月別アーカイブ: 2026年10月

【看護専攻科】シミュレーション研修 統合と実践

10月21日(水)@姫路メディカルシミュレーションセンター ひめマリア

看護専攻科2年生を対象に姫路メディカルシミュレーションセンターひめマリアにて研修を行いました。本研修は、これまでの看護臨地実習の集大成となる「統合実践実習」へ向けて、複数患者を受け持つ際に必要となる患者の状態把握、看護の優先順位の判断、時間調整、チーム内での報告・相談、多職種連携について学ぶことを目的とした。

複数患者の状況に応じて必要な看護を考え、限られた時間の中でどの患者にどのように対応するかを検討・実践するシミュレーション演習を実施した。患者の状態変化や危険の有無を捉え、必要な援助を選択するとともに、チーム内での情報共有や応援要請を含めて行動することを学習課題とした。

演習では、緊急性の高い患者への対応に意識が集中し、危険行動のある患者への観察や安全確保が不十分となる状況が生じた。この経験から、複数患者を受け持つ際には、緊急性の高い患者への対応だけでなく、他の患者に生じている危険を予測し、安全を継続して確保する必要があることが明らかになった。また、学生が一人で対応しようとせず、チームメンバーへ応援を求め、患者の状態と必要な対応を共有することの重要性を確認した。

<学生の感想>

今後は、行動開始前に受け持ち患者全員の状態・予定・危険因子を確認し、優先順位と時間配分を考えた行動計画を立てる。緊急対応中も他患者の安全が保たれるよう、観察や見守りを誰に依頼するか、いつ応援を要請するかを具体化する。対応後には患者全員の状態を再確認し、必要に応じて計画を修正していきたいと考える。

【看護専攻科】地域拠点型合同防災訓練

10月16日(金)@アカデミックストリート1F

本校で実施された「地域拠点防災訓練」において、看護専攻科1年生の学生がトリアージ、傷病者搬送、および応急処置を実施しました。

訓練では、高校デザイン科の生徒が傷病者役となり、災害発生時を想定した実践的な訓練を行いました。トリアージでは、学習したSTART法に基づいて傷病者の状態を観察し、緊急度や重症度を判断しました。判断に迷う場面も見られましたが、学生同士で相談しながら、傷病者の状態を的確に把握しようと努めていました。傷病者搬送では、安全に搬送するための方法を事前に確認し、互いに声を掛け合いながら協力して取り組みました。また、応急処置では高校過程で学んだ包帯法を実践しました。重症度の高い傷病者や痛みを訴える傷病者への対応に戸惑う場面もありましたが、一人ひとりの傷病者に寄り添いながら、自分たちにできることを考え、主体的に行動する姿が見られました。

今回の訓練を通して、災害時には傷病者の状態を的確に把握し、緊急度や重症度に応じて迅速に判断することが重要であると学ぶ機会となりました。また、傷病者の安全に配慮した搬送方法や限られた医療資源の中で多くの人の命を守るための対応について理解を深めることができました。さらに専攻科2年生で学ぶ災害実習に向けて、災害時における看護職の役割や必要な知識・技術について考え、今後の学習につながる貴重な機会となりました。

 

<生徒の感想>

・ 困っている傷病者に1番に関われる医療者がDMATであるように、私も生きるか死ぬかの世界線で闘う人の力になりたいと考えました。また、計画的に準備を進めることの重要性を学んだため、準備の段階からしっかりしていきたいと思います。

・傷病者の気持ちに寄り添った声かけが自分自身あまりできてなくて不安に寄り添えていなかったと思ったため、次回から寄り添った声かけで安心感を与えたいと思いました。

・ 声を出して連携をとることが大切だということを学んだ。どこに看護師が欲しいのか、どこへ搬送したいのかなどの指示を待つだけではなく、自分で考えて声を出すことが大切だと学んだ。

・搬送の効率やトリアージの優先順位をつけることの難しさがわかった。指揮をとる人が的確な指示やそれを見て周りの人が動けるような行動力が必要であることの理解が深まった。

・実際の災害現場では今日以上にパニックになっていると思うので看護師や医師などの医療従事者が落ち着き、協力、声かけし、的確な指示、処置し患者の気持ちを考えた寄り添いが必要になると学びました。

地域在宅看護(地域特性の理解)発表

10月6日(火)@2-6HR

高校2年生が地域在宅看護の授業で、人々が健康的に暮らし、たとえ健康障害があっても地域で暮らし続けられるよう支援するために大切なことについて考えました。理解を深めるには、地域の特性を多角的に知ることが必要なため、グループワークで様々な意見を出し合いながら調べ学習をしました。また、地域の良いところや課題についても考え、スライドにまとめたものを用いて発表しました。

学んだ内容を伝える工夫として、実演や効果的な画像を用いたスライドや、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。

[生徒の感想]

自分たちの住んでいる地域の特性を知ることで、今の私たちにできることや考えるべきことが具体的に見え、どのように暮らしていく必要があるのか等、取組や支援について前向きに考えられました。

基礎看護技術Ⅱ(コミュニケーション)授業

10月1日(木)@2-6HR教室

外部講師の方から、コミュニケーションの構成要素や基本的な技法、良好なコミュニケーションを図るためのポイントについて講義をいただきました。

講義では、コミュニケーション場面における良い例と悪い例の両方を確認し、コミュニケーションにおいては言語的なコミュニケーションだけでなく、表情や声のトーン、姿勢などの非言語的コミュニケーションを活用することが重要であると学びました。

また、ペアワークを通して、自分の考えていることを相手に分かりやすく伝えることの難しさや、思うように伝わらないことへのもどかしさを実際に感じることができました。今回の講義や演習を通して、相手の立場や受け取り方を意識しながら、言葉だけでなく非言語的な要素も含めてコミュニケーションを取ることの大切さを学ぶことができました。

 

〈生徒感想〉

・患者さんが話しかけやすい看護師になるためには、コミュニケーションスキルだけでなく、表情の管理も必要になると考えました。病院ではマスクを装着しているため、アイコンタクトや声の抑揚・リズム、身振りなどを取り入れることが必要だと気づきました。

・何か作業をしながら話を聴かず、視線を合わせて聴いていることに気づいてもらうことで、患者さんも安心すると考えました。

・専門用語を使って説明をすると、不安を抱く患者さんもおられると考えたため、専門用語を使わずにわかりやすい言葉で説明したいと思います。