総合理数コース夏季校外研修 その2
8月18日(火)理化学研究所 放射光科学研究センターと兵庫県立大学 天文科学センター 西はりま天文台に、総合理数コース1、2年生希望者45名で行ってきました。
午前中は、理化学研究所 放射光科学研究センターにて、大型放射光施設SPring-8とX線自由電子レーザー施設SACLAの見学ツアーを行っていただきました。SPring-8は、太陽の100億倍もの明るさに達する「放射光」という光を使って、物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる事ができる研究施設です。SACLAは、SPring-8の光の、更に10億倍という非常に明るい「X線自由電子レーザー」を発生させて、それを使って物質の極めて速い動きや変化の仕組みを原子レベルで解明する世界最高性能の研究施設です。見えないものを見える化する放射光の技術について、わかりやすく教えていただきました。シューズカバーをつけ、絶対に設備には触れてはいけないという緊張感の中、巨大な放射光施設の見学をさせていただき、貴重な体験となりました。
午後は、兵庫県立大学 天文科学センター 西はりま天文台に移動し、戸塚研究員から「銀河の姿 見えるものと見えないもの」について講義をしていただきました。まるで宇宙旅行をしているかのような壮大なスケールの講義でした。太陽も銀河の中の一つの星で、私たちは天の川銀河の端で生きているということを実感しました。講義の後は、なゆた望遠鏡を見学させていただきました。日本最大級の望遠鏡は、圧巻の迫力でした。