、患者さんの食事を支える大切な工夫であると考えた。看護学生として食事の意味をより深く考えるきっかけになった。

・実際に自分の食事の摂取カロリーを計算したり、食材の色分けをしてみて、炭水化物やたんぱく質が多く、ビタミンが不足していたことがわかった。また、バランスに加えて量も大切だと学んだので、自分の活動量に合った適正なエネルギーを摂取することも心掛けたい。

・入院している患者さんは高齢者や免疫力が低下している方が多いため、衛生管理がとても重要であることを学んだ。消毒や温度管理、消費期限の確認、袋の破損の有無など細かな点まで徹底して管理されており、病院給食の安全性が多くの工夫によって支えられていると知ることができた。

看護科 赤ちゃん先生

7月に引き続き、赤ちゃん先生とそのお母さん5組が来校され、看護科3年生と交流しました。今回は「赤ちゃんの1日の生活とお世話(育児)について」をテーマに、生後から現在までの生活の違いや1日の過ごし方についてお母さんから話を聞かせていただきました。7月と同じ赤ちゃん先生であったため、久しぶりに会うとお母さんから離れて走ったり、できることが増えていたりと、その成長に驚きました。後半は赤ちゃん先生と手遊びをし、有意義な時間となりました。

【生徒感想】

・1日の生活の様子を教えていただき、授乳やおむつ交換が繰り返し行われていることが分かり、赤ちゃんの成長やその時の機嫌に伴って、家事をするタイミングや睡眠時間の確保等、親の生活リズムも大きく変化するということが学べました。

・7月に会った時と比べ、立って歩けるようになっていたり、歯が生えているのを見て成長を感じました。

・7月は少し触れるだけで泣いていましたが、今回は自分から手を伸ばしたり、おもちゃを渡してくれたりと成長を感じました。しかし、眠たい時にぐずり始めてからは、お母さんに抱っこを求めていたため、お母さんの存在はとても大きいと思いました。

・予防接種のことを聞かせていただいた時に、お母さんは疑問や不安を医療従事者に話せる時間がないと聞いたので、将来看護師として働く時に、最後に「困りごとはありませんか?」などの声かけをしていきたいと思いました。

看護科 2校間交流

看護科2年生は、病棟における基礎看護実習が始まる時期であり、現場で起こりやすい事故やその対応について考え、実践につなげやすい段階にあります。
そこで、一人ひとりが事故防止への意識を高め、今後の実習に生かしていくことを目的に、兵庫県立日高高等学校看護科の皆さんと、医療安全に関する事例を基に意見交換を行いました。

1時間という短い時間ではありましたが、活発な意見交換が行われ、非常に有意義な時間となりました。

 

[生徒の感想]

・日高高校の皆さんと交流をして、龍野北高校では出なかった意見や考えが多くあり、新しい気づきや発見がありました。また、多くの視点からの意見があることで、より学びも深まり、自分の視野も広がりました。場所は異なりますが同じように、看護科で頑張って勉強をしている同じ学年の方たちと交流をすることができて良かったです。

・今回の交流ではとても貴重な体験をすることができました。お互いが違う環境で学んだからこそ得られる新たな視点や発想を話し合い、それを次につなぐことができることは自分たちのためにもなり、患者さんのためにもなると考えました。私たちはまだ看護学生であり、学ぶことや間違いが多くあります。そのため、このような交流を行うことでより一層看護へのやる気を増やし、率先して物事へ取り組むことができると考えました。