「各科」カテゴリーアーカイブ

県立高校魅力アップ推進事業

2月初旬に看護科3年生が成人看護学実習を終えました。そのタイミングで姫路医師会の向原伸彦医師に「肩の凝らない医療の話」という内容で講義をしていただきました。

臨床倫理や医療安全に関する内容でしたが、わかりやすくて面白く興味が湧く内容で、全員が集中して聞けていました。医療安全では、「人は誰でも間違える」「医療事故は起こりうること」と認識し、安全を確保できる方向にシステムを変えることが必要であることを学びました。

また、5人一組となり、紙・はさみ・のりを使用して輪を多くつなげるという演習を3つの状況設定で行いました。そこからチーム医療における安全・質保証を確保するためには、チームワーク、コミュニケーション、リーダーシップ、状況認識、意思決定が必要になるということを教えていただきました。これらの学びを今後に活かして欲しいと思います。

<生徒の感想>

・看護師は業務の多さや中断の多さから医療事故に結びつくエラーを起こしやすいことがわかりました。実際に輪を皆で作ることでノンテクニカルスキルにおいてコミュニケーションやチームワークの大切さが理解できました。

・医療安全を目指すうえで安全は存在しないため、いかにリスクを下げるかということに重点を置くべきだと考えました。

・自分の失敗を隠そうとせず、「人は誰でも間違える」という心持ちで正常化の偏見を持たずこじつけ解釈をしないようにしたいと思いました。「人を幸せにすることが自分の幸せにつながる」って素敵な言葉だと思いました。

・臨床倫理について、それぞれの価値観を知り、尊重することが大切であり、看護師中心の価値観で医療を提供するものではなく、患者さん立場に立って関わることが安楽な看護につながると学びました。

献血・骨髄バンクセミナー

高校3年生を対象に献血・骨髄バンクセミナーが開かれました。講師として、兵庫県赤十字血液センターとたつの市健康福祉事務所の職員が来てくださいました。

献血クイズ、献血後の血液の利用方法、献血・骨髄バンクのドナー登録の流れの説明があり、不安や疑問を解消することができました。また、病気を治療して元気になられてた方の動画「ありがとうの手紙」を見ることで、献血やドナー登録の必要性を感じました。

全国で輸血をされている人は1日に約3,000人います。「血液は人工的に作れない」、「献血された血液は長期保存ができない」と言われています。高校生の健康な血液を必要としている人々はたくさんいます。「あなたには人の命を助ける力がある…」これを機会に、献血や骨髄バンクの登録をして欲しいと思います。

 

看護科集会

12月18日(月)に、令和5年度 第3回看護科集会を行いました。

2学期の出来事について学年ごとに代表者から発表がありました。授業や実習の学びだけでなく、2学期は体育大会・龍北祭と大きな行事があり、その中で得られたものやこれからの課題なども含めた発表で、それぞれの学年ならではの内容でした。また、専攻科の先輩から専攻科での生活を具体的に聞くことができ、今必要なことや今取組んでおくべきことについても知ることができ有意義な時間となりました。

さらに、今回の科集会ではスペシャルゲストとしてサンタクロースとトナカイが参加し、その後の学年間交流を盛り上げるイベントが行われました。勉強や実技の内容が難しくなり悩みも増える時期ですが、この時間はたくさんの笑顔があふれており、同じように悩む仲間と話すことで不安な気持ちも少し和らいでいるように見えた素敵な時間でした。

高大連携授業 総合デザイン科1年生

12月18日(月)、総合デザイン科1年生を対象に、神戸芸術工科大学で専門学科の先生方によるワークショップ実習講座が開講されました。

初めに、神戸芸術工科大学の説明を受け、施設見学を行いました。専門学科ごとにある施設を見学し、見たことのない機械や道具、大学生の作品に圧倒されていた様子でした。

学生食堂にて昼食をとった後、3つのグループに分かれてワークショップを行いました。

ツリーハウスをつくる班では、小枝と模型材料を用いて木々を利用した家のイメージを模型製作しました。在学中の生徒さんも参加して、教えてくださいました。リメイクTシャツの班では、ナットや針金などの身近にあるものや、自分で描いた絵を切り抜いたものをマスキングのシートにして、スプレー缶を使用して着色しました。自分の作品が完成すると、嬉しそうな表情を浮かべていました。iPadでキャラクターイラストを描く班では、iPadとアップルペンシルで人間キャラクターのイラストを描きました。人の手の描き方から教わり、それを活かし、人の手が必ず入るように。といった課題のもと自分で考えた魅力的なキャラクターを描きました。専門の先生から教わり、限られた時間の中で真剣に取り組んでいました。また、自分の進路を考える機会にもなりました。

総合デザイン科ファッションショー『MOViE』

11月18日(土)と19日(日)の2日間、赤とんぼ文化ホールにて、総合デザイン科によるレザーファッションショー『MOViE』を行いました。

今回のテーマは映画で、タイトルは「MOViE(読み方;ムーヴ)」です。タイトルの読みである「ムーヴ」は「movie」の語源です。「ムーヴ」は見ている人の心を動かすという意味があります。そして、幅広い世代に愛される「映画」。映画を見ると感情が揺れ動きます。そのように人の心を動かすショーを作りたいと考え取り組みました。

モデル・衣装制作・装飾・ヘアメイク・音響・映像・大道具・PRの係に分かれ、リーダーを中心に本番まで精一杯頑張ってきました。日ごろの練習が実を結び成功を収めることができ、達成感と感謝の気持ちで一杯です。

ファッションショーは今年で22年目を迎えることができました。これから先も、たつのの地場産業である皮革の魅力を“デザイン”を通して表現していきます。皆様のご理解、ご協力、そしてあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

 

生コン工場施設見学

11月17日(金)、環境建設工学科の2年生が、生コンクリートプラントである株式会社ヒメコンを訪ねました。社長をはじめ、数十名の従業員の方々が歓迎してくださり、一日をかけて、丁寧にコンクリートやプラントについて教えてくださいました。

まず、3つのグループに分かれ、建設重機体験、コンクリートに関する座学、生コンクリートのスランプ試験を、それぞれ順に体験しました。

建設重機体験では、大型のショベルカーやダンプカーの操縦体験、そしてコンクリートミキサー車の内部まで見せていただきました。

コンクリートに関する座学では、コンクリートの歴史やコンクリートの製造方法について学習しました。

生コンクリートのスランプ試験では、ひとりずつ全員が体験させていただき、コンクリートの材料の配合と柔らかさの関係や空隙について教わりました。

さらに、希望した生徒には、事務所の内部を案内してくださり、プラント内のミキサーの操作方法について教わりました。パソコンで遠隔操作されており、大きなモニターにはプラント内部が映し出され、安全を確認しながら、コンクリートの硬さについても映像で確認しながら調整しているとのことです。

どの生徒の質問にも丁寧に回答くださり、またどの体験においても、丁寧に教えてくださったので、すべての生徒が、「とてもよい体験をした」、「楽しかった」と目を輝かせていました。

将来について具体的な考えを持つ生徒も居れば、まだ具体的でない生徒もいますが、来年に迫る就職活動や進学活動の一助となれば幸いです。

環境建設工学科「資格取得支援講習会(建築類型)」

10月20日(金)、兵庫県建設業育成魅力アップ協議会事業の「資格取得支援講習会」が、環境建設工学科で建築類型を選択している3年生22名の生徒を対象に行われました。これは高校在学中に取得できる国家資格「2級建築施工管理技術検定」の合格を目指して行っているものです。

学校では過去問題を中心に学習指導を行っていますが、生徒たちが理解し難い分野に関して、外部から来ていただいた講師の先生に重点的に指導をしてもらいました。今回は工程管理の分野を中心に説明していただきました。限られた時間の中で生徒たちは集中して説明を聞き、積極的に質問を行っていました。

試験は11月12日(日)に行われます。今回の講習会が生徒たちの合格に繋がることを期待しています。

環境建設工学科「資格取得支援講習会(都市計画類型)」

10月6日(金)、兵庫県建設業育成魅力アップ協議会事業の「資格取得支援講習会」が、環境建設工学科で都市計画類型を選択している3年生15名の生徒を対象に行われました。これは高校在学中に取得できる国家資格「2級土木施工管理技術検定」の合格を目指して行っているものです。

普段の授業では時間をかけて取り組むことができない学習分野を中心に、外部講師に来ていただき指導していただきました。限られた時間の中で、生徒たちは集中して説明を受け、そして理解できない部分に関しては積極的に質問をしていました。

試験は10月22日(日)に行われます。今回の講習会が生徒たちの合格に繋がることを期待しています。

県立西播磨高齢者文化大学との介護教室

総合福祉科2年生は、9月15日(金)に近隣の県立西播磨高齢者文化大学生(42名)を学校に招いて、介護教室を行いました。

この取り組みは、大学生の方々が様々な介護方法を学ぶことができるよう毎年開催しています。

今年は、車いすの扱い方やベッドから車椅子に移乗する方法を説明し、大学生に体験していただきました。初めは、生徒が車いすの使用法や段差や坂道での走行について説明し、続いてベッドから車いすへの移乗方法について実演を交えて行い、大学生に体験していただきました。

また、福祉用具(スライディング・ボード)を活用した移乗方法も分かりやすく説明し、実演しました。この取り組みは、毎日新聞社の取材を受け、9/19に掲載されました。

兵庫県ユニバーサルツーリズム事業「ひょうごユニバーサルなお宿」ロゴマークデザイン採用!

兵庫県は、年齢や障害の有無に関わらず誰もが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム(UT)」に積極的に取り組む宿泊施設の登録制度「ひょうごユニバーサルなお宿」を進めています。基準を満たす施設を登録し、バリアフリー化や情報発信で宣言施設を支援しています。

会見時点でユニバーサルなお宿を宣言した39施設は県公式観光サイトの特設ページに掲載されています。

登録施設である証として使用されるロゴマークは、本校総合デザイン科3年生の森下音(のん)がデザインした作品が選ばれました。兵庫の五国をマルで表し、それぞれのマルが手を伸ばし繋げることで「すべての人のための」というユニバーサルの基本理念を表現しています。

7月27日、県知事による記者会見の中でロゴマークの発表と表彰状の授与式がありました。

<採用されたロゴマーク>

<斎藤県知事による記者発表の様子>