「総合デザイン科」カテゴリーアーカイブ

たつの警察署交通安全・特殊詐欺防止への取組コラボ企画 新聞取材 総合デザイン科

2月14日(月)に、『ぶっちゃー特製焼き肉・もつ鍋のたれ』のラベル制作を行ったことについて、2年デザイン科の生徒が、朝日新聞と神戸新聞の2社の取材を受けました。

たつの警察署からの依頼で、交通安全や特殊詐欺防止を呼び掛ける『ぶっちゃー特製焼き肉・もつ鍋のたれ』の食品ラベルを、本校のデザイン科2年の生徒が制作しました。表現基礎CGの授業で制作したもので、ラベル表紙と側面のデザインを行いました。側面には、自転車の横を通る際の注意点や、特殊詐欺の手口などをイラスト入りで描きました。

   

ラベルの制作をした生徒は、「正面のイラストは、かわいく、かつ美味しそうに描く事を意識し、側面に関しては、各種の啓発活動が伝わるように心掛けました」と取材に答えました。

町ぢゅう美術館

2月11日(金)、12日(土)、13日(日)の3日間、たつの市の旧市街地で、第20回町ぢゅう美術館を開催しました。たつの市龍野地区の旧城下町一帯を美術館に見立て、総合デザイン科の生徒が授業で制作した作品の展示や地域の方の作品展も行われました。コロナウイルス感染症拡大防止の為、当初の予定よりも規模を縮小し、参加型イベントを中止して開催しました。本校9会場で、延べ約4000人の方にご来場いただきました。

今回の町ぢゅう美術館は、来場者の方にガチャガチャを回すことで味わえるワクワクドキドキ感を、イベントを通して味わってほしいという思いから、「ガチャで町PON!〜めぐってまわってご縁あり〜」というタイトルでイベントを企画しました。本来ならば、シールラリーの景品引換えで使用する予定であった生徒手作りのガチャガチャを回す機械は、展示のみを行いました。

今年度は20回の節目の開催であることから、過去の町ぢゅう美術館の展示や、ガチャガチャのカプセルを使用した、オリジナルのイルミネーション企画も同時に行いました。各会場に人数制限を設けて展示のみを行う形の開催としました。

また、展示作品やイベント、各会場の様子について生徒が取材を受けました。取材の様子は神戸新聞と、朝日新聞、読売新聞に掲載されました。

ガチャガチャの機械とイルミネーション企画で使用したツリーは、校舎内の掲示板の前に展示しています。

総合デザイン科ファッションショー『GAME』

11月20日(土)に赤とんぼ文化ホールにて、総合デザイン科によるレザーファッションショー『GAME』を行いました。

例年は、一般公開しておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、来場者を、総合デザイン科生徒の保護者・本校の生徒・卒業生・学校関係者に絞り、規模を縮小して行いました。

たつの市の地場産業である皮革を使用して、『GAME』というテーマにちなんだ、様々な衣装を制作し、披露しました。衣装・装飾・大道具・PR・ヘアメイク・映像・音響・モデルの係に分かれ、各係精一杯準備を行い、本番に挑みました。PRポスターや学校掲示板、パンフレット、各構成で使用する映像、会場に設置する大道具、モデルが使用する小道具なども、生徒が一から制作しました。

今年度、レザーファッションショーは20周年を迎えました。今までの歴史を振り返るダイジェスト映像と共に、過去で使った衣装が登場する場面もあり、会場は感動に包まれました。

これから先も、たつのの地場産業である皮革の魅力を“デザイン”を通して表現していきます。皆様のご理解、ご協力、そしてあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

総合デザイン科 現場見学

10月5日(火)に、実際の美術作品に触れ、デザイン・アートの視野を広げる為に、総合デザイン科では各学年に分かれて現場見学を実施しました。


〈 1年生 〉
岡山県倉敷市の大原美術館を鑑賞した後、美観地区を散策しました。

~1年生の感想文より~
「美観地区の風景がとてもきらびやかに見え、何でも近代化すれば良い訳ではないと思い知りました。住宅街でも100年後には文化財になっているかもしれないので、現代景観を後世に残していくべきだと思いました。今回の見学で、建物や美術品を残す大切さを学びました。」


〈 2年生 〉
アートの島といわれる、香川県の直島を訪れました。「自然・建築・アートの共生」がコンセプトの、ベネッセハウスミュージアムで美術作品を鑑賞した後、芸術家が古民家をまるごと作品化した『家プロジェクト』で、各々が興味のある作品を鑑賞しました。

~2年生の感想文より~
「今回の見学で、人物や建物とアートの共生について少し理解が深まったと思います。今までは、アートは自分の個性を前面に出すものだという印象が強かったのですが、みんなで作るアートもあるのだと思いました。」

「ベネッセハウスミュージアムや、家プロジェクトを通じて、表現方法の多様さを沢山知れた気がします。平面・空間・モニュメント・蟻を使った作品など、島の全体が楽しませてくれました。私も今後は、色々な視点からもの作りに取り組もうと思いました。」


〈 3年生 〉
3年生は、徳島県の日本最大の陶板名画美術館である大塚美術館を訪れ、作品を鑑賞しました。

~3年生の感想文より~
「今回の見学で、展示方法の重要性を学ぶことができました。展示作品の見栄えに影響しない消化器の配置や、照明、日光の下での展示など、作品をより良く見てもらう為の工夫が沢山あると感じました。1つの作品を展示する際、どのようにすれば良さを最大限出せるのか、また、いくつも作品を並べるときは、どのようにすれば見やすく、探しやすく圧迫感を感じさせないかなど、今回気づいた事や学んだ事を生かしていきたいです。」

「ダ・ヴィンチの透視図法や、リアルさ、ゴッホの『ひまわり』から、改めて基礎の大切さを感じました。いかなる偉人でも、していることは同じなのだと感じました。また、インパクトの大切さも学びました。ムンクの『叫び』や、子供を食べている絵(ゴヤの『わが子を食べているサトゥルヌス』)などは、印象的かつインパクトがあり、脳裏に焼き付きました。僕も、イメージする力を持ち、その様に感じてもらえる作品を作らないといけないと思いました。」


友人同士で、感じたことや発見したことを、楽しそうに共有する姿も見られました。今回の現場見学は、生徒のデザイン・アートへの関心と理解を深め、視野を広げた事により、これからの作品作りの参考になる機会になりました。

臨床美術【総合デザイン科】

7月12日(月)に、社会福祉法人円協会から臨床美術士の中谷真理様を
お招きし、デザイン科の1年生を対象に、臨床美術の講習会を行いました。


 臨床美術は、絵やオブジェなどの作品を、五感を活用して作ることによって
脳を活性化させ、感性教育などの効果が期待される、芸術療法(アートセラピー)の一つです


 今回の講座では、オイルパステルとクレンジングオイルを使用して、1人2つの
作品を制作しました。
 指でパステルを混ぜる、スティックで削り取る、クレンジングオイルを使用して伸ばすなど、様々な方法やアイデアで、生徒各々の「自身が惹かれる色」を作ることに没頭しました。

 臨床美術では、「自由に表現すること」「否定をしない」「上手という言葉は使用しない」など、いくつかのルールがあります。それによって、普段の実習の授業とは異なった感覚の絵の表現方法で、生徒たちが気持ちよく絵を描く時間になりました。

課題研究発表会【総合デザイン科】

1月21日(木)、総合デザイン科の課題研究発表会を行いました。

CG(映像)、皮革、木工、イラスト、陶芸、染織 の6つの班に分かれて、

1年間の研究・作品の制作内容を発表しました。
     

2年生は、来年度どの班を選択するか決めるため、先輩達の発表を真剣に聞いていました。

これら作品は、2月5日(金)からの3日間、たつの市龍野地区で行われる「町ぢゅう美術館」で展示されます。