JR姫新線路線図贈呈式

3月6日(木)、西日本旅客鉄道株式会社 網干総合車両所余部派出所構内ひめじ運転区にて、JR姫新線路線図贈呈式が行われ、デザイン科生徒3名が代表で式に出席しました。

旧JR西日本姫路鉄道部様より依頼を受け、姫路から上月までの姫新線路線図を2年生の実習課題として制作しています。龍野実業高校時代を含め、今年で14回目となりました。

2名でグループを組み、20班に分かれ作品を制作しました。本来の目的である駅名を分かりやすくするだけでなく、初めて乗車される方に姫新線沿線の特産品や文化に興味を持っていただけるような工夫とイラストを加えています。外国の方も読めるよう、ローマ字表記もされています。中には独自のキャラクターを入れたり、クレーンゲームを表現した作品もあり見る人に楽しんでもらうことも意識しています。

贈呈式の後、自分の作品を車両に掲示させていただきました。随時新しい作品に入れ替わり1年間見てもらうことになります。

[アイデア出し→制作→プレゼンテーション→修正]という過程を経て、約半年間かけて作り上げた作品は、多くの方々の目に触れ姫新線利用者の増加に貢献できると同時に、生徒自身のスキルアップや達成感につながっています。

姫新線をご利用の際は、ぜひご覧ください!

令和6年度 卒業証書授与式

2月26日(水)、 卒業生の保護者、来賓の方々にご臨席いただき、令和6年度卒業証書授与式が行われました。

全日制課程第15期生207名、看護専攻科第13期生41名に、校長先生より卒業証書が授与されました。校長先生、たつの市長、PTA会長からご祝辞をいただき、新たな門出を迎えることが出来ました。

卒業生、保護者の皆様ご卒業おめでとうございます。今後のみなさんの人生に幸多からんことを願っています。

第23回町ぢゅう美術館

2月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間、たつの市の旧市街地で、第23回町ぢゅう美術館を開催しました。たつの市龍野地区の旧城下町一帯を美術館に見立て、総合デザイン科の生徒が授業で制作した作品や地域の方の作品を展示しました。

今年度は、『星彩』(ほしいろ)というテーマで行いました。星が集まって輝くように、人々が集まり高校生や町の方々が一体となって輝き、共に龍野の町を彩るイベントにしたいという思いを、「星彩」というタイトルに込めました。星と星とがつながって星座になるように、「人と人をつなぐ」「人とデザインをつなぐ」「デザインとデザインをつなぐ」そのような町ぢゅう美術館を目指しました。

町ぢゅう美術館『星彩』ポスター

町ぢゅう美術館『星彩』パンフレット

ゐの劇場にて開会式を行い、町ぢゅう美術館の開会宣言を行いました。8・9日には、ファッションショーのパレードも行いました。

また、今年度はスタンプラリーを版画のように色を分けて同じ場所に押す試みを行い、絵がだんだん完成していく楽しさも体験してもらいました。

生徒は、各会場の受付や作品の説明・会場案内を行うだけでなく、似顔絵・ハンドペイント・焼きコテアート・ものづくり班などの係に分かれ、イベントを盛り上げました。

看護科 基礎看護技術演習発表

高校2年生が基礎看護技術Ⅱの授業で、日常生活援助の理解を深める演習をしました。

より良い援助につなげるために、これまで学習した知識・技術を活用し、事例の患者さん(円背のある患者さん)への援助の必要性を科学的に考え、セルフケア能力を低下させない方法を模索しました。発表では、看護の場面を実演したり、援助の場面を再現した動画を用い、視覚的にも伝わりやすい工夫が見られました。

患者さんの症状の理解や、セルフケア能力を低下させない援助方法等、まだまだ学習不足な面もあり課題が残りましたが、これまで学んできた自分たちの力を存分に発揮し、看護を考えることができた生徒の表情はとても素敵で、今後さらに期待がもてると感じました。

 

 

学習成果発表会

2月1日(土)、本校体育館で令和6年度 学習成果発表会が行われました。発表内容は、生徒会による「学校行事及び部活動の紹介」、防災ジュニアリーダーによる「活動報告」、各専門学科による「一年間の取り組みや学び」を発表しました。

また、冊子の中に合格体験記として、本校で学び希望の進路へ進んだ3年生の体験を紹介しました。

会場には、各学科の特色ある学習に関連した展示も行いました。来場の方々からは、それぞれユニークで関心をひくような展示でよかった、各学科の学びや特色が理解でき、学生さんたちが有意義な学生生活を過ごされていることが伝わる発表だった、この学校で学びたいと思ったなどの感想をいただきました。

 

 

 

 

環境建設工学科 課題研究発表会

令和6年度における環境建設工学科の課題研究発表会を実施しました。今年度は「設計競技班」「地域貢献班」「測量班」「コンクリート班」「造園実習班」「総合治水班」の6つのグループに分かれ、各班が掲げたテーマに基づき、一年間を通して取り組んだ研究テーマ・活動内容について発表しました。設計競技班は全国の大学、団体が実施しているコンペティションに応募するため、プランニングから作品完成までの工程について発表しました。今年度は全国規模のコンペティションに4作品入賞することが出来ました。

地域貢献班は地元の神社から物品製作の依頼を受け、それを奉納するまでの製作過程を動画で発表しました。測量班は高校生ものづくりコンテスト上位入賞を目指し、夏季休業中も練習に勤しんだ様子を発表しました。コンクリート班はコンクリートカヌー競技大会、コンクリート甲子園に挑戦した内容について発表しました。造園実習班は県立西播磨文化会館と継続して実施している連携事業「ゆうゆうの森づくり」において、会館利用者の集いの場として使用できる木製ステージの製作過程を発表しました。総合治水班は豪雨災害による被害を軽減するためジオラマ模型を製作し、「青少年のための科学の祭典2024」にて普及啓発活動に取り組んだ内容を発表しました。一年間の取り組みを経て経験したこと、深く考察した内容などを後輩たちの前でしっかりと発表する姿に成長を感じると共に、発表内容についてメモを取りながら真剣に話を聞く1・2年生にも大きな期待を感じました。

 

 

 

 

総合デザイン科 課題研究発表会

1月23日(木)に、アセンブリホールにて課題研究発表会を実施しました。

CG(映像)、皮革、イラスト、陶芸、染織の5つの班に分かれて、1年間の研究・作品の制作内容を発表しました。

 

 

 

2年生は、来年度どの班を選択するか決めるため、先輩達の発表を真剣に聞き、発表後には、制作に

どれくらいの時間がかかったかなどの質問をしていました。

これらの作品は、2月7日(金)からの3日間、たつの市龍野地区で行われる「町ぢゅう美術館」で展示されます。

看護科 高齢者大学院生との交流

看護科3年生の生徒が病院での臨地実習に向けて、目的を持ったコミュニケーションを図り、対象者に応じた援助を計画することを目標に演習を行いました。事前に疾患の学習を終え、どのようにコミュニケーションを取ればいいのかをペアで考え臨みました。交流当日は、新宮町の高齢者大学に通う大学生19名の方に模擬患者になっていただきました。簡単なシナリオに基づいて実際の入院患者と同じような状況を実習室のベッドで再現し、大学生には腰や足に痛みのある患者を演じていただきました。

生徒は緊張しながらも挨拶や自己紹介を行った後、バイタルサイン(体温、脈拍、血圧)の測定や疾患にあった症状の観察・情報収集を行いました。演習後の振り返りでは、大学生の方から率直な感想を話していただき、改善すべき点を考えることができました。このコミュニケーションの演習を生かして、今後出会う患者さん一人一人に応じた援助が考えられるよう努力を重ねていきます。

<生徒感想>

・コミュニケーション中は、相手の目を見ること、話しを遮らないこと、マスクで口元が見えない分、目で笑顔を伝えることを意識することで、高齢者の方々に「とても親切な話の聞き方をしてくれて嬉しかった」と言って頂き嬉しかった。

・今回自分ができたことは、傾聴です。私は話すことが苦手ですが、話しを聞くことは好きです。今回の交流でも、傾聴することを大切に関わり、「楽しかったよ」と言っていただけて、ホッと安心したと共に、嬉しさも感じることができました。実習で関わる方々に楽しいと思っていただけるよう、明るく、元気にコミュニケーション技術を深めたいと思いました。

 

 

看護科 特別非常勤講師(助産師)

看護科高校3年生が、本校卒業生の助産師より「知っておきたい命の話」という内容で講義を受けました。助産師を目指した経緯から現在の助産院開設や地域での活動内容までを話された後、命の話として受精から妊娠、胎児の成長、出産までをイメージがしやすい説明をしてくださったので、真剣に聞いていました。また、看護師として身につけてほしい品位や女性としてパートナーとどのようにコミュニケーションをとって関係を築いていくかなど、今後に活かせそうな内容が多くありました。2時間という短い時間でしたが、今後看護師の免許を持った1人の女性として生きていくうえで大切なことを教えていただきました。

 

<生徒の感想>

・命の誕生が改めて当たり前ではないこと、妊娠が簡単でないこと、妊娠を簡単に考えてはいけないことなど多くのことを学びました。新しい命が誕生することは、その分責任やお金など様々な負担も加わるので、パートナーとの信頼関係ではコミュニケーション能力も大切であると考えました。

・今日の授業を受けて、改めて自分や他の人の命を大切にしなければいけないと思いました。赤ちゃんが1人生まれて家族が増えたり、逆に減ったりすることで人生が180度変わってしまい、それが悪いほうや自分が思ってもないほうへ傾いてしまうこともあります。自身や生まれてくる子ども、周りの人を悲しませないため、良い環境の中で子育てができるようにも、自分や周りの人の命を大切にしようと思いました。

 

3学期始業式

1月8日(水)、令和6年度 3学期終業式が行われました。

初めに、校長先生より式辞をいただきました。新年の挨拶の意味を考えるといったことから、新年を迎えて心がけることとして、情報が錯綜し信憑性が問われていることから、正しい情報を得ることはもちろんのこと、自身でも考えるといったことをやってみよう、考え続けることをきっかけにチャレンジすること、小さな積み重ねが大切であり何か小さな目標を設定して残り少ない3学期を充実させてくださいとお話しいただきました。

引き続き、表彰伝達と女子ソフトテニス部近畿大会出場への壮行会が行われました。

そして、教務部 管先生より日々の授業を大切に悔いのないよう次のステージにあがる準備をしてくださいとお話しいただいたあと、尺八で「春の海」を披露され、想像力から創造すること、自分の枠を超えてチャレンジしていくことの大切さを伝えられました。最後に生徒指導部長 高松先生よりそれぞれの学年に向けて自分の行動に責任を持って充実した3学期になるよう心掛けることとお話しいただきました。