日別アーカイブ: 2024年7月5日

西播磨高齢者文化大学との交流会

6/21(金)、本校において、西播磨高齢者文化大学2年生(22名)と総合福祉科1年生(40名)が交流会を行いました。まだ入学して3ケ月あまりですが、交流会の内容を生徒が考え、準備をしてきました。

まずは、絵柄から想像して答えてもらう「スリーヒントクイズ」を行い、一緒に考えながら答えました。次に、車いすの扱い方や実際の動かし方、支援方法なども生徒が紹介し、実際に段差を上がったり、スロープ(坂道)を降りるなどの体験を行いました。

最後に、大学生の方に教えていただきながら「車いすダンス」にチャレンジしました。みんなで曲に合わせながらダンスをし、楽しく交流を行うことができました。会場内は、高校生も大学生もみんな笑顔と笑いで溢れていました。

 

看護科1年生 解剖生理学授業

4月から「看護学」を学び始めた看護科1年生の生徒が、解剖生理学の「運動器系」の内容の発表をグループに分かれて行いました。

[目標]

①人の行動に関する筋を理解し、説明できる。

②各筋を意識した運動を紹介し、クラス全体が参加し学習・指導できる。

内容は、階段をのぼるのに必要な筋肉、立ち上がりに必要な筋肉、歩行に必要な筋肉などで興味のあることをグループで選びました。発表に向けた準備では、放課後にも集まり教科書やタブレットで調べ学習を行った後、まとめました。また、発表がスムーズにいくよう発表原稿も作成し、練習も重ねました。特に筋肉のイラストには力を入れ、どのグループも綺麗に仕上げていました。当日は、説明をわかりやすく行う、クイズ形式にする、強化運動を説明しながらクラス全員で行うなどの工夫がみられ、良い発表となりました。6月4日(火)に2年生の先輩の「循環器系」の発表を見ていたので、まとめ方や発表の参考にもつながり、プレゼンテーション能力も向上したと感じます。興味を持ち調べ学習し、皆にわかりやすく発表を行うことでそれぞれの理解が深まりました。

看護科3年生 基礎看護実習Ⅲ

高校3年生の基礎看護実習Ⅲが終了しました。各病院で担当患者様へのバイタルサイン(体温・血圧・呼吸数・脈拍数)の測定や患者様やカルテからの情報収集、そこから患者様に応じた日常生活援助をさせていただきました。

<生徒の学び>

・患者様の状態はいつも一緒ではなく変化することが多いため、数値からの得られた変化だけでなく、その時の訴えや表情などからも変化を読み取る必要があると学んだ。

・バイタルサインや一般状態の観察のみを援助計画変更の基準にするだけでなく、患者様の嗜好、性格、ADLなどの情報収集から変更していく必要性について学ぶことができた。

・バイタルサインの項目だけを実施するのではなく、得た数値を日々の数値と比較したり、随伴症状などを観察することが重要だと学んだ。また、患者様の疾患にみられる観察ポイントを事前学習し、情報収集する必要があると学んだ。

・担当患者様のことをもっと知りたいという思いがあり、カルテやコミュニケーションを通して情報収集を行い、前よりも積極的に援助に参加できていたと思う。患者様をもっと知りたいという考えを行動に移せるようにでき、積極的に自分から動けるようになったと言う点が成長した。

・積極性が足りないと感じた。今回の実習でしか学べないこともあることを理解し、指導者様からの指示を待つのではなく、自分から行動することが大切だと思った。

<校内実習の様子>