月別アーカイブ: 2022年5月

人権講演会

5月19日(木)の3・4時間目に、Like Myself 代表の前田さんをお招きし、人権講演会を行いました。

前田さんは幼いころから、性について違和感を持っており、女性として生まれましたが、今は男性として生活をされています。「間違った知識ではなく、正しいことを伝えるため」に、ご自身の経験をもとに講演をしていただきました。

まず、前田さんが幼いころから性について違和感をもっており、制服などの男女で分けられているものへ疑問を抱いていたことをお話されました。「なぜ、女子生徒の制服はスカートなのか。自分はスカートを穿きたくなかった。」と幼いころの前田さんの本心を語ってくださりました。

前田さん自身、自分は男の子が良かったと思っていたため、髪の毛も短くしていたそうです。大人になってからは、男性ホルモン注射を打って、生理をとめ、男らしい体つきになりました。そうすると周りの反応は変わっていき、見た目が全てなんだと思ったそうです。見た目が男の人だから、外でお風呂も入れなかったという経験も語って下さりました。見た目だけではなく、戸籍上も男性にするため、タイで生殖機能を取る手術を行いました。

また、ご家族の話もしてくださりました。今のパートナーと出会ったとき、「1人の人として見てくれたこの人と一緒にいたい」と思ったそうです。『LGBTの人』ではなく、『人』として見てくれたことが、前田さんは嬉しかったそうです。

AIDという方法で子供を授かるも、親子は血のつながりが全てだといわれ、祝福はされませんでした。出生届も受理されなかったそうです。最終的には大阪の最高裁まで闘い、父親として認められました。現在の日本では、まだこのような人を認められるような環境ではありません。前田さんは、世の中にはさまざまな性の人がおり、このような人を理解することはできないと言われました。私たちができることは、このような人がいることを知ることと、何に不自由されているか考えることです。前田さんは、「男に生まれていたら、よかったと思う。でも、この体で生まれたからパートナーと子どもに会えたのかもしれない」と女性のからだで生まれたことを後悔していませんでした。

『違う性で生まれて大変』という声もあるが、悲しいだけじゃなく、楽しいことや幸せに思えることだってあり、前向きに思うことが大切なんだと語られました。そして、前田さんは、「本人が発信していることから情報を得てほしい、性に悩んでいる人と出会ったら、良い出会いをしてほしい」と講演を締めくくりました。

看護科 宣誓式

5月13日(金)にアセンブリホールにて、理想の看護師に向かって自覚を新たにする「宣誓式」が行われました。


保護者に見守られながら14期生看護科40名が呼名されました。この宣誓式は、1年生のころからクラス全員で話し合い、作り上げました。



フローレンス・ナイチンゲールの誕生日が5月12日であることに因んで、毎年この時期に宣誓式を開いています。
ナイチンゲールはクイギリス人の看護師で、野戦病院に運ばれてくる兵士たちを心身ともに看護したことで「クリミアの天使」と称されました。また、夜中にはランプをもって負傷者に問題が無いか夜回りを行っていたことから「ランプの貴婦人」とも言われていました。
その灯をナイチンゲール像から分け与えられ、命と関わる者としての責任を持ち看護の道を歩んでいくことを誓いました。

防災講演会②

5月11日(水)5・6限に、今年度2回目の防災講演会が行われました。

シンガーソングライターのasariさんと、語り部の雁部さんをお招きし、防災に関する講演を行いました。

 

5限目は、asariさんから災害の体験談と素晴らしい歌4曲披露していただきました。asariさんが会社に勤めているときに起きた、東日本大震災についてにお話しをしていただきました。曲作りができない環境下になるも、歌を通して防災と関わりたいという思いから「塩竈桜」という曲が誕生したと話されました。

asariさんからは、
≪生きているだけで、人の役に立てることを忘れないでほしい≫
というメッセージを頂きました。

6限目は、雁部さんに震災の体験を語っていただきました。
≪災害というのは、助かる人と助からな人が混在することなんだ≫
ということを学びました。

また、どの地でも「未災地(未だ、災害が来ていない地域・未来に、災害が起こる可能性のある地域)」になる可能性があるというお話もありました。一度大きな災害が起こった地域でも、人々の記憶から無くなってしまえば、未災地になるということも教えていただきました。来月の防災訓練は、自分のためだけではなく、大切な人の命を考えるために行ってほしいとメッセージをいただきました。

いつ災害が起こってもおかしくない時代で私たちができることは、一日一つでも多くの思い出を作ることです。生徒の皆さんは、今回の講演を無駄にしないよう、日ごろの生活に生かしていきましょう。

壮行会〈ビジネスライセンス部〉

5月6日(金)に、近畿大会に出場するビジネスライセンス部の壮行会が行われました。

顧問の先生から大会までの道のりと競技の説明がありました。

校長先生からは激励の言葉が贈られました。

代表生徒は、「支えてくれている方々の期待に応える為にも、精一杯頑張ってきます。」と挨拶をしました。

生徒会長より、激励の言葉が贈られました。

防災講演会

5月2日(月)に、防災講演会が行われました。

地域連携部の葛島先生の講演の後、在学中にジュニアリーダーとして活動した卒業生の講演が行われました。

災害時に、どのような行動が取るべきかを考え直す、良い機会となりました。
今後、5月11日(水)に2回目の防災講演会、6月3日(金)に地域拠点型合同防災訓練が控えています。自分の身を守る為にも、有意義な時間にしていきましょう。