2年生 数理探究類型 特別授業
大日本住友製薬「次世代育成支援プログラム」
『科学技術と人の幸せ』
12月12日(月) 2年生数理探究類型を対象に、大日本住友製薬「次世代育成支援プログラム」の特別授業を実施しました。
今回の授業は『科学技術と人の幸せ』と題して、最先端の遺伝子技術と遺伝子診断についてのプログラムでした。
最初に、遺伝子を調べることによって、病気に関わること、生物の歴史、お米の品種や産地など、現代の技術では様々なことがわかることが説明されました。その後、ある架空の患者さんをモデルにした遺伝子診断に関わる映像を見て、遺伝子診断を受けるか否かについて考えるグループワークを行いました。遺伝子診断を受けると、将来ある病気を発症する可能性を知ることができるのですが、診断を受ける場合、受けない場合、それぞれについてメリットとデメリットについて意見を交換し合い、グループとして一つの結論を導き、発表しました。自分自身の感情、身近な人の思いをはじめ、自身の人生設計をどう考えるか、経済的な問題、医薬品の効果や普及への期待など、様々な観点から考えた意見が発表されました。この発表内容について、講師の方より講評、アドバイスをいただきました。
授業の最後に、新薬を作り出すことの意味、医薬品が世に出されるまでの過程などについてもお話しくださいました。
生徒達にとっても、医薬品を製造し販売する企業がどのようなものであるか、そして現代の医療分野の技術開発と倫理問題などについて知り、考える機会となりました。