8月8日(木)~9日(金)高校生国際交流の集い2024

LAC

 8月8日から1泊2日の日程で、関西学院大学上ヶ原キャンパスにおいて、「高校生国際交流の集い 2024」が催されました。本校からは、2年生LACコースの2名の生徒が参加しました。兵庫県を始め、大阪府や奈良県の高校から44名、留学生14名が集まり、大学生スタッフが企画・運営を担当し、グループ別にディスカッションやレクリェーション等の活動に取り組みました。
 今回のイベントスローガンは、『Everything Starts with an Idea ~1つのアイデアで世界を変える~』で、SDGs に関する問題に着目し、意見交換を通してより深く世界とその課題に向きあうことを目標としました。
 2日目の最後にテーマ別グループによるプレゼンテーションに挑みました。初めて会った人と同じテーマで 問題提起とその解決策について話し合いを重ね、どのグループも独創的な発表を行いました。その中で本校生徒のグループはそれぞれ、Originality Prize、Content Award そして総合第2位を見事受賞しました。留学生などの物の見方や他校生徒の英語力に大いに刺激を受けた2日間でした。

  

以下は、参加した2名の感想です。

● 私は今回、少しでも自分の英語スキルが上達すればよいと思い、このイベントに参加しましたが、このイベントは私にとって、ただ英語で話しただけでなく、より多くの経験をすることになりました。
 まず驚いたのは、外国人の日本語の上手さです。私のチームには二人いましたが、どちらも流暢の一歩手前ぐらいまでには上手に話せていました。「どっちでもいい」や「めんどくさい」といった自分なら英語で表現できないような日本語を平然と喋っていたので素直にすごいな、と思いました。
 チームでの話し合いも私が思っていた以上に円滑に、かつ全体的に行われました。私はこれまでも学校で SDGs 関連のグループ活動を何回か経験していますが、難しい問題であるため意見があまり出ず、結果的に一部の人しか話せず発表内容も独自性がないなんてことがよくありました。
 しかし、チームでは留学生も含め全体的に話し合いが行われ、全員が会話に参加できていました。意見が詰まるような場面もありましたが、その時は留学生が「私の国ではこんなやり方で取り組まれている」といった意見を出してくれるのでそれに私たちが「じゃあこんなふうに改造するのはどうだろうか」と言ってまたさらに話し合いを進めることができました。
 そして、その事例を基に自分たち独自のアイデアを作り出すことができました。このアイデアは日本人だけでなく外国人の視点も混ざりながら創り出された、私たちが世界で初めて創り出したものです。それだけに、私はこのアイデアで、このイベントで、賞を取りたいと、珍しく興奮してしまいました。何が原因であれほど興奮したのかは私自身がよくわかっていませんが、理由の一つは間違いなく全員で協力して努力したからでしょう。
 今後似たようなグループ活動があるなら、今回のように全員で独自性あふれるアイデアを創り出したいなと、私は思いました。

● 私はこの度、「高校生国際交流の集い 2024」に参加し、2日間に及ぶ国際交流漬けの時間を過ごしました。この集いには周辺の、国際的な教育に力を入れている学校の生徒及び留学生が参加し、2日間にわたって SDGs に関連した問題とそれを解決するアイデアをグループで話し合い、考えました。私が割り当てられたグループには留学生2名と日本人学生が私を含めて5名いて、ディスカッションを進めていったのですが、此処で一つ問題が発生したのです。それは、留学生の爆速の英語を私以外のメンバー全員が聞き取ることができていて、対して私は断片的にしか聞き取れずなんとなく相槌を打つことしかできませんでした。
 そんな時、帰国子女のメンバーが通訳をしてくれました。私は感謝すると同時に「自分の英語力はこんなものだったのか」と悔しさを覚えました。この集いは私にとって大いに勉強になったのと共に、私自身の英語力を見つめ直す機会になりました。いつでも上には上がいるということを忘れずに英語に向き合いたいと思いました。

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