9月12日(金)、「サイエンス×探究Ⅰ」の授業にて、立命館大学 食マネジメント学部の光斎翔貴 准教授をお招きし、社会課題の解決に関するご講演をいただきました。
講演の中で、次のような問いかけがありました。
『ガソリン車と電気自動車、どちらの方が環境に良いと思いますか?』
-1024x768.jpeg)
多くの方が「ガソリン車は二酸化炭素を排出し、電気自動車は排出しないから電気自動車の方が環境に良い」と考えると思います。しかし、光斎准教授は“ライフサイクル思考”という視点から、「ガソリン車の方が環境に良い場合もある」とお話しくださいました。
-1024x768.jpeg)
また、環境に配慮した具体的な取り組みの例として、食用としてはあまり利用されない魚を肥料やペットフードとして活用している事例をご紹介いただきました。特にペットフードは既に商品化が進み、安全性や実績の面でも高く評価されていることを知ることができました。これらのお話を受けて、「環境」についての考え方が変わった生徒や、将来の進路選択において新たな視点を得た生徒もいたようです。
今回のご講演を通して、電気自動車とガソリン車の比較や、食品の有効活用といった身近な題材を例にしながら、「ライフサイクル思考」という考え方を学ぶことができました。

今後は、地域課題の解決をテーマとした探究活動が始まります。今回の学びを生かし、社会課題に向き合う際には俯瞰的な視点を持ち、一つひとつの課題に丁寧に取り組んでいきたいと思います。
GLiS類型 広報担当:今北、馬殿