「各科」カテゴリーアーカイブ

環境建設工学科:令和5年度建設サマーセミナー(西部地域)

一般社団法人兵庫県建設業協会が毎年開講している建設サマーセミナーに、環境建設工学科の1・2年生6名が参加しました。この建設サマーセミナーは2日間開講され、建設業協会から協力依頼を受けた前川建設株式会社の工事現場で見学や実習を行ったものです。1日目は欧州で開発された「CLT工法」を用いた住宅の見学、鉄筋コンクリート造のマンション基礎工事の見学を行いました。介護老人ホーム建設現場では、電動工具を使って壁を構成するボードの固定、壁紙を貼る体験などをしました。

2日目は加西市で建設中の鋼材センターを訪れ、鉄鋼造の骨組みや外壁工事を見学しました。この現場は床の一部がコンクリート仕上げとなっており、コンクリート打設前の床配筋工事を体験。生徒たちは現場監督さんや鉄筋工さんから、鉄筋を結束する「ハッカー」という道具の使い方を教えてもらい、慣れない手つきながらも一生懸命取り組みました。午後からは三木市にある兵庫耐震工学研究センターの施設を見学しました。20m×15mの世界最大級の能力を持つ振動台を目の当たりにし、構造物などの耐震安全性の向上や、強固な社会基盤形成のために各種構造物の耐震実験及び関連する基礎実験を行う必要性について深く学ぶことができました。

閉講式では一人ひとりが2日間の感想を発表し、終了証書が手渡されました。短い期間ではありましたが、生徒たちは大変有意義な体験ができたと感じました。

赤ちゃん先生クラス

7月11日(火)、今年度初めての「赤ちゃん先生」が開催され、5組の赤ちゃんとそのお母さんが来てくれました。入場時には「かわいい」と声が上がり、みんなを自然と笑顔にしてくれました。

今回のテーマは「赤ちゃんの1日の生活リズムとそれに合わせたお世話(育児)」の話でした。実際に赤ちゃんのお世話をしているお母さん達の声を聴き、赤ちゃんの1日の生活リズムや育児等を知ることができました。赤ちゃん先生を膝の上に抱かせてもらったり、一緒に手遊びをしたりと普段なかなか触れ合うことができない赤ちゃんと楽しく過ごすことができました。

次回は12月になりますが、成長した姿を見るのが楽しみです。

 

<感想>

・母親は休む暇なく、1日中忙しく動いていることが分かった。

・母親と赤ちゃんとの触れ合いを増やしていくことで、愛着形成が促進されると気付いた。

・可愛い我が子だからこそ、どんなことでも母親は頑張れるのだと感じた。

・5人の赤ちゃんを見て、同じ年でも個人差があり、年齢によっても違うことが分かった。

・母親には様々な妊娠、出産の不安があり、できる限り不安を取り除く関わりが必要であると感じた。

・抱っこした際や笑った顔を見た際に、とても癒された。

・母親は身体的にも精神的にも疲労が溜まるなと感じた。でも、子どもから貰う愛でそのストレスが軽減されたり、疲労も回復したりするため、母と子の相互作用は子どもが成長するうえで大切なことだと学べた。

・大変な育児を経て、ここまで大きくしてくれた自分の母親に感謝を伝えないといけないと思った。

現場見学 環境建設工学科1年生

6月23日(金)、環境建設工学科1年生の現場見学を実施しました。

1年生は今後、「建築類型」と「都市計画類型」に別れて学習することとなります。その類型選択の判断材料の一つとして今回の現場見学が実施されました。午前中は「土木」の現場、午後からは「建築」の現場を見学するスケジュールでした。

土木の現場では、はじめに「太子道路」を見学しました。太子町は慢性的な交通渋滞が問題となっており、交通量が多いにも関わらず道路の幅が5.9mと非常に狭く、歩行者にとって危険な場所になっています。今回の工事は交通渋滞解消と歩行者の安全を守るために、新しく幅16mにもなる大きな道路を作っていました。次に見学した「糸井髙田橋」は、網干駅に隣接する通称「開かずの踏切」が存在する所です。通勤ラッシュ時の車の大渋滞を解消するために、踏切の替わりに線路の上に「陸橋」をかける工事をしていました。いずれも、完成すれば地域の方や道路を使う人が非常に便利になります。まさに土木工事は「世のため人のため」になる社会貢献度の高い仕事だと感じました。

そして今回はなんと、工事途中で発見された4000年前の遺跡(沖代遺跡)も見学させていただきました。なんでも工事途中で遺跡が発見されることも珍しくないのだとか。住戸跡や土器・土偶を見ていると、ふと4000年前の太古のロマンも感じることができました。

建設系企業「魅力出前講座」

6月23日(金)、環境建設工学科3年生を対象とした「建設系企業魅力出前講座」を開講しました。

この講座は生徒たちに建設業の魅力や企業の取り組みについて理解を深めさせること、また業界で活躍しているOB・OGに現在勤めている企業・業界・自身の仕事内容などについて話を伺うことを目的としています。今回は地元で活躍されている企業8社、約30名の方々に来ていただき、一企業に対して一教室を使用してお話をしていただきました。資料や映像を使った対話型の形式とし、生徒たちは一企業25分間の話を3社聞く流れです。このような取り組みは建設系学科を有する県内の工業高校において、初めての試みとなります。構想から実施まで約一年間かかりましたが、企業の皆様のご協力により無事開講することができました。私たち教員では説明できない建設業の深い領域を、企業の皆さんや先輩たちが丁寧に説明してくださいました。

参加した生徒たちから「すごく良い話を聞くことができました」「進路について改めて考えたいと思います」「建設業のイメージが変わりました」などの声を聞くことができ、とても良い講座になったのではないかと思います。

来年度は2年生も参加できる出前講座を開講したいと考えています。本校のスローガンである「まちを支える人づくり~スペシャリストへの道」を掲げ、建設業界で活躍する生徒を育てていきたいと思います。

基礎看護実習Ⅲ

2週間の基礎看護実習Ⅲが終了しました。基礎看護実習Ⅰ・Ⅱともに、新型コロナウイルス感染症の影響で校内の代替実習や短時間の見学実習になったため、今回が初めての2週間の病院実習となりました。

各病院で担当患者様へのバイタルサイン(体温・血圧・呼吸数・脈拍数など)の測定や情報収集、援助を通し、コミュニケーションの難しさを改めて実感しました。また学校で学んだ基礎・基本を応用し、患者様に合わせた援助を行うことの必要性が学べました。コロナ禍の中、ご指導してくださった指導者様、担当させていただいた患者様に心から感謝したいと思います。

<実習の終了後の感想>
バイタルサインを測定した値をただ読み取るのではなく、その値から患者様の状態を把握することの大切さを学びました。また、日常生活援助でも、ただ教科書通りに援助するのではなく、患者さんの一般状態を観察したことを関連付けたり、根拠に基づいた援助を行うことの必要性も学びました。今回の実習では、何事にも広い視野を持ち、細かいところまで目を向けることができるようになった点が成長したことです。

<校内実習日の様子>

現場見学 総合デザイン科

6月6日(火)、総合デザイン科の現場見学を実施しました。

1年生は、岡山県倉敷市の大原美術館を鑑賞した後、美観地区を散策しました。

2年生は、アートの島といわれる、香川県の直島を訪れました。芸術家が古民家をまるごと作品化した『家プロジェクト』作品を鑑賞した後、「自然・建築・アートの共生」がコンセプトの、ヴァレーギャラリーとベネッセハウスミュージアムで美術作品を鑑賞しました。

3年生は、徳島県の日本最大の陶板名画美術館である大塚美術館へ行き、作品を鑑賞しました。

今回の現場見学は、生徒のデザイン・アートへの関心と理解を深め、視野を広げた事により、これからの作品作りの参考になる機会になりました。

現場見学 環境建設工学科3年生

6月14日(水)、環境建設工学科3年生の現場見学を実施しました。今回は株式会社ノバックのご協力により、松村防潮水門建設工事現場と、リベールグラン姫路新築工事現場を見学しました。

各工事現場入構の挨拶から始まり、現場の説明を受けました。松村防潮水門建設工事現場では、水門の役割や施工方法について説明を受けました。リベールグラン姫路新築工事現場では、コンクリート打設工事の見学をしました。当日はコンクリートミキサー車が現場に入ってきては受入検査を実施していました。

生徒は気になった点を次々と質問していたのが印象的でした。教科書で学んだことを現場でフィードバックをして、理解を深めることにつながったと感じています。非常に有意義な現場見学でした。

先輩に聞く会

6月6日(火)に、計7社11名の卒業生を招いて先輩に聞く会を実施しました。

生徒たちにとっては、数年後の自分と比べられる生の声を聞くことができて、将来の職業観を考える素晴らしい時間を過ごすことができました。3年目になりますが、生徒たちに将来の進路や高校生活の過ごし方を考えさせる為に役立っています。今後も継続していきたいです。

看護科 解剖生理学授業

2年生の看護科生徒が1年生の看護科生徒に、解剖生理学の授業を行いました。

4月から授業で学習した「循環器系」について授業を行いました。

1年生は循環器系の勉強をしていないため、専門用語で説明するのではなく、分かりやすい表現で説明し、「解剖生理学が楽しい」「循環器系興味が湧いてきた」等思ってもらえるように発表資料作りをしました。タブレットと模造紙、紙芝居にして理解しやすいように工夫しました。

全身を張り巡らされている血管の名前をすべて覚えたり、心臓のはたらきを勉強したりと覚える内容が多く、苦戦していましたが、班員と授業計画を練りながら勉強を行うことで理解が深まりました。

電気情報システム科 校外学習

5月25日(木)にインテックス大阪で行われた、電設工業展の見学を行いました。

生徒たちは、出店製品の特長や最新技術の説明、見学等を通して、興味、関心を持ち積極的に参加していました。多数の企業が出展しており、様々なものを見たり触れたり聞いたりすることで、充実した見学を行うことができました。

これからの進路を考える良い機会となりました。