「学校行事」カテゴリーアーカイブ

環境建設工学科3年現場見学

こんにちは。はじめまして。環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回、環境建設工学科の3年生対象の現場見学会が実施しましたのでその報告をします。

3年生は毎年1回、現場見学に行っています。今回は、午前中に「土木」の現場として太子町内に新たに作られる道路の見学と、たつの市で完成した令和跨線橋(JRに架かる陸橋)を見学しました。また、午後からは「建築」の現場として、姫路市にある市営住宅建替え工事を見学しました。

土木の現場では、JR網干駅の近くに幹線道路を分断する、通称「開かずの踏切」があるため、平日は車の大渋滞が発生しています。今回の道路はその渋滞を緩和するために新しい道路を作っていることを聞き、生徒達も改めて「土木工事」は人々を便利にし、社会貢献にも大きく関わる仕事であることを実感したようです。また、建築の現場では実際に工事を行っている建物内も見学させていただき、完成後は壁や床などで隠れてしまう部分も見学する機会があったため、生徒達は非常に興味深く見学していました。

土木・建築の授業には「施工」という工事現場での流れや仕組みを学習する科目がありますが、普段工事現場に入ることができない生徒達にとっては、理解しにくい科目の1つになっています。しかし、今回の現場経験を通じて、教科書だけでは分かりにくい部分も実際の目で見て、確認することで、さらに理解が深まり、「こういうことだったのか!」という、色々な「気付き」があったようです。非常に有意義な1日となりました。

 

地域拠点型合同防災訓練

6月3日(金)に、地域拠点型合同防災訓練を実施しました。

本校は、災害時の避難場所としての指定を受けているため、地域と協力して速やかに避難所を開設し、運営を行う必要があります。そのため、約3年ぶりに、自衛隊、国土交通省、西はりま消防組合、EARTH、たつの市役所、防災士会等のご協力により、災害時の支援や協力、機器の取り扱いについて学びました。また、高齢者文化大学生や、新宮小学校、越部小学校の皆さんにも参加していただき、約1100人で訓練を行いました。

今年度は、山崎断層による巨大地震の発生により火災が起きたと想定し、「龍北生、今何ができるか ~専門学科の学びを経て~」というテーマで訓練を行いました。

まず、校内放送の指示に従い、生徒・職員全員でグラウンドへ避難しました。
点呼終了後、はしご車による救出訓練を見学しました。
本校生徒が校舎内に取り残されたという想定の下、救助要請と救出の流れを見学しました。

その後、開会式を行い、各クラスで訓練・実施体験を開始しました。

・土嚢づくり【防災士】

・心のケア訓練【EARTH】

・屋外消化【消防団】

・負傷者搬送法【防災士】

・避難所開設(簡易ベットつくり)【防災士、EARTH】

・避難所開設(簡易トイレつくり)【防災士、EARTH】

・倒壊家屋救出【消防署】

・AED・老人体験

・自衛隊展示・体験【自衛隊】

激流体験【消防署、消防団】

・通信車【国土交通省】

・応急処置(トリアージ・応急処置)

・応急処置(血圧測定・応急処置)

・給水体験【たつの市上下水道部】

各訓練・実践体験終了後、閉会式を行い、終了しました。

このような大規模で貴重な経験ができる訓練が行えたのは、多くの方の協力があったからです。協力、参加していただいた皆様、ありがとうございました。
生徒の皆さんは、今回の訓練でどのような技術や知識が身に付きましたか?
今回得た、知識や技術を生かし、常日頃から『もしもの時』に備えましょう。

〈協力団体〉
国土交通省、防衛省自衛隊、兵庫県教育委員会播磨西教育事務所、震災・学校支援チーム(EARTH)、たつの市危機管理課たつの市上下水道部、たつの市新宮総合支所、西はりま消防組合、たつの市消防団、兵庫県防災士会、㈱コウエイ、社会福祉法人もみじ会、加津美スポーツ

人権講演会

5月19日(木)の3・4時間目に、Like Myself 代表の前田さんをお招きし、人権講演会を行いました。

前田さんは幼いころから、性について違和感を持っており、女性として生まれましたが、今は男性として生活をされています。「間違った知識ではなく、正しいことを伝えるため」に、ご自身の経験をもとに講演をしていただきました。

まず、前田さんが幼いころから性について違和感をもっており、制服などの男女で分けられているものへ疑問を抱いていたことをお話されました。「なぜ、女子生徒の制服はスカートなのか。自分はスカートを穿きたくなかった。」と幼いころの前田さんの本心を語ってくださりました。

前田さん自身、自分は男の子が良かったと思っていたため、髪の毛も短くしていたそうです。大人になってからは、男性ホルモン注射を打って、生理をとめ、男らしい体つきになりました。そうすると周りの反応は変わっていき、見た目が全てなんだと思ったそうです。見た目が男の人だから、外でお風呂も入れなかったという経験も語って下さりました。見た目だけではなく、戸籍上も男性にするため、タイで生殖機能を取る手術を行いました。

また、ご家族の話もしてくださりました。今のパートナーと出会ったとき、「1人の人として見てくれたこの人と一緒にいたい」と思ったそうです。『LGBTの人』ではなく、『人』として見てくれたことが、前田さんは嬉しかったそうです。

AIDという方法で子供を授かるも、親子は血のつながりが全てだといわれ、祝福はされませんでした。出生届も受理されなかったそうです。最終的には大阪の最高裁まで闘い、父親として認められました。現在の日本では、まだこのような人を認められるような環境ではありません。前田さんは、世の中にはさまざまな性の人がおり、このような人を理解することはできないと言われました。私たちができることは、このような人がいることを知ることと、何に不自由されているか考えることです。前田さんは、「男に生まれていたら、よかったと思う。でも、この体で生まれたからパートナーと子どもに会えたのかもしれない」と女性のからだで生まれたことを後悔していませんでした。

『違う性で生まれて大変』という声もあるが、悲しいだけじゃなく、楽しいことや幸せに思えることだってあり、前向きに思うことが大切なんだと語られました。そして、前田さんは、「本人が発信していることから情報を得てほしい、性に悩んでいる人と出会ったら、良い出会いをしてほしい」と講演を締めくくりました。

防災講演会②

5月11日(水)5・6限に、今年度2回目の防災講演会が行われました。

シンガーソングライターのasariさんと、語り部の雁部さんをお招きし、防災に関する講演を行いました。

 

5限目は、asariさんから災害の体験談と素晴らしい歌4曲披露していただきました。asariさんが会社に勤めているときに起きた、東日本大震災についてにお話しをしていただきました。曲作りができない環境下になるも、歌を通して防災と関わりたいという思いから「塩竈桜」という曲が誕生したと話されました。

asariさんからは、
≪生きているだけで、人の役に立てることを忘れないでほしい≫
というメッセージを頂きました。

6限目は、雁部さんに震災の体験を語っていただきました。
≪災害というのは、助かる人と助からな人が混在することなんだ≫
ということを学びました。

また、どの地でも「未災地(未だ、災害が来ていない地域・未来に、災害が起こる可能性のある地域)」になる可能性があるというお話もありました。一度大きな災害が起こった地域でも、人々の記憶から無くなってしまえば、未災地になるということも教えていただきました。来月の防災訓練は、自分のためだけではなく、大切な人の命を考えるために行ってほしいとメッセージをいただきました。

いつ災害が起こってもおかしくない時代で私たちができることは、一日一つでも多くの思い出を作ることです。生徒の皆さんは、今回の講演を無駄にしないよう、日ごろの生活に生かしていきましょう。

防災講演会

5月2日(月)に、防災講演会が行われました。

地域連携部の葛島先生の講演の後、在学中にジュニアリーダーとして活動した卒業生の講演が行われました。

災害時に、どのような行動が取るべきかを考え直す、良い機会となりました。
今後、5月11日(水)に2回目の防災講演会、6月3日(金)に地域拠点型合同防災訓練が控えています。自分の身を守る為にも、有意義な時間にしていきましょう。

専門委員会

4月25日(月)に、専門委員会が行われました。

生徒会を筆頭に、各専門委員会に分かれて、委員会の目標や活動内容を
話し合いました。学校がより良くなるように、これからも頑張りましょう!

専門委員の皆さん、お疲れさまでした!

看護専攻科 先輩に聞く会

4月22日(金)に、看護専攻科で先輩に聞く会を行いました。

各病院から卒業生10人が、専攻科2年生のために看護専攻科に来てくれました。全体会では、各職場の様子や業務内容、進路をどのようにして決定したのか、実習中に頑張っておくことなどの話を聞きました。その後、5グループに分かれ、臨床現場の楽しさや厳しさ、進路を決めるにあたっての考え方など、より細かい内容を自分の体験をもとに話してくれました。さらに、進路の話だけでなく、臨地実習への取り組み方、国家試験対策の話も聞けました。同じ経験をしてきた先輩方の話を聞くことで、今の悩みは自分だけではないことを知り、今後の不安が軽減され前向きに考えられるようになったようです。また、いくつもの壁を乗り越え、看護師をしている先輩の偉大さに気付いたようです。来てくださった先輩方、ありがとうございました。

<病院名>
赤穂中央病院、揖保川病院、酒井病院、宍粟総合病院、聖マリア病院
たつの市民病院、ツカザキ病院、姫路北病院、姫路中央病院
リハビリテーションセンター西播磨病院、西川産婦人科

離任式

4月15日(金)に、離任式が行われ、9名の先生が出席されました。

離任された先生方から一人ずつメッセージを頂きました。

先生方から心に残る言葉をいただき、会場にはあたたかい雰囲気が漂いました。

生徒会長の橋本さんが感謝の言葉を贈り、生徒会や部活動でお世話になった生徒から花束が贈られました。

最後に校歌を静聴し、花道の中、大きな拍手とともに見送られました。

離任される先生方、新天地でのご活躍をお祈りしています。