令和5年度が終わろうとしています。
令和2年度から、社会で活躍され、社会に貢献されている方々の生き方・ものの見方・考え方・捉え方などを紹介したり、高校生活を充実させようと困難に立ち向かいチャレンジを続ける県高生の背中を押したり、時には県高生の「心の休憩」になってくれればと思い、生徒指導部通心(信)~「不易」と「流行」~を発心(信)しています。
では、令和5年度終業・・・そして令和6年度のスタートを前に今回は・・・
令和5年度が終わろうとしています。
令和2年度から、社会で活躍され、社会に貢献されている方々の生き方・ものの見方・考え方・捉え方などを紹介したり、高校生活を充実させようと困難に立ち向かいチャレンジを続ける県高生の背中を押したり、時には県高生の「心の休憩」になってくれればと思い、生徒指導部通心(信)~「不易」と「流行」~を発心(信)しています。
では、令和5年度終業・・・そして令和6年度のスタートを前に今回は・・・
3月5日(月)英語による科学実験講座を行いました。今回は、神戸女学院中学部・高等学部のStephanie Hoelker先生に来ていただき、物理分野の「斜方投射」について、英語で講義を受け、実験を行いました。
生徒は、英語が理解できるかと緊張していましたが、すぐに緊張も解け、クラスメイトとのグループワークや実験を楽しんでいました。講座の後には、大半の生徒が、「英語での科学の授業に興味を持った。」「物理だけでなく、化学や生物も英語で授業を受けてみたい。」と話してくれました。
★生徒の感想です。 オールイングリシュの授業はとても新鮮で楽しかったです。わからない単語も、先生の話の中から推測するなど、普段の授業では経験できないことを体験することができました。機会があればまたオールイングリッシュの授業を受けたいです。わずかな時間ではありますが、休み時間に先生とお話しすることができてよかったです。
~「Dreams come true.」 ウォルト・ディズニー~
「Dreams come true.」・・・
良く使われるこの英文ですが・・・
よく考えると・・・
おかしくないですか?
気になることはありませんか?
間違ってないですか?
夢がかなうのは・・・・・・・・・・・・・・・・
未来なのに・・・・・・・・・・・・
「come」という動詞は・・・・何で・・・・・・・・・・・・現在形なのでしょうか?
では・・・どうぞ。
学年末考査が終わりました。
3学期の始業式で「高校生の3学期は『時間』がたくさんあります。与えられます。」という話をしましたね。
そこで・・・今回は・・・3学期の『時間』の使い方について・・・・提案です。
県高生は『〇〇の3学期!!』にしませんか?
という提案です。
では・・・どうぞ。
第76回卒業式
本日、令和5年度第76回卒業証書授与式を挙行いたしました。
令和5年度 兵庫県立伊丹高等学校 第76回卒業証書授与式 式辞
緑ヶ丘を渡る風が、築山の木々を暖かく取り巻き、芽吹きの力強い息吹を感じさせる今日の佳き日に、県立伊丹高等学校第76回卒業証書授与式をかくも盛大に挙行できますことは、我々教職員にとりましても誠に喜ばしいことであります。
本日はご多用にも関わりませず多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、76回生273名の門出をお祝いいただけることに厚く感謝申し上げます。
改めまして保護者の皆様、卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
卒業生のみなさんにとっては、新型コロナウィルス感染拡大から、様々な制限が求められた中学、高校の期間でしたが、みなさんはあまたの苦難を乗り越えて、今日の日を迎えられました。そこには、みなさんとともに歩んで来られた保護者の皆様、先生方、友達、先輩や後輩たちの支えがあったことを、どうか忘れないでいただきたい。そして、その感謝を糧に、新天地で活躍してもらいたいと思います。
さて、県高を巣立つみなさんに、私からお願いしたいことが3つあります。1つは自分の「ボイス」を身に付けて欲しいということ。2つ目は「リスペクト」の気持ちについて、3つ目は「プライド」についてです。
1つ目の「ボイス」は単に「声」という意味ではありません。誰の「声」とも違う、自分の「声」すなわち「ボイス」で思いを伝える術を身に付けてもらいたいと思います。神戸女学院大学の名誉教授で思想家、武道家でもある内田樹氏は「ボイス」とは、『自分の中の、深いところに入り込んで行って、そこで沸き立っているマグマのようなものにパイプを差し入れて、そこから未定型の、生の言葉を汲み出すための「回路」のこと』だと説明します。これは私なりの解釈ですが、言い換えると、「ボイス」とは生まれてから体にしみ見込んできた様々な「経験知」が融合して湧き上がる「あなた」という混沌を表現する装置だということです。その装置すなわち「ボイス」を経てあふれ出した言葉は、お仕着せの、作られた、きれい事、ではない。あなたの言葉です。朴訥な、しかし、心に染み渡る言葉です。そんな自分の「ボイス」を身に付けて欲しいのです。
2つ目の「リスペクト」は、私自身が日頃感じている社会的な課題でもあります。近年は他者に対する「リスペクト」に欠けている。世界的には「ダイバーシティ」、いわゆる多様性を認める時代に突入しているはずなのですが、とりわけSNSの世界では、その匿名性を笠に着た「誹謗中傷」が後を絶ちません。その人となりを知らないのに、切り取られた一片の情報だけで他者を攻撃する。それは自己の優位性を確保するためだけの浅はかな手段でしかない。私たちは情報に踊らされるのではなく、正しい情報を見極める力を持たなければなりません。偏った情報を面白がっていると、いつその矛先が自分に向けられるかわかりません。他者に対する「リスペクト」を大切にする社会は、正しい情報を見極め、自分にも他者にも優しい、本来の意味での「ダイバーシティ」を実現した社会だと思うのです。
最後は「プライド」です。私は「職人」という言葉が好きです。なぜなら彼らは自分の技術に「プライド」を持ち続けているからです。人々をうならせる内匠の技は、長い時間をかけて修得した誰にも負けない「技術」です。それは重ねに重ねた工夫と努力に裏打ちされている。みなさんにもそんな「プライド」を身に付けてもらいたいと強く思います。
生成AIに代表されるようにSociety5.0社会は、今まで人間が時間と労力を用いてつくり上げてきたものを、素早く、いとも簡単に生成してくれます。しかし、そこには先ほどお話しした「ボイス」も「リスペクト」も「プライド」もない。それらは人間にしかつくり出せない大切なものだと私は思います。
変化の激しい時代です。自分の「ボイス」を持ち、他者を「リスペクト」し、「プライド」を持ち続ける人こそ、ポストコロナ時代を柔軟に生き抜いて、次代を担いゆく人材だと私は信じます。
そんな思いを込めて、宮沢賢治の「稲作挿話」という詩の一節を贈ります。
これからの本統の勉強はねえ
テニスをしながら商売の先生から
義理で教はることでないんだ
きみのやうにさ
吹雪やわづかの仕事のひまで
泣きながら
からだに刻んで行く勉強が
まもなくぐんぐん強い芽を噴いて
どこまでのびるかわからない
それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ
ではさようなら
……雲からも風からも
透明な力が
そのこどもに
うつれ……
最後になりますが、本日ご臨席のご来賓の皆様、保護者の皆様、卒業生のみなん、そして、3年間76回生の生徒たちを教え、励ましてくださった学年団の皆様に、高いところからではございますが御礼申し上げ、式辞といたします。
令和6年2月29日
兵庫県立伊丹高等学校長 愛川 弘市

除幕式
120周年記念事業で整備された築山に、76回生が卒業記念として入り口と「天仰石」そばに立派な案内看板を設置してくれました。

昨日はその除幕式を行い、その様子を本日の卒業式予行、表彰式・卒業記念品贈呈式で放映しました。放送部のみなさん、ビデオ制作有り難うございました。

案内看板の製作については、本校卒業生でもある大路(大路旗幕)様にご尽力いただきました。
憩いの場築山に対する76回生のみなさんの思い、そして本校卒業生の思いを大切につないでいきます。

コベルコ神戸スティーラーズによるラグビー体験会
2月10日(土)、本校でコベルコ神戸スティーラーズの「普及・アカデミックコーチ」のみなさんによる、ラグビー体験会が実施されました。
この取組は、兵庫県とコベルコ神戸スティーラーズの連携による「指導者派遣プロジェクト」で、小、中学生を対等にしたラグビー体験会です。本校ラクビー部の生徒たちもお手伝いとして参加し、プロの指導法を学ぶことができました。
朝9時半の開会時は冷え込んでいたものの、時間が経つにつれ日差しは暖かくなり、ラクビーチームに所属する小学生や全く初めてラグビーに触れる中学生たちも、とても楽しそうに楕円形のボールを追いかけていました。
ラクビーワールドカップ日本開催に尽力された本校のOBの故奥克彦大使も、ラグビーに勤しむ子どもたちの姿を見て、喜ばれていると思います。
~「いま」とは・・・既に過ぎ去った過去?~
昨年、日本経済新聞のトップに・・・
「揺らぐ人材立国ニッポン 博士減 研究衰退30年 産官学で意識改革を」
という記事が掲載されました。
さらに翌日には・・・
「空洞化する卒業証書 学び直し 企業も学校も」
と書かれていました。
世界第2位であったGDPは2位から4位に後退・・・一人当たりのGDPにいたっては31位まで後退・・・との報道がされています。
・・・令和4年度のこの生徒指導部通心(信)第29号で・・・ドラッガーが「リスキリング・リカレント(新しい知識の習得、学び直し)」の必要性を予測していたことを紹介しましたね。
では・・・どうぞ・・・
探究フォーラムについて
先週の土曜日、2月3日に探究フォーラムを実施しました。
今年のテーマは「考える~GROW UP~」。探究を通した一人一人の成長です。生成AIに代表されるように、社会はすさまじい勢いで変化しています。それに伴う新たな社会課題も山積しています。しかも、正解は1つではない。こうした「答えのない時代」に「最適解」を見つけるためには、それぞれが自分の得意を生かした協働作業が必須になります。本校ではこの「変化の激しい時代」を柔軟に生き抜くための力として、「探究力」の育成に努めています。その発表の場が「探究フォーラム」です。

生徒たちは一年間、興味のある社会課題について、グループや個人で探究に取り組みました。中にはまだまだ「調べ学習」の域を出ないものや、探究途中で成果の見えないものもありましたが、しっかりと自分の言葉で発表し、私の意地悪な質問にも真剣に応えてくれました。こうした経験は、自分が取り組んだ探究を新たな視点で捉え直し、より深化させていくことにつながります。この経験で身に付けた探究力を、日頃の授業やこれからの人生の中で生かしてもらえたらと思います。



会の最後には、日頃の探究活動でお世話になっている神戸松蔭女子学院大学の長谷川先生と京都芸術大学の吉田先生からご講評をいただきました。

長谷川先生からは、探究を進める際の全体を通したロジックや、仮説における確かな情報収集、実証(実験)時のデータ分析の大切さについて、また、これからの時代、AIとの共存や適応に必要になる力がまさしく「探究」の力だというお話しいただきました。

吉田先生からは、自分の探究を自分で整理し、「しっかりとした情報収集」と「それに基づくテスト(実験)」、「そこから気づいたこと」というプロセスを繰り返し、次のサイクルへとつなげていくことの大切さを教えていただき、「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなと行け」というお言葉をいただきました。
ご参加いただいた保護者の皆様、中学生のみなさん、先生方、ご指導いただいた長谷川先生、高田先生、何より緊張しながらも立派に発表した生徒のみなさん、そしてこの会に関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。有り難うございました。

ご案内しておりました令和5年度「探究フォーラム」を2月3日(土)に実施しました。
休日にもかかわらず、大変多くの方にご来校いただきましたこと心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
新型コロナウイルスが五類移行された今年度は、教室でのポスターセッションを自由観覧するという形式で実施いたしました。
事前申込制でのご参加という形を採りましたが、地元の中学生を含め、約200名ほどの申し込みをいただき、当日は非常に活気ある「探究フォーラム」になったと思います。
生徒たちは一年間かけてグループで、個人で、自分自身の興味関心を深掘りしながら課題の発見と解決に向けた活動をおこなってきました。
その集大成としてのフォーラムでしたが、生徒たちは思い思いに発表を聴講し、良い刺激になってくれたのではと思います。
開会式で探究委員長からも挨拶があった通り、「探究」活動にはこれといった「正解」はありません。その課題の根底にある本質をつかみ取り、社会に対する深い洞察力を養う活動として「総合的な探究の時間」を位置付けています。
今後も本校の探究活動は、地域や社会の課題の発見と解決を通じて、これからの社会で活躍できる力を、教師と生徒が一丸となって考えていこうと思います。
ご来校いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。