「西高 校長室の窓から № 048(2016.12.28)」
平成28年(申年)も残り僅かになりました。そういえば、今年は年男でした。この1年、年男として西高にどれだけ貢献できたのか疑問ですが、「チーム西高」として、教職員の皆さんや西高生の皆さんと楽しく充実した1年を過ごすことができました。ありがとうございました。
今日は「仕事納め」の日。校長室で執務していると、3年生の内田 悠登さんが校長室の扉をノックしてくれました。彼は2年程前、第26回伊藤園新俳句大賞で佳作特別賞に輝き、私が作品を読んで表彰伝達をしました。その俳句が掲載されている商品を持ってきてくれたのです。それがこの作品です。
「帰り道 転んだ友に テントウムシ」
暑い夏の日、学校からの帰り道、仲のいい友達と弾む会話、友達の一人がふと何かにつまずき転ぶという日常のありふれた光景に、「テントウムシ」というカワイイ季語が俳句を際立たせています(私の勝手な解釈で申し訳ありません)。受賞から実際に商品化になるのは随分時間がかかるものなのですね。中身のお茶は昼食時にいただき、ボトルは校長室に飾っておくことにします。私にとっては、年の瀬の嬉しいサプライズでした。
自らの将来の夢について、目を輝かせながら話す彼の姿に頼もしさを感じました。「チーム西高38回生」の皆さんも今が正念場です。お正月返上で、あともう少しラストスパートです。
生徒昇降口では、日本文化研究部「雅」の皆さんが迎春の準備を整えてくれていました。先日、昇降口をボランティアで清掃してくれたソフトテニス部の皆さん、両部の皆さんの温かい心遣いに感謝しています。
皆さんにとって、来年も良い年でありますように。
*ホームページでの紹介は本人の承諾を得ています。
校長 八木 基雄