日別アーカイブ: 2025年6月19日

令和7年度 建設業魅力説明会

環境建設工学科の1年生を対象とした「建設業魅力説明会」が行われました。この説明会は兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつであり、建設業の魅力ややりがいについてご講話を頂きました。講師は昨年と同じく、株式会社 神崎組様から卒業生を含めた4名が来校され、建築・土木工事の違いや特徴、建設業が社会基盤整備に大きく貢献していることなどを、丁寧に説明していただきました。準備していただいた資料や映像を、生徒たちは真剣な表情で見入っていました。

最後の質疑応答では、恥ずかしさもありなかなか挙手する生徒がいませんでしたが、数名の生徒が質問をしました。一つひとつの質問に対し、分かりやすく丁寧に対応していただき、普段なかなか聞くことができない建設現場の「リアル」を伺うことができました。1年生は今後、建築類型と都市計画類型のどちらかを選択し、2年生から本格的に専門分野について学んでいきます。今回の講話を通して、生徒たちは自分の選択を確定させたように感じました。

環境建設工学科3年生 現場見学

6月18日(水)に環境建設工学科の3年生を対象とした現場見学会が実施されました。今回の見学では、午前中に「建築」、そして午後から「土木」の工事現場を見学しました。

まず建築の現場では、株式会社ノバック様が担当しておられる姫路市の「伊勢屋本店工場新築工事」を見学しました。いつも見慣れている住宅やマンションと違い、食品製造工場という特殊性もあり、普段目にすることのない内部を見学することができました。さらに壁紙や床を仕上げる前の状態だったため、普段は壁紙などで隠れてしまう壁の中や床の下の状態もよくわかり、大変勉強になりました。

午後から訪れた土木工事の現場は、株式会社ハマダ様が担当しておられる姫路市豊富町の「甲山浄水場造成工事」の現場でした。午前中に訪れた建築工事の現場とは比較にならないくらい広大な土地の造成工事を行っていました。建築の工事とは違い、非常に長い水路を設置したり、土が崩れないように「擁壁(ようへき)」という構造物を設置していたり、スケールの大きさの違いに生徒達も圧倒されました。

今の3年生は、1年生の時にも現場見学に行っていますが、その時は、まだ専門知識が全くない状態だったので、質問もしにくかったと思いますが、3年生になり「専門の学び」を深めていることで、担当の社員の方に、現場に関する細かい質問までしていました。

また、どちらの現場でも、本校卒業生の方が働いておられ、生徒も積極的に質問しやすい環境でした。いよいよ、進路の決定に本格的に動き出す3年生にとって良い経験ができたことと思います。