新年のご挨拶-気持ちの持ち方しだい-

学校生活

「西高 校長室の窓から № 049(2017.1.4)」

明けましておめでとうございます。

西高オフィシャルブログの愛読者の皆様には、新たな気持ちで新年をお迎えになったことと拝察いたします。本年も、このブログをとおして、西高や西高生の魅力を発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。また、昨年、本校創立40周年記念式典でも述べましたが、私たちには、人間に例えると「不惑の四十」を経て、新たなステージへの第一歩を惑わず、迷わず踏み出す役割が課せられています。本年も「チーム西高」は、未来への確実な第一歩を踏み出します。どうぞご期待ください。

本日は「仕事始め」です。この三が日は、まるで3月の気候のように温かくそして穏やかな日々でした。元日、私も人並みに、生まれ故郷の神社に初詣し、西高の充実・発展、そして何よりも西高38回生の夢の実現を祈念してきました。

さて、私の年始の過ごし方は、「箱根駅伝」をテレビで観戦することです。大方の予想通り、原監督率いる青山学院大学が見事に3連覇を達成しました。「山の神」と称された“神野 大地”を擁した昨年までとは違い、「神」不在の青山学院大学が、どのように常勝へと襷を繋ぐのかが見物でした。今年の11時間、200㎞を超える駅伝にも、私たちの人生と同じように「喜怒哀楽」が綴られていました。

まさに、終始、順風満帆ではなく、「上り坂」「下り坂」そして「まさか」までがあり、チームが一丸となり、失敗を取り戻す強さが求められます。選手一人一人の「心の襷」を繋ぐことができなければ、チーム全員の思いの染み込んだ「襷」を、決して繋ぐことはできません。

今回も7区田村の脱水症状からの不調を、8区下田が確かなピッチで後続を引き離しました。今回は、中継所で一度も先頭を譲らず、11時間を切った昨年のような速さはありませんでしたが、青山学院大学として3冠(出雲、全日本、箱根)にたどり着きました。「神」不在のチームが、まさに「総合力」で他のチームを寄せ付けなかったのです。

「入ってくる選手がすごい、監督がすごい。でも一番は、強くなりたいという僕たちの気持ち」。

と、ゴールテープを切った主将の10区安藤選手は、胸を張ってインタビューに応えていました。

「強くなりたいという気持ち」「変えたいという気持ち」「夢を実現したいという気持ち」

このように「気の持ち方」しだいで、偉業が成し遂げられることがあるのだと、箱根駅伝を観戦していて、あらためて思いました。

西高38回生の皆さん、「夢を実現したいという気持ち」が努力に繋がり、皆さんの強運、幸運を呼び込むのです。センター試験までラストスパートです。皆さんに、私からエールを贈ります。

皆様にとって、幸多い1年でありますように。

校長 八木 基雄

 

 

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