2年数理探究類型 サイエンスダイアログ
2月8日(水) 4限 化学第2実験室
「Chronic Arsenic Exposure Impairs Pancreatic β-cell Function」
講師:Christopher M. CARMEAN博士(神戸大学大学院医学研究科)
2月8日(水)4限、日本学術振興会のサイエンスダイアログプログラムを実施しました。
今回は、アメリカから来られて神戸大学大学院医学研究科で研究をされているChristopher M. CARMEAN博士に「Chronic Arsenic Exposure Impairs Pancreatic β-cell Function」と題して講義をしていただきました。
CARMEAN博士ご自身が研究テーマとされている糖尿病に関する研究、また関連する生化学に関する授業で、血糖値の調節を行っている膵臓からのホルモン分泌について、ヒ素が膵臓のβ細胞に影響を及ぼし、糖尿病の一つの要因になっているという内容でした。世界中の衛生環境が十分ではない地域では、わずかなヒ素が飲料水に含まれていることがあり、これが糖尿病など生体機能へ影響を及ぼしていることがあり、それがどのようなメカニズムで起こるのか、どのような実験で検証しているのかなどについてお話し下さいました。授業はすべて英語でしたが、スライドを用いながらゆっくりとわかりやすい英語でお話しくださいましたので、生徒達も通訳なしでもかなり理解できたようでした。ご自身の研究の経歴や現在の研究室の様子、さらには将来研究者を目指す上で大切なことなどについてもお話しくだいました。