「西高 校長室から」No115(H31.3.29)お礼

学校生活

桜の開花宣言が全国各地で聞かれるようになってきました。本校の桜はまだ開花宣言とはいきませんが、もうすぐ咲きそうになっています。通勤途中の道路脇の桜は結構咲いていましたので、思わず写真に撮りました。

 (桜道入り口付近です)

さて、この度の人事異動で私も転勤になりました。初任者として昭和58年4月から8年間、校長として平成29年4月から2年間合計10年間この西高でお世話になりました。

 

この校長室からのブログも最後となりますので、少し所感を書かせていただきます。

「先生、姪っ子が昨年末に突然倒れて救急車で運ばれました。完治することのない重い病気で今ICUにいます」「私は西高に入ってとても幸せな3年間を送ったのに、姪っ子は、なんで、こんなのない・・代われるものなら代わってやりたい・・」こんなメールが1月中旬に本校7回生の教え子から入りました。なんと言葉をかけていいのか分からず、「いつでも話を聞くよ」とだけ返信しました。九州に住んでいるのに、何回も車を走らせて神戸に帰ってきては様子をみているようで、先日は「意識は戻っています。カツラを買ったそうです。」と連絡をくれました。自分自身を含めて健康な人は、命の重さ、大切さを日頃どれだけ意識し、感じて生活しているだろうか?自分の思うようにならないこと、思うようにできないことに不平不満をもって、親が悪い、あいつが悪い、と誰かを批判することはするのに、自分のできることを精一杯やって、精一杯生きているのだろうか?そんなことを考え、気づかせてもらいました。

昨年夏、1学期の終業式で「自分に、西高に誇りを持ちなさい」と話をしましたが、西高は素晴らしい高校です。そして、西高生は素直で、さまざまな分野で大きな花を咲かせることができる力をもっています。その力を発揮できるようにするために、限りある命を大切に今を精一杯生きてほしいと願っています。

最後になりましたが、職員、生徒、卒業生、そして保護者や地域の多くの方々に支えていただき、楽しく職務に当たることができました。全ての方々にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。  第14代校長 廣瀬雅樹

 

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