天を仰いで 326 コロナに負けない

溜め込んだ仕事を片付けるために9時ごろに出勤すると、部活動の生徒がたくさん登校しています。自転車で校地をぐるっと一回り。サッカー、テニス、ハンドボール、弓道の生徒たちが挨拶してくれました。練習するみんなの笑い声や掛け声もにぎやかです。校舎に入ると吹奏楽や軽音の音も聴こえてきました。

しばらくすると、吹奏楽部が中庭に集まっているのに気づきました。見に行ってみると、満開の桜の前で十分にスペースを取った2列横隊になり、ブラスを回したり、高く掲げたりして演奏しています。近くで見守っていた顧問に尋ねると、新入生勧誘のために練習しているとのことです。

新入生歓迎行事はコロナのために中止です。しかし、生徒会が新入生歓迎の意味も込めて部活動勧誘はしたいと話し合い、感染拡大防止に配慮した勧誘規則を取り決めてくれました。教員が考えていた以上に、いろんな工夫があります。心から嬉しくなりました。吹奏楽部のみんな、みんなの元気な演奏で、コロナを宇宙の彼方へ吹き飛ばせ!

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天を仰いで 325 インタビューは楽し

今日は放送部がインタビューに来てくれました。インタビュアーだけでなく、ディレクタ一、カメラウーマンに音声さんと本格的。話題は服装について。今年度から女子の 規準服 (制服)はスラックスも可になったが、なぜ男子のスカートも認めないのか ? です。

服装は大きなテーマです。誰しも関心のある身近なことだし、人それぞれ様々な考え方があります。文化や 芸術、歴史などアカデミックな広がりもあるから、それだけに話し手の力量が問われます。

みんなのにこやかな雰囲気づくり、よく考えられた質問、安心させる傾聴の姿勢に助けてもらいました。加えて、褒めるのが上手い。「 面白い話ですね~」などとおだてられて気分よく話せました。さて、どんな作品になるのか。編集で全部カツトだっりして w。

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天を仰いで 324 桜三景

学校に来れないみんなに。

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天を仰いで 323 新年度幸先良い?悪い?

東門を出たところに、テニスコート2面ほどの桃畑があります。夕方、いつもの帰り道から濃いピンク色がちらと見えました。傘が飛ばされそうな吹き降りでしたが、つい足を向けてしまいました。

うっとりするぐらいの満開です。すべての花びらが雨の雫に色をにじませていました。本校グラウンド東端には、桜の木が何本も植えられています。こちらも満開。間に通る細い路地は、まさに花道となっていました。

しばらく眺めてから家路に。JRに乗って、降りたら嵐でした。なのに、バスに乗らなかったのが失敗。途中で突風に傘の柄がポッキリ折られて、あとは濡れるにまかすだけ。明日、熱が出たら仕事は休みますw。

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天を仰いで 322 何か良いアイデアが

玄関右の空間をピロティと呼びます。ピロティとは仏語で「くい」のことですが、建築の世界では柱だけで支えられた吹き抜けを意味します。ル・コルビュジエという建築家が提唱したので有名になりました。コルビュジエの大ファンとしては、ピロティがあるというだけで本館が大好きです。

しかし、前にも書いたように、残念ながら14年前にピロティに2面の耐震壁が設置されました。当初の設計意図は台無しになったわけですが、特に南の壁面は校門から入ってくると最初に目につく一等地。広報にはもってこいの場所です。そこで、5年前、ここにSGHの大きな横断幕が貼り出されました。

明日でSGH指定が終わります。横断幕をはずしたところ、何もない大きな壁が現れました。このほうすっきりしているという人もいますし、さみしいという人もいます。何かをするなら、県高のイメージにぴったりのストリート・アートでも描いたら面白そうですよね。そう、たとえば、バンクシーとかw。

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天を仰いで 321 自由な校風を!

昨日の記事を読んで、早速、1年生が4人、ミルキーを食べに来てくれました。部活動が終わってからわざわざ足を運んでくれたようです。いつもこのブログはほとんど誰も読んでいないと思っているので、こうやってレスポンスがあるのは本当にうれしいですね♬

いろんな話の中で、まだみんなとBBQをしたことがないと聞きました。それはもったいない。本校は校内でBBQや焼き芋、餅つき等ができる、ボクが知る限り県下唯一の高校です。せっかく「自由な県高」にいるんだから楽しまないと損。今は新型コロナでだめだけど、状況が落ち着いたらHRや部活動の仲間と相談して、担任や顧問の先生に提案しよう!

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天を仰いで 320 風が吹く前に

校内を散歩していると、生徒昇降口の裏、本館と中館の間にある桜がすでに満開でした。実を結ばない花を徒花(あだばな)、無駄花などと言いますが、誰にも見られない花もそんな気がします。見られなくても懸命に咲き誇る。花とはけなげなものですね。

ところで、誰もいない屋外でひっそりと花見するのは、クラスターの発生リスクを高めることはありませんよね。部活動のみんなは登校しているし、自宅学習に飽きた県高生は、感染症予防の備えを十分にした上で学校に花見に来てはどうですか。近くに校長室もあるから、ミルキーでも食べに来てくださいw。

あだに咲くみねの梢の桜花 かぜ待つほどの雲かとぞ見る  藻壁門院少將
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天を仰いで 319 次のステップへ高く!

SGHを担当する部長がニコニコして2冊の冊子を持ってきてくれました。1つは「SGH研究開発実践報告書 5年次 令和元年度」。国から指定を受けた5年間の実践報告です。A4版約100頁。

もう1つは「SGH令和元年度 生徒作品集」。事業最終年度となる本年度、探究活動を進めた、みんなのレポートを収録した冊子です。約110タイトル。A4版約360頁。

「グローバル・リーダーを育成するにはどうすればよいか?」この問いの答えは、まだ誰も知りません。我々は5年間、その難問に取り組みました。試行錯誤を繰り返し、教員同士、意見が分かれて議論することはしばしば。思うようにいかず、方向転換を余儀なくされたこともありました。

そんな中で、生徒のみんなは、精一杯の努力を続けてくれました。時には厳しい批判を受け、何度も何度も壁にぶつかっては乗り越えて力をつけてきました。この2冊は県立伊丹高等学校の貴重な財産です。感動することなしに、読むことなんてできません。

今年度でSGHは終了します。我々はここまで登ってきました。来年度から、この発射台から、新しい高みを目指して大きくステップを踏み出します。冊子を読みながら、新しい学びへのチャレンジワクワクします。

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天を仰いで 318 神の代からさす曙光

2日ぶりに登校すると、校門前の小さなサクラが咲いていました。昨年、緑窓会に植えていただいたうちの1本です。事務員さんに名前を尋ねてみるとジンダイアケボノという、とんでもない大きな名前。神代=神が治めた時代の曙といえば、ただちにアマテラスの天の岩戸を思いますよね。しかし、調べてみると何のことはない、東京の神代植物公園で発見されたアケボノという品種の新種なんだそうです。

そういえば、ソメイヨシノもすごい名前です。染井といえば、御所の東にある京都3名水の一つ、染井の井戸を思います(この近所で生まれたものでw)。京都で吉野とくれば、江戸時代、中国までもその名を轟かせた美妓、吉野太夫です。なんともしっとりとつややかな名前ですが、調べてみると何のことはない、やはり東京の染井村で作られたヨシノという品種とこのこと。

ジンダイアケボノはソメイヨシノの代替品種として、近年、植え替えが進んでいます。ソメイヨシノは病気にかかりやすく、2009年から販売や配布を取りやめているのだそうです。アプローチの桜並木もソメイヨシノが中心でしたが、今回ジンダイアケボノを多く植えていただきました。開花期が異なるので、カワヅザクラから、ジンダイアケボノ、ソメイヨシノにシダレザクラまで、県高春のサクラ・リレーが続くんです♪

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天を仰いで 317 行基の心

休業中、何をするか? 県高生のみんなには学習してほしいわけですが、たまには気分転換も必要です。しかし、商業施設に行ったり、公共交通機関を利用するのはリスクがあります。幸い最近は安全な環境の下での軽度な運動も大切だと言われるようになりました。そこで、自転車で地元の文化財を巡ってみてはどうでしょうか。

たとえばと思って、昆陽寺に行ってみました。先日、大先輩の緑窓生(同窓生)に、市内の石碑を網羅した資料(『文学碑をたずねて』伊丹市文化財保存協会)を貸していただき、この寺に尊敬する薬師寺元管主 、高田好胤(こういん)さんが揮毫した歌碑があると知ったからです。何も仏教を信じているわけではありませんが、その著書『』には多くのことを教えていただきました。

自宅から自転車で25分。広い境内には人っ子一人いません。すがすがしい春の日差しに、気分が晴れ晴れしました。 歌碑は境内最奥、かつて行基堂が建っていた前にありました。行基さんの作と伝えられる一首は、ボクのような両親が他界した者には痛いほど響きます。好胤さんの読みやすく、気取らない字に見入っていると、突然、頭上の枝から鳩の声がしました。「山鳥」はキジなんですけどねw。

 山鳥の
ほろほろと
なく
聲(こえ)きけば
父かとぞ
思ふ
母かとぞ
おもふ

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