第2学期始業式・着任式

9月1日(金)、着任式が行われました。8月より着任されたALTの先生が校長先生より紹介され、ご挨拶をされました。

始業式では、校長先生より「通勤、通学中の電車内での出来事から譲る心、思いやりの心の大切さと、2学期は多くの行事があるが、一生懸命だと余計に諍いも起りやすいが、他者を大切に尊重しながら行っていこう。」と、お言葉をいただいた後、校歌を斉唱し、新たな気持ちを胸に新学期のスタートをきりました。

 

令和5年度コンクリートカヌー競技大会(近畿大会)

8月26日(土)、環境建設工学科の生徒6名が、コンクリートカヌー競技大会に参加しました。

環境建設工学科で学んでいる知識(特にコンクリート・浮力計算)が、現実に活用できるのかを作品(コンクリートカヌー)を製作し競技会に参加し確認することを目的としています。

製作にあたり、カヌーの強度を保ちながら、自重を軽くするという課題が挙がりました。その解決方法として、引張に強い補強繊維(バルチップ)を混入しました。(企業に協力依頼)

大会には13校(13艇)が参加し、製作過程のプレゼンテーション・船体のデザイン・競漕を行いました。

結果は7位でした。浸水するカヌーがある中、本校艇「バルチップ艦隊」は、完走することができました。

コンクリートカヌー製作を通して、日頃学んでいる知識や技術が実生活で役に立つことが理解できました。また、難しい課題でも工夫と仲間との協力で成し遂げられることを学びました。

第23回高校生ものづくりコンテスト(測量部門)近畿大会(全国大会予選)

8月23日(水)、第23回高校生ものづくりコンテスト(測量部門)に、環境建設工学科の3年生4名が出場しました。

大会の課題は「閉合トラバース測量とその計算」で、外業および内業のそれぞれの採点基準によって採点され、順位を競います。外業では、5角形の閉合トラバース測量において、方位角の測定および5点の測角・測距を行います。内業では、外業で測量した野帳をもとに、トラバース計算書を完成させます。

本校では、コンテスト出場のため、課題研究という授業を通じて取り組みました。4月から大会前日まで、「どうすれば上位入賞できるのか」を考えながら、練習、そして振り返り、再検討と活動してきました。

しかし、結果は出場校10校のうち7位という成績に終わりました。練習と大会のグランドコンディションの違い、気温や湿度の違いから、測量の奥深さを体験し、大会の緊張から、練習の成果を存分に発揮できなかったことなど、これから社会に出ていく生徒にとって、深い学びができたと思います。

<外業の様子>

<内業の様子>

環境建設工学科:令和5年度建設サマーセミナー(西部地域)

一般社団法人兵庫県建設業協会が毎年開講している建設サマーセミナーに、環境建設工学科の1・2年生6名が参加しました。この建設サマーセミナーは2日間開講され、建設業協会から協力依頼を受けた前川建設株式会社の工事現場で見学や実習を行ったものです。1日目は欧州で開発された「CLT工法」を用いた住宅の見学、鉄筋コンクリート造のマンション基礎工事の見学を行いました。介護老人ホーム建設現場では、電動工具を使って壁を構成するボードの固定、壁紙を貼る体験などをしました。

2日目は加西市で建設中の鋼材センターを訪れ、鉄鋼造の骨組みや外壁工事を見学しました。この現場は床の一部がコンクリート仕上げとなっており、コンクリート打設前の床配筋工事を体験。生徒たちは現場監督さんや鉄筋工さんから、鉄筋を結束する「ハッカー」という道具の使い方を教えてもらい、慣れない手つきながらも一生懸命取り組みました。午後からは三木市にある兵庫耐震工学研究センターの施設を見学しました。20m×15mの世界最大級の能力を持つ振動台を目の当たりにし、構造物などの耐震安全性の向上や、強固な社会基盤形成のために各種構造物の耐震実験及び関連する基礎実験を行う必要性について深く学ぶことができました。

閉講式では一人ひとりが2日間の感想を発表し、終了証書が手渡されました。短い期間ではありましたが、生徒たちは大変有意義な体験ができたと感じました。

第1回オープンハイスクール

8月1(月)、2日(火)に、第1回オープンハイスクールを行いました。

今年度は、2日間で延べ900名を超える参加者が来校され、龍野北高校の特色や取組を知っていただきました。昨年度に引き続き、受付・誘導は本校生徒のもてなし隊が行いました。

今年度マルチビジョンが導入されたアセンブリホールで全体会を行い、司会は広報委員が担当しました。全体会では、校長挨拶、生徒会長挨拶、学校紹介説明、BYODについての説明を行いました。

その後、各科に分かれて体験実習を行いました。

 

<電気情報システム科>

<総合デザイン科>

<環境建設工学科>

<看護科>

<総合福祉科>

参加してくださった中学生の皆さん、ありがとうございました。
10月28日(土)にも第2回オープンハイスクールを開催する予定ですので、ぜひご参加ください。

1学期 終業式・離任式

7月20日(木)に、第1学期終業式が行われました。初めに、校長先生より式辞をいただきました。「若者らしさや龍北生らしさとは何か。失敗を恐れずにチャレンジすることこそ若者らしさである、またそういった生徒になってほしい。また、この夏のオープンハイスクールは龍北生の魅力が伝わる機会になってほしい。」とお言葉をいただきました。夏季休業中も、自分の目標に向かってチャレンジして過ごしてほしいです。

引き続き、ALTロー先生の離任式が行われました。6年間、ALTとして勤務されたロー先生から生徒へ自分の実体験や授業で伝えたことを交えて最後のお話をしてくださいました。この6年間英語を通して、チャレンジすること、目標を持って勉学に励むこと、間違いに気づいたときに修正することの大切さを教えてくださいました。2-6亀井さんから花束をお渡しし、温かな拍手でロー先生を送りました。ロー先生、ありがとうございました。

最後に、生徒指導部長より夏季休業中の生活について講話をいただきました。健康に留意してトラブルのない充実した夏休みになるよう努力しましょう。

赤ちゃん先生クラス

7月11日(火)、今年度初めての「赤ちゃん先生」が開催され、5組の赤ちゃんとそのお母さんが来てくれました。入場時には「かわいい」と声が上がり、みんなを自然と笑顔にしてくれました。

今回のテーマは「赤ちゃんの1日の生活リズムとそれに合わせたお世話(育児)」の話でした。実際に赤ちゃんのお世話をしているお母さん達の声を聴き、赤ちゃんの1日の生活リズムや育児等を知ることができました。赤ちゃん先生を膝の上に抱かせてもらったり、一緒に手遊びをしたりと普段なかなか触れ合うことができない赤ちゃんと楽しく過ごすことができました。

次回は12月になりますが、成長した姿を見るのが楽しみです。

 

<感想>

・母親は休む暇なく、1日中忙しく動いていることが分かった。

・母親と赤ちゃんとの触れ合いを増やしていくことで、愛着形成が促進されると気付いた。

・可愛い我が子だからこそ、どんなことでも母親は頑張れるのだと感じた。

・5人の赤ちゃんを見て、同じ年でも個人差があり、年齢によっても違うことが分かった。

・母親には様々な妊娠、出産の不安があり、できる限り不安を取り除く関わりが必要であると感じた。

・抱っこした際や笑った顔を見た際に、とても癒された。

・母親は身体的にも精神的にも疲労が溜まるなと感じた。でも、子どもから貰う愛でそのストレスが軽減されたり、疲労も回復したりするため、母と子の相互作用は子どもが成長するうえで大切なことだと学べた。

・大変な育児を経て、ここまで大きくしてくれた自分の母親に感謝を伝えないといけないと思った。

現場見学 環境建設工学科1年生

6月23日(金)、環境建設工学科1年生の現場見学を実施しました。

1年生は今後、「建築類型」と「都市計画類型」に別れて学習することとなります。その類型選択の判断材料の一つとして今回の現場見学が実施されました。午前中は「土木」の現場、午後からは「建築」の現場を見学するスケジュールでした。

土木の現場では、はじめに「太子道路」を見学しました。太子町は慢性的な交通渋滞が問題となっており、交通量が多いにも関わらず道路の幅が5.9mと非常に狭く、歩行者にとって危険な場所になっています。今回の工事は交通渋滞解消と歩行者の安全を守るために、新しく幅16mにもなる大きな道路を作っていました。次に見学した「糸井髙田橋」は、網干駅に隣接する通称「開かずの踏切」が存在する所です。通勤ラッシュ時の車の大渋滞を解消するために、踏切の替わりに線路の上に「陸橋」をかける工事をしていました。いずれも、完成すれば地域の方や道路を使う人が非常に便利になります。まさに土木工事は「世のため人のため」になる社会貢献度の高い仕事だと感じました。

そして今回はなんと、工事途中で発見された4000年前の遺跡(沖代遺跡)も見学させていただきました。なんでも工事途中で遺跡が発見されることも珍しくないのだとか。住戸跡や土器・土偶を見ていると、ふと4000年前の太古のロマンも感じることができました。

建設系企業「魅力出前講座」

6月23日(金)、環境建設工学科3年生を対象とした「建設系企業魅力出前講座」を開講しました。

この講座は生徒たちに建設業の魅力や企業の取り組みについて理解を深めさせること、また業界で活躍しているOB・OGに現在勤めている企業・業界・自身の仕事内容などについて話を伺うことを目的としています。今回は地元で活躍されている企業8社、約30名の方々に来ていただき、一企業に対して一教室を使用してお話をしていただきました。資料や映像を使った対話型の形式とし、生徒たちは一企業25分間の話を3社聞く流れです。このような取り組みは建設系学科を有する県内の工業高校において、初めての試みとなります。構想から実施まで約一年間かかりましたが、企業の皆様のご協力により無事開講することができました。私たち教員では説明できない建設業の深い領域を、企業の皆さんや先輩たちが丁寧に説明してくださいました。

参加した生徒たちから「すごく良い話を聞くことができました」「進路について改めて考えたいと思います」「建設業のイメージが変わりました」などの声を聞くことができ、とても良い講座になったのではないかと思います。

来年度は2年生も参加できる出前講座を開講したいと考えています。本校のスローガンである「まちを支える人づくり~スペシャリストへの道」を掲げ、建設業界で活躍する生徒を育てていきたいと思います。

基礎看護実習Ⅲ

2週間の基礎看護実習Ⅲが終了しました。基礎看護実習Ⅰ・Ⅱともに、新型コロナウイルス感染症の影響で校内の代替実習や短時間の見学実習になったため、今回が初めての2週間の病院実習となりました。

各病院で担当患者様へのバイタルサイン(体温・血圧・呼吸数・脈拍数など)の測定や情報収集、援助を通し、コミュニケーションの難しさを改めて実感しました。また学校で学んだ基礎・基本を応用し、患者様に合わせた援助を行うことの必要性が学べました。コロナ禍の中、ご指導してくださった指導者様、担当させていただいた患者様に心から感謝したいと思います。

<実習の終了後の感想>
バイタルサインを測定した値をただ読み取るのではなく、その値から患者様の状態を把握することの大切さを学びました。また、日常生活援助でも、ただ教科書通りに援助するのではなく、患者さんの一般状態を観察したことを関連付けたり、根拠に基づいた援助を行うことの必要性も学びました。今回の実習では、何事にも広い視野を持ち、細かいところまで目を向けることができるようになった点が成長したことです。

<校内実習日の様子>