今日から3学期がスタートしました。始業式では、「物事に絶対はない」という話をしました。箱根駅伝で5連覇を目指した青山学院大学がまさかの2位、大学ラグビーで9連覇中の帝京大学が準決勝で敗退するなど、スポーツの世界では「絶対に勝てる」はないし「絶対に負ける」もない。今までの模試でA判定が出ている大学だから「絶対に合格」とは限らないし、D判定であった大学が「絶対に不合格」でもない。どうすれば思うような結果、成果が得られるのかを自分で考え、あきらめないで継続努力することが大切であることを伝えたかったのです。
その思いを強くしたのが、今年も観戦した全国高校ラグビー大会でのある高校生の姿でした。全国大会で優勝した大阪の学校には、宝塚市役所横の河川敷で土日だけ活動している地域のラグビースクール出身の選手がおり、わが息子たちも少しだけ一緒に練習をさせてもらっていました。全国各地から有望選手が多数集まる強豪校でレギュラーになるために、私たちには計り知れない努力があったのだと思います。「絶対に無理」ではなく、「やればできる」無限の可能性を、そのはつらつとしたプレーを見て感じました。西高生にもきっと「やればできる」力があるはずなので、その力をもっともっと大きく強くするとともに、いつでも発揮できるようにしてやれたらと思います。 校長 廣瀬雅樹