天を仰いで 430 一歩前へ

9月から、生徒昇降口正面の大掲示板に「全校生徒対象食堂試食会」の案内が掲示されています。生徒たちは日替わり定食の予定表(写真真ん中)を見て、食べたい日の予約表(写真右奥)に名前を記入して予約します。当日は、別に配布された試食券に名前を書いて食堂に出して試食します。

試食会はPTA主催の行事です。これまでは保護者対象でしたが、昨年度の役員会で、保護者よりも生徒に試食させたいという御意見が出ました。参加する保護者が減少していたこともあり、本年度は全校生徒対象とすることに変更されました。しかし、簡単ではありません。1,000人近い生徒が試食するにはどうすればよいのでしょうか?食堂にも相談して協力を求められ、まったく新しい試食会を考え出していただきました。

学校には改善が必要です。毎年同じ授業や同じ行事を繰り返してはいけません。なぜなら、毎年生徒は変わっているからです。一方、学校には簡単に変えてはいけないことがあります。たとえば、校訓を毎年変えるような学校は決して社会から信頼されません。そのため、学校は変えてはいけないことを大切にするあまり、変えることに臆病な傾向があります。PTA役員の皆さんは勇気をもって試食会を改善されました。その姿勢に心から敬意を表すとともに、我々も見習わせていただきたいと思います!

P.S.エフエムいたみ「ラジオでオープンハイスクール」のお知らせ。 
本校放送部が作成しました!ぜひ聴いてください!
9月30日(水)17:00~ スクールライフ篇
10月2日(金)17:00~ 部活動篇
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天を仰いで 429 オーバー・ザ・レインボー

第73回県立伊丹高等学校体育祭が始まりました。部室棟に生徒会が中心となって作成した大旗が掲げられました。大会スローガン「天下夢走」の下に、全生徒の手形を押して作った大きな虹が描かれています。各クラスでは虹の色を1色ずつ分けたTシャツを着ています。さわやかな秋空にかかる虹の架け橋の上を、みんなの夢が勢いよく走り出しました。

今年度最初で最後の全校行事への喜びと、県伊祭など失われた学校生活への痛み。入場行進の各学年のナレーションや、開会式の運動委員長挨拶、生徒代表選手宣誓、閉会式の生徒会長挨拶から、日に賭けるみんなの熱い思いがひしひしと伝わってきました。

それだけに、例年行っている競技はもちろん、工夫を凝らした新しい競技も見ごたえがありました。「担いでわっしょい」は土のうを持ち上げ続ける時間を競うという単純な競技ですが、見ているこちらに力が入るほど白熱しました。3年の「障害物リレー」は楽しい障害を乗り越えて、最後に教員も参加するスタンツに腹から笑いました。3年体育選択者による「授業成果発表」という集団行動は警察学校副校長の目から見て本気の本物でした。

みんなが協力して最高の体育祭を作ってくれました。御家族や地域の皆さんに御来校いただけなかったことが悔やまれます。保護者の皆さんには、今後、限定公開のサイトに動画や写真をアップしますので、明るく輝く県高生をぜひ御覧ください。また、御協力いただいたPTA役員や緑窓会、食堂の皆さんに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

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天を仰いで 428 真新しい横断幕

校門の横に新しい横断幕が設置されました。横断幕を設置する基準は学校ごとに違います。本校では、その都度、生徒指導部がお世話になるPTAと相談して決めますが、おおむね近畿大会出場及び同等の功績が認められた場合です。コロナの影響で大会の中止が多かったので、今年は新しい横断幕は無理かなと諦めていました。

それがみんなの活躍のお陰で2枚も飾ることができました。一つは以前にお知らせした陸上競技部です。9月18日(金)の4×100mリレーは準決勝で涙をのみましたが、見事予選突破しました! 20日(土)の男子400mは惜しくも予選で及びませんでしたが、みんな一生懸命頑張ったと顧問から教えてもらいました。

水泳部は10月10日(土)和歌山県秋葉山公園県民水泳場において、男子50m自由形に出場します。余談ですが、秋葉山は和歌山駅から南南西に約5km。海抜70mほどの小いさな山ですが、雑賀孫一が一党を率いて織田信長の第1次紀州征伐をしのいだ古戦場です。2年前に行ったことがあります。無観客試合のため今回は行けませんが、みんなで応援したいと思います! 

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天を仰いで 427 秋霖雨もなほ

天気予報は的中し、昨晩からしとしとと長雨が続きます。初夏の長雨が「梅雨」なら、今は?「秋霖」かな?などと思いながら検索を繰り返していたら、すごいサイトに辿り着きました。その名も「ふりがな文庫」。青空文庫等に掲載された作品の中から、漢字に振られた振り仮名の用例が検索できるんです。

たとえば、右上の検索欄に「秋霖」と入れると、語句の意味はもちろん、「あきさめ」と振る確率が50%、「しゅうりん」と振る確率が50%などと出てきます。これだけでもすごいのに、そう振っている作品の文章まで引用されます。さらに、「すすき梅雨」や「秋霖雨」という新しい語句まで知りました。ちなみに、「秋霖雨」は100%「あきづゆ」と読み、北原白秋の歌に使われているとのことです。

鴨跖草(つゆくさ)は何に咲きつぐ 青梅の夏よりかけて秋霖雨もなほ

(露草は何のために次々に咲くのか 青梅が実る夏から咲き続け、秋雨が降る今もなお咲いている)

今朝の雨の中、校門を入ってすぐ左の花壇にまだ咲き続ける露草を見つけたことを思い出しました。6月から10月までも咲く、けなげな花。ひょっとすると「つゆ」は梅雨の意味かもしれませんね。こういう出会いがあるからネットサーフィン(死語)はやめられませんw。

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天を仰いで 426 29日に期待

今日、本番だったらと思わずにはいられません。体育祭を予定している明日は降水確率80%。早々に順延を決定しました。明日25日、翌週28日は平常授業を行い、28日の放課後に最終の準備を行い、29日(火)に体育祭を実施することとしました。

昨夕、30張りものテントを、野球、サッカー、ラグビーの部員たちが設営してくれました。ライン引きや机・いすの搬出、応援席・入退場門等の設営、放送・救護・演奏準備、会場清掃もすべて他の部活動が協力してくれました。みんなてきぱき仕事をしてくれて、グラウンドの整備が思っていたよりも早く終わりました。

お陰で今朝は、各クラスでの朝礼後、さっそく予行が実施できました。体育館から行進を眺めていると、みんな大きく腕をふって、腿を上げ、しっかり歩くことができています。今日が本場だったらよかったのに、と思わなくもないですがw、こんどこそ、テルテル坊主に頑張ってもらいます!

P.S.体育祭のビデオ撮影について、放送部が記録・編集したものをエドモドにより限定公開できるよう工夫してくれることになりました。また、別途、詳細をお知らせいたします。

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天を仰いで 425 晴天の下、夢見て走れ!

体育祭のウチワができました! 今週末、25日(金)は体育祭です。新型コロナウイルスや熱中症の対策を徹底して実施する予定です。対策の一環として配布するウチワについて、緑窓会(同窓会)に御協力いただくとともに、3年生がデザインしてくれました。青空のもと、手渡すバトンからみんなの夢があふれ出す。大会スローガン「天下夢走」にぴったりのイラストです!

以前にもらった大会プログラムにも楽しいイラストが描かれています。そのプログラムには、今年度、文化祭ができなかったため、3年生対象の特別競技が盛り込まれました。6人で競う障害物リレーと選択体育選択者による授業成果発表です。また、大会モニュメントとして全生徒が参加して作成した布壁画も、校内の一番目立つところに飾ることにしています。

生徒会が中心となって、みんなで大会を盛り上げようとする一人一人の気持ちがとてもうれしい。お陰でコロナも少しずつ落ち着いてきたようです。にわかに台風が心配になってきましたが、我々の熱い思いが東の海上へと吹き飛ばしてくれるでしょう。あと2日。ワクワクしながらテルテル坊主を作って待つことにします。

P.S.先のPTA定例役員会で、保護者が来場できないのならば、せめてビデオや写真で観ることはできないかと御相談がありました。そこで、写真業者さまにお願いし、業者さまが撮影した写真をWeb上で閲覧できるよう調整しているところです。調整がつき次第、閲覧のためのIDやパスワード等、改めてお知らせいたします(なお、ビデオについては、別業者さまに見積もりをお願いしましたが、折り合いがつきませんでした)。

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天を仰いで 424 県高生によるOHS大成功!

  • HPやオンラインで見るより生の声・雰囲気を味わえてよかったです。
  • 県高でしか学べないことについて知ることができてよかった。
  • 勉強も行事にも両方取り組む姿がとてもいいなと思いました。
  • 活動がよくわかり、大変元気いっぱいで活発なことがよくわかりました。
  • 生徒さん主体で司会進行されていてとても立派だと思いました。
  • 放送部のDVD上映がとても分かりやすかった。
  • 探究発表を見ることで中学生には具体的な発表でよかったと思う。
  • コーラス部の歌がとてもきれいで、少し泣きそうになりました。
  • 吹奏楽部の演奏は部員の保護者でないと聞けないと思っていたのでうれしかったです。
  • (生徒の発表に)我が子もこのような生徒になれたらと思います。

9月12日(土)のオープンハイスクール(OHS)担当教員がアンケートをまとめてくれました。600人ほどの参加者のうち、438人の方が回答してくださった結果です(自由記述は一部)。大成功です! 説明会や部活動で協力してくれた生徒のみんな、みんなのお陰です。おありがとうございました。心から感謝しています。

改善や工夫すべきところで一番多かったのは、思っていた通り、冷房機の故障(修理しました)とその対策に設置した扇風機の騒音です。他に①国公立大の合格者数(文理別)、②GLiSの詳しい内容、③音響機器の音量調整、④部活動の実施時間等は、次回に工夫できるよう検討します。また、授業風景の参観については、10月6日の学校開放日にお越しいただければ幸いです。

OHSは単なるPRの場であるだけでなく、県高生にとって発表の場、自分たちの学びを自覚する場でもあります。来場された皆さんの貴重な御意見等をもとに、よりよいOHSを目指します。アンケートに御協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

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天を仰いで 423 俳句の力

今日は宝塚の御殿山中学校を訪問させていただきました。校長先生にSAKURAプロジェクトについて説明すると、柿衞文庫の懸賞に応募する俳句表現に興味を持っていただきました。うかがうと、柿衞文庫理事長で俳人の坪内稔典(ねんてん)さんのサインや著書を示されて、本校の中学生と句会を開いてただいたことがあるとおっしゃいます。それから、俳句による学校づくりの一端を熱く教えていただきました。

校長室の前に投句箱を置き、年に2回、全生徒が参加する俳句名人戦が行われるそうです。生徒数はだいたい640人。校長先生が自らすべての作品に目を通してコメントを書き、学校長賞を選考して校長便りに掲載するとのこと。別に生徒が選んだ名人賞も表彰されます。さらに、教職員の賞までありました。教員だけではありません、事務職員さんや給食の調理師さん、カウンセラーさんなど、ほとんどすべての方が句作すると言われます。こんなに楽しい学校経営があるのか!と感銘を受けました。

また、生徒昇降口には、今月の俳句としてプロの作品がいくつも貼り出されています。今日はたまたま体育大会の日でしたが、学年のモットーと生徒が考えたスローガンがのぼりとポスターに記されていました。これだけ俳句に囲まれていると、短い標語が自由律俳句に見えてきます。御殿山中生たちの言語センスは実に伸びやかで、鮮やかで、瑞々しい!

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天を仰いで 422 後ろの正面

今日は宝塚の中山五月台中学校、山手台中学校、尼崎の小田中学校へうかがうことにしました。JR中山寺駅に初めて降りました。バスに乗ろうと駅の北側に出ると、ロータリーの真ん中に銅像があります。「馬上太子像」と金字で書かれた像は、後ろを向いていました。なんと大胆なポーズ。他に見たことありません。

調べてみると、紫の雲が立つ山を聖徳太子が眺めている様子だそうです。紫雲には仏が乗って来迎すると考えられていました。太子はその地に日本で最初の観音霊場、中山寺奥の院を建立し、大阪の四天王寺からしばしば訪れたという伝承が伊丹市にも残っています。奥の院のある中山は駅からちょうど北西の方角にあるので、そちらを向いているというわけでした。

二つの中学校を回ってから再びJRに乗って尼崎へ行きました。ここの駅前には梅川の像があります。近松門左衛門の人形浄瑠璃「冥途の飛脚」のヒロインです。川西池田駅には清和源氏として教科書にも登場する源満仲の騎馬像がありますし、阪神間にはいろんな町にいろんな物語がたくさんあって、文化豊かな、面白いところだとつくづく思います。

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天を仰いで 421 マザー・シップ

今日は西宮市立塩瀬中学校と宝塚市立宝梅中学校へ行かせていただきました。塩中にはJRを使えば、本校から50分もかかりません。玄関前の中庭に入った途端、視界がパッと明るくなりました。真っ赤なサルビアの大きなポットが20鉢ほど置かれていました。校長先生にうかがうと、校務員さんが世話をされているとの子でした。

JR宝塚まで戻り、駅から宝梅中まで歩きました。学校は行者山の山麓、標高133.6mの地点にあります。温泉街を抜け、住宅街の急坂を30分ほど登って到着しました。振り返ると中山連山と下に広がる宝塚の街々が見下ろせます。見晴らしのよいところにある学校でした。

帰り道、南口駅の近く、阪急電車の線路に面した宝塚カトリック教会に立ち寄りました。宝塚に住んでおられた日本建築界の巨匠、村野藤吾(とうご)さんの作品です。小さな教会ですが、豊かな曲面で構成されているため、全体の形状がよくわかりません。今回、初めて教会の中も拝見しました。うねる天井に自然光が反射して、内部も生きているようでした。

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