天を仰いで 486 学校の手入れ

今日は校内で二つの作業をそれぞれの業者さんにお願いしています。一つはグラウンドの東側樹木の選定(上の写真)。幅2mほどのグリーンベルトにクロマツやポプラなどが30本ほど植えられており、1月中旬の寒波の折、強風のために枝や落ち葉で地域に御迷惑をおかけしていました。そこで、さっぱりしてもらうことにしました。

もう一つは本館西出入り口の扉修繕(下の写真)。以前、豪雨の日に水があふれて浸水してきたあの扉です。扉が歪んで、きっちり閉まらず、すっきり開きもしないという状態でした。安全のため通行止めにしているので、工事中、本館と南館の往来は2階の渡り廊下のみとなります。

すでに半世紀を超える校舎なので、いろいろ手入れをしないといけません。ただ、丁寧に手を入れながら、長く大事に使うというのは、良いことだと思っています。英語の“maintenance”もラテン語の“manu”(手で)“teneo”(保つ)を語源としているそうです。手を通して物の心が伝わるような気がします。

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天を仰いで 485 早春の花

今年もプロムナードに水仙が咲きました。においやかで清楚な花ですが、どこかにさみしさが漂っているような気がします。この花が咲くころ、3年生が自宅学習となるからでしょうか。

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天を仰いで 484 取り組む姿勢

今日は昼になって日差しが強くなりました。グラウンドでは5㎞タイムアタックの本番が始まっています。

「みんなよぉ走るわ~」
「前の学校の生徒より速いんか?」
「速いというか、走る姿勢が違う」
「へぇ」
「真面目に練習するから、どんどんタイムが良くなるんですよ」

食堂で二人の教員が話しているのが聞こえました。一人は今年転勤してきた者です。脚の速い遅い、体力のあるなしは人それぞれです。それによってタイムに差が出ます。しかし、大切なのはタイムではない。ひたむきに走ること。そういう生徒がいて、そこを評価できる教員がいる。

「県高の体育は走ってばかりだと聞きますが、うちの子供は走るのが苦手なんですけど大丈夫でしょうか?」一昨年、高校の説明会があったとき、本校の説明が終わってからあるお母さんから質問を受けたのを思い出しました。「苦手でも自分の力の限り走ったら大丈夫ですよ」と答えました。ウソでないことを証明できたようでホッとしますw。

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天を仰いで 483 26年前の学級通信

たまたま、県立西宮高校の公式ブログを読んでいたら、「どこかで読んだような……あぁ、あの時の」となりました。「震災追悼行事」という記事の3段落に出てくる「旧職員Ⅰ先生の学級通信」は、確かに自分が書いた文章でした。これは無断転載ですね。お返しに去年もらった県西の100周年記念誌から上の写真を無断で拝借。校務員室の止まった時計だそうです。

26年前は、県西で3年生の担任をしていました。今の県西の校長先生は、隣のクラスの担任をされていました。同い齢ですが、はるかに熱い心を持った尊敬する同僚でした。あの時にボクが配布した学級通信を、ありがたいことに保存してくださっていたんです。あの方らしい誠実に改めて驚きます。

1年生から持ち上がって、県西で最初に送り出す学年でした。福田さんは大学進学のために、放課後、国語を教えてほしいと志願してきた生徒でした。解いた問題集を持ってきては、真っ赤に添削して返すというやりとりを何度もしました。生きていれば44歳でしょうか。同窓会などがあったら、楽しく昔話ができたのになと思うと、もうそれ以上、文章が見えなくなりました。

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天を仰いで 482 スクール・ポリシー決定

今日の職員会議で、今後、本校のすべての教育活動の指針となる「県高スクール・ポリシー」を決定しました。「スクール・ポリシー」という言葉は、つい最近、作られた言葉です。県下の高校ですでに定めているところは、他に知りません。県高が1番乗りです!多分。

昨年11月に文部科学省に置かれている中央教育審議会に属す調査審議グループがそれまでの審議のまとめを発表しました。その中で、今以上に魅力・特色のある高校にするには、その高校が育成を目指す資質・能力 を明らかにし、高校の入口から出口まで一貫した「スクール・ポリシー」を定め、教育活動全 体が同じ方向を向くように改善していかなければならないと述べられています。

令和4年度から新しい時代に対応した学習指導要領が導入・実施されます。しかし今、社会は誰も経験したことがない「コロナ新時代」を迎えおり、とてもあと1年も待てません。本校は「県高スクール・ポリシー」という自ら掲げる灯台の明かりを目指して夜明け前に船出します!

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天を仰いで 481 ICTに夜も寝られず?

職員室に入ったら、教頭さんがヘッドホンをかけて画面を観ています。映画?と思って後ろに回り込んでのぞいたら、オンライン研修の受講中でした。そういえば、今朝、そんなことを言ってたっけ。他にも授業のない数学の先生は自席で受講しているそうです。サボっていたのではなかったんですねw。

兵庫県数学教育高等学校部会阪神支部が開催する秋季研究協議会の一環で、大阪教育大学特任教授、上出吉則さんによる講演会です。「ICTの黒船来航~デジタル教科書見聞録~」という演題に笑ってしまいました。いや、確かにICTは学校にとって「黒船」かもしれません。

現在、教育界にはデジタル教科書など学力低下を招く!という「攘夷派」と、今までできなかった新しい授業ができる!という「開化派」に分かれてケンケンガクガクの議論中です。いずれにしても、そういう議論が起こり、学校文化という「泰平の眠り」が覚めて活気づくのは良いことですね。本校は教頭さんがオンライン研修を受講するぐらいですから、もちろんバリバリの「開化派」ですw。

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天を仰いで 480 氷上のキャンバス

また一つ、横断幕が増えました。今週の終わりに長野県である全国高校総体のフィギュア・スケート競技選手権大会女子シングルスケーティングに出場です!校外のクラブ・チームで練習を続け、県の代表となったんです。そのことを学校として応援できることがをとても嬉しく思います。

ボクも高校時代、アイス・ホッケーをやっていましたが、友達はそんなこと誰も知りませんでした。昔は、学校と地域がはっきり別れていました。しかし、これからはそれでは高校生のスポーツ活動が成り立たなくなります。学校と地域が一つになって、みんながいろんなスポーツを楽しめるようにしたいと思っています。

フィギュア・スケートは、もともと氷の上にエッジで図形(フィギュア)を描く競技だったそうです。県高生として、夢のトレースを描いてきてください。現地には行けませんが、遠くからみんなで応援しています!

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天を仰いで 479 大変な作業

ここは南館の西端です。今週、北館のトイレが流れなくなりました。事務長さんと校務員さんとで調べてみると、広範囲にわたって影響が出ています。図面で配管を確認しながら、しらみつぶしにマンホールを開け、やっとこの場所で詰まっていることがわかりました。

犯人は木の根っこです。植物からしてみると栄養分たっぷりの肥料です。びっしりと根を張って、とても素人には太刀打ちできません。早速、業者の方に相談すると、すぐに作業に来てくださいました。作業員の方が3名、高圧放水車1台、バキューム車1台による大掛かりな作業です。

実際にマンホールの中に入って、高圧の水を放射し、重く長い金テコを突き立てる。これを何度も何度も繰り返します。大きな根っこが取れると、ゴゴゴゴゴッと詰まっていた下水が流れていきました。3時間ほどかかってやっと開通。生徒のみんなが当たり前に使えるのは、こんな大変な作業のおかげです。業者の皆さま、本当に助かりました。ありがとうございました。

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天を仰いで 478 校庭チャレンジ

冬季の体育には、伝統の「瑞ヶ池チャレンジ」があります。近くの瑞ヶ池公園まで行って、池の周囲のランニング・コースを男子は5km、女子は3km走るタイム・トライアルです。過去のデータが蓄積されているので、先輩たちも走った同じコースで県高新記録を目指します。

しかし、今年はコロナです。1,2年生550人ほどが公園を走れば、心配される地域の方もいらっしゃるでしょう。中止もやむなしかと思っていましたが、体育科の教員が今年に限り「校庭チャレンジ」してくれました。校庭で同じ距離を走り、記録も残します。県高らしい授業だけに、工夫して継続できることに感謝しています。

今日、その練習風景を眺めていたら、きちんとたたまれた体操服に気付きました。これもまた本校の美風。県高生たちは自然にこういうことが!できます。良いことが良いこととして、当たり前のようにして受け継がれるのは本当にありがたいなぁと思います。

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天を仰いで 477 雪やコンコン?

明け方に冷たい雨が降り始めたと思ったら、通学時には雪に変わりました。グラウンドはアッという間に雪化粧。雪が降ると、なぜか文部省唱歌「雪」を口ずさんでしまいます。作曲、作詞は誰だっけ?と思って調べると、ともに不明。こんな有名な曲なのにとか思いながら、YouTubeで聴き直して驚きました。「ゆーきや、コンコ」なんです。

しかも、別に「雪やコンコン」という曲もありました。こちらは作曲があの滝廉太郎。作詞の東くめは初めて知りましたが、徳川御三家、紀州藩家老の長女に生まれ、大阪の川口居留地にあったミッションスクール(現大阪女学院大学)で西洋音楽を学び、大阪池田師範学校(現大阪教育大学)校長であった夫から勧められ、日本初の口語童謡集を作った人だそうです。

作った人が違う二つの唱歌がともに、「コン」という言葉を使っています。雪の降る音かと思っていましたが、さにあらず。「雪やこんこん」は江戸時代から使われれていて、「雪よもっと降れ振れ」といい騒ぐ子供たちのはやし言葉なんだとのこと。そんなことも知らずにボーっと歌っていたんですねw。

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