月別アーカイブ: 2024年10月

看護科3年生 地域拠点型防災訓練

地域拠点型防災訓練として、看護科3年生が山崎断層の震度6の地震を想定し、傷病者に対する応急処置を行いました。傷病者役は総合デザイン科3年生がトラウマメイク(傷メイク)を施しなりきってくれました。そのおかげで大地震を想定した救護所のリアリティーある疑似体験ができました。基本的な応急処置の知識の定着だけでなく、今後に活かせる学びに繋がりました。さらに自分に足りない知識や技術、災害時の看護学生としての在り方を確認することができました。予測不能な災害時に、今回の体験が最大限に活かされることを願います。

<生徒の感想>

・トリアージや応急処置など看護を学ぶ者でなければできないことがあると改めて実感できた。そのため救急法や応急処置の方法の知識はいつ何があっても活用できるように覚えていきたい。どんな状態の人が来ても冷静に対応できるようにしたい。

・自分の知識を生かして1人でも多くの人の役に立ちたい。そのために、災害時のあらゆる可能性を想定し、対応できる力と技術、知識を身につけておきたい。また、周囲の様子を把握し、目の前のことだけでなく先のことを考えて行動できるようにしたい。

・黙々と処置するのではなく声をかけたり、安心してもらえるような声かけが大切だと学んだ。

・今までは想像やイメージでしか知らなかったことを実際に体験したことで技術と知識がないと現場に行って何も動けないと分かり、防災看護に対する考え方に成長を感じた。切迫感やよりリアルな状況で起きそうな場面を体験したことで現場に行って積極的に動くことや臨機応変さが大切になってくるとわかった。

西播磨高齢者文化大学との介護教室

9月20日(金)、本校福祉科棟において、介護教室を開催しました。参加者は、県立西播磨高齢者文化大学の健康福祉コース48名と総合福祉科2年生33名の計81名で行いました。

介護教室は、生徒がこれまでに学んできた介護の知識や技術を大学生に教えるというもので、毎年行っています。今年は、ベッドメイキングと片側麻痺のある方の着替えについての実技を行いました。また初めに、アイスブレイキングとして、自己紹介やカードを使ったゲームを行い交流し、その後介護学習を行いました。

生徒は、丁寧にわかりやすく伝えることを心がけて、説明や実技のサポートを行いました。また、大学生も初めて取り組み専門技術に苦戦しながら、高校生との交流に楽しそうに取り組んでおられました。

看護科2年生 コミュニケーション演習

高校2年生が11月の病院実習に向けて、コミュニケーションの基本技術について学びを深めました。ロールプレイングを用いた演習を行うことで、より良い話し方、聞き方、関わり方について考えていました。

実習で出会う患者さんや指導者さんと良好な関係を築き、より良い援助につなげられるように、準備を重ね、頑張っています。

[生徒の感想]

・コミュニケーションは単に言葉を交わすだけでなく、相手との関係を築くための大切な手段であり、アイスブレイクを通して、個々の感じ方や違いを体験できたことは重要な学びでした。

・実習では患者さんの状態や個性に合わせた柔軟な対応ができるように行動し、良い関係を築いていき  たいです。具体的には、適切なタイミングで声をかけたり、患者さんが不安や疑問を表出された場合は、効果的なサポートができるように一人で判断せず、指導者さんや班員などともコミュニケーションをとり、行動したいと思います。

 

基礎看護技術(バイタルサイン測定)演習

高校2年生が基礎看護技術Ⅱの授業で、バイタルサイン測定の演習を行いました。11月に予定している病院実習に向けて、正確なバイタルサインが測定でき、患者さんと良い関係を築くためのコミュニケーションが図れるよう、計画された演習でした。リアリティーや緊張感をもって取り組めるよう、看護科以外の教員に患者役を依頼し、患者さんになりきって参加していただきました。

生徒はいつも以上に緊張していましたが、目的をもって患者さんのもとへ行き、自然な会話から必要な情報を収集できるよう言動にも工夫が見られました。限られた時間の中で、必要な情報を得ることはとても難しいですが、一生懸命考えて行動する生徒の姿はとても生き生きとしており、実習に向けて効果的な時間を過ごすことができました。ご協力いただいた先生方に感謝します。ありがとうございました。