令和7年度 建設業魅力説明会

環境建設工学科の1年生を対象とした「建設業魅力説明会」が行われました。この説明会は兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつであり、建設業の魅力ややりがいについてご講話を頂きました。講師は昨年と同じく、株式会社 神崎組様から卒業生を含めた4名が来校され、建築・土木工事の違いや特徴、建設業が社会基盤整備に大きく貢献していることなどを、丁寧に説明していただきました。準備していただいた資料や映像を、生徒たちは真剣な表情で見入っていました。

最後の質疑応答では、恥ずかしさもありなかなか挙手する生徒がいませんでしたが、数名の生徒が質問をしました。一つひとつの質問に対し、分かりやすく丁寧に対応していただき、普段なかなか聞くことができない建設現場の「リアル」を伺うことができました。1年生は今後、建築類型と都市計画類型のどちらかを選択し、2年生から本格的に専門分野について学んでいきます。今回の講話を通して、生徒たちは自分の選択を確定させたように感じました。

環境建設工学科3年生 現場見学

6月18日(水)に環境建設工学科の3年生を対象とした現場見学会が実施されました。今回の見学では、午前中に「建築」、そして午後から「土木」の工事現場を見学しました。

まず建築の現場では、株式会社ノバック様が担当しておられる姫路市の「伊勢屋本店工場新築工事」を見学しました。いつも見慣れている住宅やマンションと違い、食品製造工場という特殊性もあり、普段目にすることのない内部を見学することができました。さらに壁紙や床を仕上げる前の状態だったため、普段は壁紙などで隠れてしまう壁の中や床の下の状態もよくわかり、大変勉強になりました。

午後から訪れた土木工事の現場は、株式会社ハマダ様が担当しておられる姫路市豊富町の「甲山浄水場造成工事」の現場でした。午前中に訪れた建築工事の現場とは比較にならないくらい広大な土地の造成工事を行っていました。建築の工事とは違い、非常に長い水路を設置したり、土が崩れないように「擁壁(ようへき)」という構造物を設置していたり、スケールの大きさの違いに生徒達も圧倒されました。

今の3年生は、1年生の時にも現場見学に行っていますが、その時は、まだ専門知識が全くない状態だったので、質問もしにくかったと思いますが、3年生になり「専門の学び」を深めていることで、担当の社員の方に、現場に関する細かい質問までしていました。

また、どちらの現場でも、本校卒業生の方が働いておられ、生徒も積極的に質問しやすい環境でした。いよいよ、進路の決定に本格的に動き出す3年生にとって良い経験ができたことと思います。

令和7年度 地元建設企業「魅力出前講座」

昨年度に引き続き、今年度も地元建設企業の皆様に参加していただき「魅力出前講座」を開講いたしました。

今年度は昨年度より一社多い13社に参加していただき、建設業の魅力や仕事のやりがいについてお話していただきました。また、業界で活躍しているOB・OGも大勢参加していただくことができ、現在勤めている企業・業界・自身の仕事内容などについて熱く語っていただきました。

3年生は目前に迫った進路選択の情報収集の機会として、また2年生は夏季休業中に行われるインターンシップの参加企業選択のため、メモを取りながらしっかりと話を聞いていました。

看護専攻科 研修旅行の事前学習

専攻科2年生は7月に研修旅行で台湾に行く予定です。4月の台湾の康寧大学生との交流に続き、事前準備として佐久大学の教授から台湾の歴史、文化や医療について講義していただきました。

日本との関係があったという台湾の歴史や社会情勢、保健・医療制度、看護師の教育制度、おいしい食べ物など、写真やクイズを交えながらわかりやすく説明してくださいました。全員が初めて台湾に行くため、興味関心が持てた内容が多く、最後の質疑応答の時間では、台湾でのマナーや注意点、持参した方が良いもの、喜ばれるお土産はなにかなど、多くの質問が出ました。

この講義を通して、学生から「台湾に行くのが楽しみになった」、「早く台湾に行きたい」との声が聞かれました。

環境建設工学科1年生 現場見学

1年生40名と教員2名で、姫路市内及び西脇市内の現場で初めての現場見学に参加しました。

【午前/建築現場】

まず、(株)伊勢屋様の本店工場移転新築工事現場の見学です。工事の進捗状況としては、8割完成しているような状況で、ここでは、建設中の建物の中に入り主に内装工事を中心に見学することが出来ました。工事概要の説明をしていただき、専門的な用語と工事内容のため1年生には難しい内容でしたが、生徒たちはメモをとりながら積極的に質問する姿が見られました。現場見学中も、たくさんの生徒からの素朴な質問から少し専門的な質問まで丁寧に答えて下さり、生徒たちにとっても大変貴重な体験になりました。そして、姫路建設会館に移動後、昼食をとり、次の現場に備えます。

【午後/土木現場】

午後からは、東播丹波連絡道路にあたる西脇北バイパスの工事現場を見学しました。道路建設は、人々の暮らしを豊かにし、地域の発展に貢献する大きなプロジェクトであると仰っており、工事の規模の大きさに生徒も驚いていました。実際に、橋脚の足場から上部の高速道路部分に上がったり、道路真下の空間に入ったりと普段は決して踏み入れることのできない場所や景色を肌で体感し、建設現場への興味がより深まったように感じました。ここでも、疑問に思ったことを積極的に質問する姿やメモを取る姿が見受けられ、各々にとって貴重な経験となりました。

二つの建設現場の見学を通して、建設業のダイナミックさや、やりがい、役割等を肌で感じ取ることで、生徒たちの建設業界への興味関心が大きく深まったように感じます。建築や土木がどういうものか少しでも理解したうえで今後の類型選択をして欲しいと考えています。

学校デイサービス「端午のつどい」

今年度は、初めて本校で学校デイサービス「端午のつどい」を行いました。テーマは「勝発笑美戦(かっぱえびせん)」で、チーム戦に勝つために活発にたくさん笑ってもっと美しくなろう!です。たつの市社会福祉協議会ややまつづじの会、民生委員など多くの皆様のご協力のもと、総合福祉科112名が35名の参加者に対し、ダンスやレクリエーションを計画しました。

オープニングでは、3年生が「タッチ」の曲に合わせ、参加者みんなでハイタッチをしながらの参加型ダンスを行い、盛り上がりました。その後、各学年が考えたレクリエーションを行いました。1年生は「思いを伝えろ!伝言ジェスチャーゲーム」、2年生は「勝利を目指して入れまくれ!カラフル玉入れ合戦」、3年生は「ペタペタ工作!思い出カレンダー作り」。各学年とも工夫を凝らし、笑顔あふれる時間となりました。最後は、高校生の伴奏のもと、みんなで赤とんぼを合唱し、閉会しました。

参加者からは、「楽しかった」「また来年も来たい」「ありがとうございます」等、高校生には嬉しいお言葉を数多くいただき、充実した1日となりました。

18期生 野外教育活動

5月23日(金)に、校外学習として太陽公園に行きました。太陽公園までは余部駅から学年全体で1時間ほど歩いていきました。天候にも恵まれ、クラスの枠を超えて交流を深めながら、有意義な時間を過ごすことができました。

園内では「凱旋門」、「兵馬桶」、「万里の長城」、「ピラミッド」など世界の石の文化や建築物をスタンプラリーなど活用しながら楽しく見学しました。

今回の校外学習を通じて、「自分たちで考えて行動すること」や「協力し合うこと」の大切さを改めて感じた生徒も多く、これからの学校生活においても活かさせることを期待しています。

看護科 看護学概論発表

高校1年生が、看護学概論の授業で学び始めた「看護とは」について考えを深めるために、5人グループに分かれ演習を行いました。看護師とはどのような職業か、また、患者さんの状態から考えられる看護とその理由について考え、発表しました。

看護を学び始めて間がない状況ではありますが、看護と看護でないものの違いや、患者さんができないことをすべてしてしまうことが優しさ・看護なのか?ということを考えるグループもあり、看護の奥深さに触れる大切な時間を共有できました。

人前での発表に慣れておらず緊張した様子が見られましたが、自分たちの考えを伝えるための工夫も考えており、これからの発表が楽しみに感じられる演習でした。

看護科 地域在宅看護(地域包括ケアシステム)発表

高校2年生が、地域在宅看護の授業で学習した「地域包括ケアシステム」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、地域包括ケアシステムがなぜ推進されているのか、構成要素や支える資源、互助の具体例などを考える演習を行いました。

発表では、学んだ内容をわかりやすく伝えるために、小道具や写真、劇を織り込んだ工夫があり、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。

高齢化がさらに加速する現代ですが、今からできる必要な取組について考えを深める機会となり、私たちにできること、必要なこと、地域在宅看護の役割について考える時間となりました。

看護科 看護情報(私の取り扱い説明書)発表

高校2年生が看護情報の授業で学習した、Wordの技術を活用し自分の取り扱い説明書を作成しました。

自分の長所や短所、好きなアイドルやキャラクターを画像を用いて紹介しました。1年間共に生活してきた友人の新たな一面を知ることができ、楽しい時間を過ごしながら学びを深めることができました。

〈生徒感想〉

・自分に興味を持って聞いてもらえるのか、どのようにおもしろくするかを考えることが難しかった。

・みんなの普段と違う一面を見ることができて楽しく学ぶことができた。