「環境建設工学科」カテゴリーアーカイブ

現場見学 環境建設工学科1年生

6月23日(金)、環境建設工学科1年生の現場見学を実施しました。

1年生は今後、「建築類型」と「都市計画類型」に別れて学習することとなります。その類型選択の判断材料の一つとして今回の現場見学が実施されました。午前中は「土木」の現場、午後からは「建築」の現場を見学するスケジュールでした。

土木の現場では、はじめに「太子道路」を見学しました。太子町は慢性的な交通渋滞が問題となっており、交通量が多いにも関わらず道路の幅が5.9mと非常に狭く、歩行者にとって危険な場所になっています。今回の工事は交通渋滞解消と歩行者の安全を守るために、新しく幅16mにもなる大きな道路を作っていました。次に見学した「糸井髙田橋」は、網干駅に隣接する通称「開かずの踏切」が存在する所です。通勤ラッシュ時の車の大渋滞を解消するために、踏切の替わりに線路の上に「陸橋」をかける工事をしていました。いずれも、完成すれば地域の方や道路を使う人が非常に便利になります。まさに土木工事は「世のため人のため」になる社会貢献度の高い仕事だと感じました。

そして今回はなんと、工事途中で発見された4000年前の遺跡(沖代遺跡)も見学させていただきました。なんでも工事途中で遺跡が発見されることも珍しくないのだとか。住戸跡や土器・土偶を見ていると、ふと4000年前の太古のロマンも感じることができました。

建設系企業「魅力出前講座」

6月23日(金)、環境建設工学科3年生を対象とした「建設系企業魅力出前講座」を開講しました。

この講座は生徒たちに建設業の魅力や企業の取り組みについて理解を深めさせること、また業界で活躍しているOB・OGに現在勤めている企業・業界・自身の仕事内容などについて話を伺うことを目的としています。今回は地元で活躍されている企業8社、約30名の方々に来ていただき、一企業に対して一教室を使用してお話をしていただきました。資料や映像を使った対話型の形式とし、生徒たちは一企業25分間の話を3社聞く流れです。このような取り組みは建設系学科を有する県内の工業高校において、初めての試みとなります。構想から実施まで約一年間かかりましたが、企業の皆様のご協力により無事開講することができました。私たち教員では説明できない建設業の深い領域を、企業の皆さんや先輩たちが丁寧に説明してくださいました。

参加した生徒たちから「すごく良い話を聞くことができました」「進路について改めて考えたいと思います」「建設業のイメージが変わりました」などの声を聞くことができ、とても良い講座になったのではないかと思います。

来年度は2年生も参加できる出前講座を開講したいと考えています。本校のスローガンである「まちを支える人づくり~スペシャリストへの道」を掲げ、建設業界で活躍する生徒を育てていきたいと思います。

現場見学 環境建設工学科3年生

6月14日(水)、環境建設工学科3年生の現場見学を実施しました。今回は株式会社ノバックのご協力により、松村防潮水門建設工事現場と、リベールグラン姫路新築工事現場を見学しました。

各工事現場入構の挨拶から始まり、現場の説明を受けました。松村防潮水門建設工事現場では、水門の役割や施工方法について説明を受けました。リベールグラン姫路新築工事現場では、コンクリート打設工事の見学をしました。当日はコンクリートミキサー車が現場に入ってきては受入検査を実施していました。

生徒は気になった点を次々と質問していたのが印象的でした。教科書で学んだことを現場でフィードバックをして、理解を深めることにつながったと感じています。非常に有意義な現場見学でした。

課題研究発表会(環境建設工学科)

1月19日に行われた課題研究発表会の報告をします。課題研究とは3年生の授業のひとつです。この授業は工業に関する課題(テーマ)を設定し、その課題を解決するなかで、専門知識や技術を深めたり、クラスメイトと協力して作業を行う中で協調性を育んだり、そして自分で考え行動する力を育てるための授業です。

今年度の課題研究では、「フィールドサーベイ班」が測量競技大会出場に向けて努力したこと、「造園現場実習班」が近隣施設において、自分たちの手で憩いの場を造ったこと、「設計競技班」が全国の大学が主催している設計競技大会で入賞した報告、「地域貢献班」が近隣の神社から依頼を受け、神具製作を行ったこと、最後に「コンクリート班」がコンクリートコンクリートカヌーを製作し、大会に出場したことなどを発表しました。5つの班が、一年間を通して同じテーマで取り組み、その報告を1・2年生と、お世話になった方々の前で発表しました。

発表内容は、3年生らしく堂々としたもので、後輩たちにしっかりと研究内容を伝えていました。今回は写真を掲載することしかできませんが、新型コロナウイルス感染拡大が収束すれば、中学生や保護者の皆さんにみてもらえるような計画を考えています。

生コン工場見学

今回は、環境建設工学科2年生の『現場実習』をのぞき見したいと思います。今回のタイトルは「ザ!生コン工場に潜入」です。ここで豆知識を・・・・

豆知識

『生コンって何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと生コンとは生コンクリートの略称です。みなさんがよく目にするコンクリートはセメント、水、砂、砂利などを合わせて固まったものです。では、生コンクリートは・・・・。生がついているのでセメント、水、砂、砂利などを混ぜ合わせて、現場へと運ばれる段階の固まっていないコンクリートのことを言います。☞そして生コン工場とは生コンをつくる工場のことを言います。

工場で作られてから現場に運ばれるので、品質を一定に保つことができ、生コン車を使い練られた状態で現場に届くため、置き場に困ることもありません。

では、のぞき見した『現場実習』では何をしたのでしょうか?今回は(有)柴田生コンのご協力により生コン工場に潜入させていただきました。現場入構の挨拶から始まり、コンクリートの講習を受けました。

 

 

室内検査場では、生コンの流動性を確認するスランプ試験およびテストピースの作成と破壊試験を体験しました。

 

屋外見学では、建設中のサイロを見学しました。現場が動き出してからは見ることができないサイロの下側から眺めるなど貴重な体験をしました。

 

最後に貴重な体験をさせていただいた企業に対して感謝の言葉を伝え、全体での集合写真を撮りました。

 

『現場実習』では学校では学べないことを知ることができました。このように企業の協力により現場を実際に見て今後の進路選択へつなげていく活動もしています。

 

今後も生徒の頑張りを発信していきますね。

以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。

令和4年度 建設業魅力アップ講習会

学科長のグリーンTです。延期となっていた今年度の建設業魅力アップ講習会でしたが、本日開講することができました。今回も兵庫県建設業魅力アップ協議会のご支援を受け、本校の環境建設工学科を卒業した4名の生徒が、建設現場管理について詳しく話をしてくれました。卒業生が在校生の前で説明してくれる姿を見ていると、なんだか胸が熱くなります。卒業して数年しか経っていないのに、顔つきは凛々しく、堂々とした姿。頑張って仕事しているんだなあと思うと涙が出そうです。

(歳のせいでしょうか・・・)

講習を受けた2年生たちも、1年後には進路選択となります。先輩たちの話を聞き、まちを支えるスペシャリストとして建設業界で活躍してもらいたいと願っています。

 

 

令和4年度 建設サマーセミナー(西部地域)

8月22日(月)から23日(火)の2日間、兵庫県建設業協会のインターンシップである「建設サマーセミナー」に参加しました。

昨年同様、新型コロナウイルス感染防止の観点から直前まで開催が危ぶまれましたが、実施期間の短縮と少人数による参加という条件で開催されました。

1日目は姫路市内で建設中のマンション新築工事現場で、現場を管理する監督さんの仕事を体験しました。

2日目は三木市にある「兵庫耐震工学研究センター」を見学しました。この施設には大きさ20m×15mの震動台があり、実物同様の構造物を載せて人工的に地震動を与え、壊れる過程を調査、研究するための施設です。

今年度は短期のサマーセミナーでしたが、とても内容の濃い充実した時間を過ごすことができました。

関係者の皆様、本当にありがとうございました

 

現場見学会【環境建設工学科】

6月24日金曜日、環境建設工学科における実習のひとつである、建設現場見学会を実施しました。午前は太子道路や令和跨線橋、糸井高田橋(茶ノ木踏切)などの土木工事現場を見学し、午後は姫路市内で工事が行われている津田小学校給食室などの建築現場を見学しました。

1年生は2年次より建築類型、都市計画類型に分かれて学習しますが、自分はどちらの類型で学びたいか、その参考となる現場見学会になったのではないでしょうか。建築と土木の違いについて理解が深まった生徒が多く、『自分が何に興味があるのか』が明確になったようです。

 

 

環境建設工学科3年現場見学

こんにちは。はじめまして。環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。

今回、環境建設工学科の3年生対象の現場見学会が実施しましたのでその報告をします。

3年生は毎年1回、現場見学に行っています。今回は、午前中に「土木」の現場として太子町内に新たに作られる道路の見学と、たつの市で完成した令和跨線橋(JRに架かる陸橋)を見学しました。また、午後からは「建築」の現場として、姫路市にある市営住宅建替え工事を見学しました。

土木の現場では、JR網干駅の近くに幹線道路を分断する、通称「開かずの踏切」があるため、平日は車の大渋滞が発生しています。今回の道路はその渋滞を緩和するために新しい道路を作っていることを聞き、生徒達も改めて「土木工事」は人々を便利にし、社会貢献にも大きく関わる仕事であることを実感したようです。また、建築の現場では実際に工事を行っている建物内も見学させていただき、完成後は壁や床などで隠れてしまう部分も見学する機会があったため、生徒達は非常に興味深く見学していました。

土木・建築の授業には「施工」という工事現場での流れや仕組みを学習する科目がありますが、普段工事現場に入ることができない生徒達にとっては、理解しにくい科目の1つになっています。しかし、今回の現場経験を通じて、教科書だけでは分かりにくい部分も実際の目で見て、確認することで、さらに理解が深まり、「こういうことだったのか!」という、色々な「気付き」があったようです。非常に有意義な1日となりました。

 

環境建設工学科 現場見学会

本校前を流れる栗栖川において、まちづくり連携治水対策で行われている揖保川觜崎地区河道掘削工事が行われています。今回は国土交通省の協力を得て、現場見学会に参加させていただきました。

はじめに国土交通省の職員の方から本工事の目的を説明していただきました。栗栖川および揖保川では河川の水を流す能力が低いため、国とたつの市が連携し河川の流域を大きくしています。流すことができる水の量を増やすために「河道の掘削」「堤防を新たに作り位置を下げる」「橋を高くする」等の工事を行っているのだと説明をしていただきました。初めての河川工事見学でしたが、普段見ることのできない土留めの鋼矢板や、橋脚を作るための基礎工事を間近で見学することができました。

生徒たちは工事内容について積極的に質問を行うなど、とても充実した現場見学となりました。